2021/8のVTuberと界隈を見てきた感想(兎田ぺこら・ラトナプティ・さくらみこ・個人Vいろいろ)

今月はV界隈を見てきた感想を一言でいえば「食傷気味」だった。胸焼け、胃もたれ、食傷気味という感想が最初に思い浮かぶ。

そのためだけではないが、Vの配信をダウナーな気持ちで見ている日が多かった。

もう1つ、今月の特徴あげるとすれば「マインクラフト三昧だった」とも言えるだろう。

  • ホロライブ、にじさんじ、個人V問わず、多くのVが3周年、または誕生日の記念配信をした。
    • 先月から、毎日が記念日のような感じなので、パーティー疲れのような感覚になった。
    • VTuberは周年記念日と誕生日の両方でパーティーを開く人が多いので、12人の推しがいれば年間24回のパーティーがある。毎月2回以上パーティーにゆくことになるが、実際にはデビュー日はかたまっており、かつ、誕生日も人為的に設定されたものが多くて、結果として、7~8月に密集してしまっている。毎日が記念日みたいな感じになる。(大手の箱では、それぞれ同時に5人前後デビューするから、そんな月と重なれば見る側もうんざりするほど忙しい。) → おそらく事務所のスタッフは無論のこと、箱に所属するライバー自身、むちゃくちゃ忙しいことだろう。
    • このままのペースでパーティーを開くなら、スタッフもライバーもリスナーも、いずれパンクするのは明らかである。ぺこらさんが2周年記念を特別な3Dライブにせず、おうち配信での振り返り記念配信にしてくれたことはありがたいものだったと思う。
    • 記念日はいくつあっても良いとは思うが、記念日の祝い方は、本来、ちょっと気取った程度の雑談配信のようなもので親しくトークする感じにするのが妥当だと思える。周年記念も誕生日も祝うべきものではあるけれど、「誰かより特別なもの」であるわけではない。本当の誕生日/周年記念の祝い方は、親しい人と集まるものだと思うから「生誕祭」と題して本人が大々的に披露宴を開くのは「祭られて当然」かのような尊大な成金趣味の如きである。 (営利企業としては、お祝いとして集金できる絶好のフェスティバルなのだろうが。)
    • 企業Vに周年記念と誕生日の両方がある事に私は疑問がある。企業Vとしての誕生日は、そのVが生まれた日だから記念日としては初配信日などが妥当ではないか。ロールプレイをしていない、あるいは実在するタレントがアバターを使っているのであれば、たとえば、デビュー時は19歳で今年21歳になった柾花音さんの8/29の誕生日は、その日を境にお酒を飲めるようになったリアルの誕生日だろう。しかし、企業Vの多くはロールプレイをしている上に中身の実在性を隠そうとしており、プライベートの生年月日を公表するなど考えられない。天の川をモチーフにもつキミノミヤさんも自分の7/7の誕生日をネタにしていたように、そのキャラクターに合わせた架空の誕生日が設定されているにすぎない。誕生日を祝いたい、祝ってほしいという気持ちもあるだろうが、架空の日を設定していることを考えると、実際は何を祝っているのか不思議な感じはある。
      • 非実在のキャラクターの設定日を祝っているのか、実在する演者の誕生日の代理として祝っているのか。Vを視聴する上での決めなければならない根本的な立ち位置を確認させられるもののように思える。ロールプレイをするタレント側は「誕生日です」としか言いようがないから、リスナーが個々人で納得しなければならないことなのだろう。
  • 今月は、ホロライブの3、4,5期生の多く+みこ先輩がマインクラフトハードコアを楽しみ、そして、よく死に、3期生5人では「ほぼほぼハードコアでエンドラ討伐」の企画をしたりした。また、どっとライブの花京院ちえりさんが今月、100日間つづけてきたマインクラフトハードコアでウィザー戦に勝利しビーコン設置までたどり着いた。これは、かなり凄い実績だと私は思っている。(この日をもって、このワールドは封印された。)
    • 幼稚園に通っていた甥っ子姪っ子が狂ったようにiPadでマイクラに遊んでいたことから、以前からマイクラがどんなものかは知っていたが、VTuberの配信、とくに、ぺこらさんの配信を2年見てきて、ようやく、自分のPCにマインクラフトを購入(3000円)して遊んでみた。
    • マインクラフトサーバーを立てるのは、めちゃくそ簡単だった。要求されるスペックもたいしたことはないようだ。ライセンスはクライアント側にあれば良く、サーバーを立てるのに別途料金は必要ない。Javaで実装されているから、共有サーバーを作るならAWSあたりにサクッとつくれるだろう。既定ではIPだけで誰でも入れるセキュリティのザルさにも驚いた。公開運用するにはホワイトリスト設定が必要だとは思う。サーバーだとコマンドはいつでも受け付けているので夜になったら/time addで時間をすすめられるのが便利だったりした。
    • ぺこらさんが面白おかしくマイクラの世界を実況しているトーク技術の高さがよく分かる。ポルカさんも、ぺこらさんのアーカイブを見て勉強しており、ぺこらさんが配信でリスナーとおしゃべりしながらトラップを建築していることに、凄いと感心されていたが、私も、より強くを実感させられるものがあった。また、ライブトークを苦手とする動画勢がマイクラを苦手とする理由も分かる。
    • 個人的には3D酔いしやすいので、たぶん酔うだろうな、と思っていたが案の定、かなり酔う。長時間はできない。ぺこらさんのマイクラや、ラトナ・プティさんのAPEXを見ていても、あまり酔わないのは、プティさん自身が3D酔いしやすい体質なので酔いにくい視点の動かし方をしているのではないか、という予想もある。ぺこらさんのマイクラが酔わないのは、ぺこらさんの動かし方が自然だということと、たぶん、ぺこらさんの表情やコメントをみている時間がかなりあるからではないか、という気もする。どうやら、マイクラの画面に見入ると酔うようだ。

改めてVに私が求めているものについて

個人のパーソナリティを拡張するための道具としてのVアバター

今月は私自身がダウナー気味だったかもしれない。

先月は期せずして2年間見てきたV界隈への個人的な思いをありのたけ吐き出せた感が、今月になってからジワジワと実感してきた。燃え尽きたような感覚にも似ている。

また、この気持ちの低さにはプライベートや体調の不調が原因でもあったのだろう。

暑さ寒さも彼岸までとはいうが、お盆前までは35度以上あった気温が、お盆の天候不順で気温24度まで下がったのは、体調を狂わせ夏風邪をひくには十分だった。

この気持ちの冷えからは、V界隈に対する自分の中の熱狂の終わりが近づいているイヤな悪寒もあった。この低調な気持ちの中で、「私がVで見たい物は何だったのだろう?」というVを見る原点に立ち返る思いがあった。

そうゆうことを改めて考える機会となったことは、良い事だったかもしれない。

すでに何度も自分で答えを出しているが、私が見たいVの未来とは「個人がパーソナリティを発揮する道具としてのVアバター」「VRを駆使しSNSとして交流するような未来像」にあることを強く実感できるものだった。

これまでVRが伸び悩んでいた理由は、リアルでできることをVRでやろうとしているからだ。リアルでできるなら、わざわざVRでやる必要ない。しかし、今でも企業は、なぜかVRをリアル寄りで運用をしたがる傾向があり、そこが残念に感じてしまうところがある。

個人VやCluster, VRChatで遊んでいる人たちの配信をみると、誰からも横やりの入らない、存分にパーソナリティを発露している様子が見られる。

この様子には企業Vを見ているときには感じない、ホッ、とする安らぎがあった。

また、たとえば、千草はなさんのホラー映画同時視聴「来る!」を見たときには、ずいぶん前の、ほかのVの同時視聴でも見たことがある2回目ではあったけれど、改めて楽しめた。

【夏のホラー映画同時視聴1】 来る (な、なにがくる…?)【Vtuber/千草はな】

やはり、見る人それぞれ違うわけなので、人によってちがう意見や反応、考察を聞きながら、その人の性格をより知れる気がするのが同時視聴の面白さでもあるだろう。

はなさんの場合は、映画が終わった後、「理解に頭が追い付かない」とエンドの意味について悩まれて、私も久しぶりに見て「???」という感じだったので、その後の考察・感想会がはじまったのも、本当に映画を見た後で、友人たちと考察を語るような面白さがあった。これがライバーとの同時視聴の醍醐味だろうと思う。

このときの、肩書きなしのプライベートで趣味に語るような空気感が良かった。

この空気感は個人勢でなければ出せないものだろう。

企業勢の配信は企業の看板の下にある、結局、言ってしまえば「仕事」であることを否定できない。フランクな話題であっても、どこか監視付きの空気感がつきまとう。

私が事務所所属のVを好きになれないところがあるのは、その活動が本人の意思とは関係なく左右させられてしまうことなのだ、という再認識でもあった。

それが、他人から力を借りている代償として他人に運命を委ねる、ということなのだろう。

私にとって、発言の独立性はかなり重要な評価点だろう、と改めて感じた。

Vの実在性の重要性

振り返れば、私がVTuberというコンテンツのジャンルを認知してから、実際に見始めるまでに2年ぐらいのブランクがある。

キズナアイなどの初期Vに夢中になっていた友人から「今VTuberにハマっている」というお薦めをもらっても、私は見たいという気持ちには全くならなかった。

強いて言えば、バ美肉(バーチャル美少女受肉)の「バーチャルのじゃロリ狐娘Youtuberおじさん」が奇抜なチャレンジをされているという印象があるぐらいで、Vアバターを使うキャストというアイディアそのものには、私には何の興味も目新しさもなかった。

それは既に、いろんなゲームなどの映像コンテンツで、俳優さんがアバター化してゲームの中でも演劇しているものを知っているからだ。着ぐるみキャストさんの技術を過小評価するつもりはないが、しかし、私にとって遊園地の着ぐるみキャストさんは、それほど興味を引かれる対象ではない。独自性などかけらもない、わかりきった存在だからだ。

いってみれば、VTuberも、そうゆう陳腐な、着ぐるみアクターが、興行主に言われたとおりに客寄せパンダ的な物珍しいパフォーマンスをしているものだという認識だった。

テレビ番組のような作られた映像を見る気はない。VRで開かれる新しい世界が見たい。映像作家さんのパターン化された脚本上にある演出など新しくない。

しかし、CyberZがステルス運営していた「流石ノルキ・ロキ」が引退直前に打ったYouTube広告により、何気なしに見に行ったルキロキの「お遊戯的MV」を見て、新しいものだという認識になった。それはルキロキの踊りがウマ下手くそだったからだ。上手すぎず下手すぎない微妙な演技が、作り物ではない、生々しさを見せてくれた。

すべてが人工的に作られている3D空間の3Dアバターなのに、そこには、たしかに作り物ではない人間がいる息づかいがあった。それが新しいものだった。

それはフルトラッキングのスーツを着たプロのダンサーやアクターが完璧に演じた映像とは全く違うコンテンツだったと思う。

同じようなことを思う人は少なくないだろう。

私は見てないが、2020年初春の、どっとライブのカラオケイベントで、なとりさんが歌詞をとちって猛烈に恥ずかしがっていた姿にキュンときたという、どっとライブファンのツイートもあった。それまでアニメの着ぐるみだからと中身について考えない(考えないようにしていた?)人が、実際にアクシデントに恥ずかしがるVアバターの様子を目撃して、中身が実在する女の子として、人格のあるものとして、本当に応援したくなる存在に変わったようだ。

私もホロライブの豊洲ピットでの1st liveは、ロボ子さんや、あるいはゲーマーズの人たちの踊りなどで、ちょっとしたミスがあったことや、機材トラブルでアドリブする時間があったことなどが、むしろ「実在性の証明」「リアルタイムの証明」になっていた。

3Dステージも3Dアバターも全て作り物だから、完璧な演技を見せることがコンテンツなのであれば、プロのダンサーに代行してもらうこともできるし、ライブではなく録画の映像を流すことだって違和感なくできる。ロボットダンスのようなキレッキレの動きをする必要があるのならばMMDで打ち込んだほうが見栄えする。

見栄え重視、完成された映像を見せたいのであれば、ダンスが得意とはいえない配信者たちに無理に踊らせる必要はない。

しかし、私が見たいのは、そうゆう完璧な映像コンテンツではない。

むしろ、ぺこらさんのガワをかぶったプロダンサーのダンス、あるいはMMDの打ち込み機械仕掛けのシーケンスなど面白さも新鮮さもない。そんなものは映像として素晴らしく完成されていたとしても、Vアバターの運用技術としては陳腐で無価値である。

すでに完璧な映像作品をつくる技術そのものはコモディティー化しているといって良い。そこには価値はなく、「できてあたりまえ」になっている。

映像だけで、魂が入ってないのなら、ただの幻影だ。なにも表現していないに等しい。

お金を払うどころか、時間を割いてまで見るほどの価値はない。

これはどのような気持ちなのだろうか、と思考実験すれば、例えて言えば、市内の高校に通う普通の男子高校生が公共施設にあるパブリックピアノで超絶上手い演奏をしているところを見ている楽しさのようなものだろう。それが、飛び入りで別の女子高校生が連弾でセッションを始めたりしたら超絶エモい展開だろう。

ネットのゲーマーの世界では似たようなことが現実に起きる。

ブイスポの花芽なずなさんと、CRのかわせさんが、実は高校時代に何度も一緒にゲームしていた仲間で、声が似ているなとは思っていたけれどお互いに気が付いてなかった話などはエモいだろう。

しかし、同じストリートピアノでもプロモーションとしてプロのピアニストが弾いていたとすれば上手くて当たり前だし、仮に連弾をしていたとしても、それは予定調和であり、超絶すばらしいセッションになるのは「あたりまえ」という陳腐なものでしかない。

(なぜ、そんなプロが市井のストリートピアノでプロモーションしたのか、という裏側の意図を感ずると、むしろ仕組まれたあざとさに不信感さえ感ずるかもしれない。)

こうして考えると、私が見たいと思っているものは、「希少価値のある=再現性のない」「作り物ではない体験の共有」なのだな、ということが分かる。

そうゆう偶発的イベントが起きえるのが、いわば統制されていないSNSメディアでの出来事なのではないかとは思う。

しかし、その反面、もし、奇跡のような偶発性を期待していたとすれば、いままで2年間、私が熱狂して見ていたV界隈というものは、ほんの一瞬の奇跡のような時代だった、と結論づけられることが、もうすぐ来るのかもしれない、という残念な予感もある。

いずれリアルイベントで踊りにちょっとミスがあったような未熟なアイドルたちも、熟練して完璧に踊れて歌えるようになったなら、それは作り物と区別がつかなくなるのだろう。

寂しくもあり、それが、受け入れるべき成熟ということなのだろう。

しかし、完璧な映像が撮れるようになって、それがライブなのか録画なのか、中身がプロのダンサーなのか本人なのか、そもそもモーション打ち込みなのか、全く区別が付かなくなったときに、私が今まで感じていたようなインディーズ的なライブ感が残っているのかどうか、実在するタレントとして見ることができるのか、不安もある。

仮に、本人たちも「私が本当に踊りました」と言っても信じてもらえるかはわからない。中身の証明が求められるからだ。(Vの中身を見せている人は証明しやすいだろうけど。)

もっとも、テレビのアイドルが激しい踊りをしながら息も切らせずに歌えるのもおかしな話だが、口パクだと言われても、それを証明も否定もする必要もない。テレビとは、そうゆうものだからだ。イリュージョンをみせているようなものだ。見せたいものだけを見せようとする世界である。むしろ、ダンスパートを録画で放映しながらMCパートで息を切らせたフリするよりは、だましていない分、まともである。

同じように「Vとは何もかもまやかしである」という路線で納得してもらう方向性もあるだろう。だが、Vは現実の制約がない分、本当にすべてを架空にできてしまう。だから、その行きつく先は、中身が誰でもかまわない、ということにもなる。たぶん、それはキャストもオーディエンスも誰もが望んでいない世界だろう。

だから、Vは、あえて、まやかしではないこと、現実の写像であることは絶対に守られなければならないラインとして設定して、客に実在性を感じさせる何かを残さなければならないのだと私は思う。

たとえば、Vの世界でジャグリングする「三珠さくまる」さんは、あえて本当のジャグリングをトラッキングしてVR空間に投影している。

すなわち、現実にあるものの写像としてのVRである。

VRの世界は仮想であって架空ではない、ということの実践例だろう。

CGであるから、Unityでオブジェクトを物理演算させて、存在しない架空のボールを計算だけで回すことだって可能だが、あえて、それをしていない。

VR技術がわかっていて、ジャグリングの技術もわかる、コアな人にだけ「本物の凄さ」がわかる、ぶっ刺さるような、特殊なコンテンツを狙っているようである。

まやかしのCGではない、という一線は、自分のポリシーとして引いている。

一般人は、そのすごさがわからなくても、なんだかおもしろいことやっているな、と思ってもらえばよい、ということなのだろう。

いままでの多くのVでは、偶然に残っていた実在性を感じられる部分、たとえば、くしゃみだったり、喉を鳴らすことを恥ずかしがったり、歌詞をとちったりするアクシデントに偶然に救われていたところがあったのだろう。

これらは本来、偶然ではなく明確に残すことが求められているのだと私は考えている。

一方で、ホロライブのアバターは、おそらく中の人の特徴をわざと少しづつ入れている予想がされているので、もともとライブ感をウリにしていただけあって「Vは現実の写像であるべき」というスタンスはもっているのではないか、という予想もできる。また、19年秋のFavricで、にじさんじの楓さんの衣装がオーディエンスの声援によってリアルタイムに変化するものだったのは、激しいダンスなどせず、ランウェイをゆっくりと歩きながら歌唱する現実性、Vでありながら限りなくリアル感を出したいといっていた楓さんの実在性の表現方法、ポリシーだろう。

現在のにじさんじで見られる、中身よりも先にRPとキャラデザが決まっている人たちが演ずるVとは種類が違う人だと思う。私は今の路線のほうが間違いだと思っている。

SNSのタレントがマス系路線をとるのは悪手であろうこと

先月にも書いたように、いま、にじさんじではロールプレイ色を強めた、ライバー一人が才能を発揮するのではなく、事務所全体でキャラクターコンテンツを作ってゆく方向性のようなものを目指しているように感じられる。

同様に、ホロライブもまた、ライバー個人のパーソナリティよりも、タレント一人の才能に頼らない多くのクリエーターたちの手の入ったコンテンツへと向かおうとしている印象がある。

おそらく、事業としてやるなら、その方向性しか収益性をあげる方法が思い浮かばないのだろう。また、タレント一人でできることしかしないのなら事務所の存在意義が問われる。所属タレントも一人ではではないことが実現できるからこそ事務所にいる意味があるだろう。一人ではできないことをやるとすれば、協業によるコンテンツづくりの方向は安直である。

だか、それはタレント個人ではない、タレント本人以外の表現者の意図が多数入っている「多人数による作られたコンテンツになる」ということを意味する。

関わる専門家が多いほどコテコテに盛られたコンテンツになってしまう。

そうゆうコンテンツがダメというわけではない。プロが全力を尽くした最高の映像コンテンツは、その表現方法に魅了されるならばお金を払ってでも見に行くべきだろう。

だが、それは私が求めているVの方向性ではない。そうゆうVアバターをプロが活用したコンテンツもありだとは思うが、私にとっては、すでに過去何年も見慣れた、CGを使った映画とかわらない。「面白くてありたまえの陳腐なコンテンツ」ということにすぎない。

私が、どっとライブの「白爪草」に興味を引かれなかった理由でもある。

もしかすれば、現在もVに興味をもっていない人たちは、以前の私のように「CGを使って、声優さんが脚本どおりに演じているだけでしょ」という印象があるからかもしれないが、だとすれば、まだVを体験していない新規の取り込みに必要な方向性は、こっちではない。

私が思うVのタレントとは、声優でも俳優でもない、新しいものである。その新しさを表現して欲しいというのが私のV界隈への願いである。

しかし、大手V企業の動向を見るに、今後は、これまでの個人主体のインディーズのような配信個人、タレント個人としての活動ではない、昔ながらの映画やテレビといった協同的コンテンツを作る活動が主力になる、コテコテ道を進もうとしているように見える。

もともとActiv8時代の旧キズナアイや、旧Unlimited時代のゲーム部といった類いは、作られた架空コンテンツ路線だったかもしれないが、それとは別方向で、最近の大手V企業(とvSinger系の企業)は、Netflix, AmebaTV, dTVチャンネルなど、そういったネットで配信しているテレビ番組的コンテンツの方向性を考えているのかもしれない。

そうなるとYouTuberというSNSメディアを使う「個人配信者」ではなく、「普通の芸能タレント」になる、ということでもあろう。成功するかどうかはわからないが、チャレンジしようと考えるのは当然の選択肢だとは思う。

個人Vでも、その方向性を狙っている人もおり、たとえば、桜月花音さんは以前から声優になりたい、とは語っていたが、その真意は「Vの桜月花音として声優になりたい」とのことだった。中の人が声優デビューして桜月花音と平行活動したいわけではないとのこと。

おそらく、アズマリムさんも同様な考え方をしており、Vという一人の存在として、さまざまなことにチャレンジ、活躍したい、と考えておられるようだ。

それは非常に興味深いチャレンジだと思うし、当然出てくるだろう方向性だと思う。

(鹿乃さんは、そうゆうつもりではなかっただろうが、結果的に、そんな形になったと思う。)

また、すでにイラストレーターや声優、歌手として、現実にタレント活動している人のVアバターであれば、タレント業が忙しい場合は、Vとしての配信頻度が下がるのは当然のことであり、それはファンとしても織り込み済みである。どちらの活動も独立したものである。

もし、個人Vが、こうした今とは別のタレント活動をはじめた場合でも、現在のチャンネルの性質はかわらないだろうから、さして問題とはならないだろう。(たとえば、鹿乃さんのように個人用と仕事用になるだろう。)

しかし、すでに仕事として企業に所属しているVタレントが、業態変更的に、この協同的コンテンツの方向に進むなら、そのタレントの性質そのものが変わるのではないかと思う。

故に、私は、この方向性には懐疑的である。

もともと全部自分でできるアーティストやクリエーター系V以外の人は、外部の絵師さんやモデラーさんとの協同が不可欠なコンテンツであり、福島のせんのいのりさん、福岡のよかとさん、あるいは新潟のがたひめさんなど、ローカルVTuberは、タレントと、それを支えるスタッフが作るコンテンツとしての特色が良くでている。ただ、これらは小規模であり、手作り感があり、それが個性になっているようでもある。

現在の、にじさんじやホロライブは、もともとは個人配信者のためのプラットフォームを作ろうとしていたため、事務所に所属していてもライバー本人の配信活動が主体となっており、ローカルVや中小企業Vよりも、むしろインディーズに近い生主らしさがあった。

だが、2021年の現在は、いまの大手2大V企業は、タレント事務所としての方向性に舵を切っており、個人が繋がるSNSツールという大枠を取っ払う、「既存のタレント事業」という業態になるつもりなのだろう。

そのときに、今感じているようなSNSツールを使うインディーズゆえの偶発性の面白さがなくなって、かわりに「多人数で作られた予定調和のコンテンツ」となったとき、それに私が心奪われることになるかどうかは、正直、可能性は薄い気がする。

この不安感、いずれ来るだろう残念な気持ちが、私の視界の向こう側に見え始めている。

これは杞憂しているのとは違う。ただ、そうなったら残念だな、という気持ちである。

(正直にいえば、今月のダウナーの気分の中には、いずれ来る熱狂の終わりを感じてしまって、想像だけで、勝手にしょんぼりしている部分はあるとは思う。まだ相手の気持ちが変わった事実はないのに、勝手にお別れの空気を読んでいるメンヘラ感があるな、とは自分でも思う。)

たとえば、事務所所属にはならないで欲しいな、と思っていた真白まゆさんが事務所に所属されて喜ばれていたが、個人Vとしてデビューして個人の力でどこまで成長できるのかを見たかった私としては残念に思う。しかし、本人にとっては事務所の力を借りて大きくなりたかったのだろうから、それは別に悪くはない。望む方向性の違いだけである。

にじさんじではバラエティ番組「レバガチャダイパン」や今月のお昼の企画だっだ「にじヌ→ン」などの企画バラエティは、バラエティとして良い出来だと思うが、私は個人としては、ほとんど興味をそそられなかった。

そもそもテレビのバラエティをつまらないと感じているからYouTubeを見ていたような私のような人間にとっては、こうゆう作られたコンテンツは退屈なものになっていたと思う。

今後、このようなテレビ・バラエティ風のコンテンツを増やすつもりなのであれば、私がVを見たいと思う理由が減ることになる。

もちろん、どんな配信をしようが、単に私が見ないだけで良い話ではある。ただの方向性の違いである。

テレビ・バラエティみたいな番組をYouTubeでも見たいと思う人もいるだろうし、実際、「にじヌ→ン」の同時視聴者数は多かったから、そうゆうコンテンツが増えることは意味があるのかもしれない。

だが、多人数で作る協同コンテンツは典型的な労力集約型産業であり、たくさんの人の労力を必要とする。それは自分一人の時間がなくなることを意味する。

すでにテレビに力を入れた結果、YouTuberとしての活動がおろそかになってしまった、水溜りボンドさんの実例もある。

VTuberを見始めたばかりで、VTuberという業態を知らない人、まだ知ろうとしていない人にとっては理解しにくいことかもしれないが、つまり、「仕事/出演が増える」=「配信が減る」関係にある。知らないひとには「そんなバカな」という感じだろうが、視聴者がテレビとネットとライブを同時にみることができないと考えれば逆も真だということだろう。

ネット、テレビ、ライブ、どれを重視するかによって、その人の目指す方向が分かる。

しかし、有名になりたくてライバーをしている人にとってテレビやライブの誘惑は強いはずだろう。そうゆう将来予期される損失が、私にとって残念に感ずる部分だろうか。

この点については、久しぶりの「いわながちゃん」さんの配信でも、もし今後、VTuber業界でジャニーズのような大型事務所ができた場合、いまVTuberを好きで見ている人にとってはの望まないような、違うものになるのではないか?そもそも、それを言ったら2017,2018年にVTuberを見始めて当時、ブッ刺さった人たちにとっては、今の状況も違うものになっているのかもしれない。みたいなことを言われていたが、まさに、そうなのだろう。

【Vtuber・雑談】9999999億万年ぶりの雑談(8/24)

(ちなみに、この配信では、新しい分野を切り開くコスパの悪さと先行ノウハウのメリット、努力の意味と評価についての考察なども面白いものだったと思う。個人的には、ある程度やってみて「分かった気になって、こんなものかと満足して見切りをつけてしまう」のが私の思考の悪い癖だということを思い出させてくれた、良い配信だったとも思う。行く末に不安があっても、成果が出なくなっても、信ずる道を続けられるかどうかが強さなのだろう。また、一人焼き肉には行きたくなった。)

ソニーミュージックの提唱する「VTuberも人間だ」というコンセプトは現代的だと思うが、2016年の古代期にあった「VTuberは人間ではない」というコンセプトを信じていた、信じようとしていたから無邪気に楽しめていた人もいたと思う。

たとえば、ぺこらさん100万人記念のママコラボで「ぺこらさんにも家族がいて、家族が仲よさそうで、自分は家族との関係がよくないから自分が惨めに思えた」というような感想ノートもあったことからも、あえて人としてのバックボーン、家族関係、現実の人間らしさがみえないことで現実逃避的に空想を楽しめていた人もいたのだと思う。

(これは少年漫画やラノベなどで、意図的に家族などの背景、とくに父親との関係が描かれない理由でもある。日常に抑圧されている少年にとって、現実を感じさせるものがあると、夢はたやすく萎える。出せる家族関係は、遠くにいて自分に関わってこない「マッチョな父親」か、自分を貶めない「非実在妹」のような愛玩的マスコットぐらいであろう。これが少年向けコンテンツの特性だと思う。)

VTuber界隈は、これからも大きくなるだろうから、求められるもの、受け入れられるものが変わってゆくことは予想される。

ファンが増えることとマス系を目指すことはイコールではないこと

ファンが増えることと、V事務所が、ジャニーズのような大型事務所となってマス系を目指すべきかというと、それはイコールではないだろう。

もともとネットでの人気のつき方はマスメディアのものとは違う。

マスは限られた資源をメディアと事務所とタレントがシェアしあっている構図である。選ぶ側には選択の自由がないから、必然的に、特定のものだけが注目されるように出来ている。

一方でネットは無限の空間と無限の作家/タレントがいて、視聴者は自分の好きなコンテンツを自由に選ぶことができる。

だから、現実の書店では置いてもらえず日の目を見ないマイナーな本でも、ネット書店なら細く長く売れるわけだし、口コミだけでバズったりする。逆に、広告会社が従来の方法でプロモーションしても大人気になるように誘導することも難しい。ネットに広告を出しても、思うような効果がないと思う者は多い。(逆にゴリ押し感で失敗することも多々ある。)

それはネットの時代になってミリオンセラーというものが無くなったことでもわかる。

テレビ系のメディアも、こぞってネット配信の有料放送に参入したり、タレントもNetflixの独自企画の番組に出演したりテレビ離れをしているが、その結果、タレントの活躍の場所は増えたが、昔のように特定の人だけがスターになってミリオンになるような世界からは、ますます遠ざかってゆく。

また、テレビ番組的なコンテンツは、そもそも、SNSで活動するタレントの目指す方向ではないだろう、という確信もある。

YouTuberとテレビとの相性が悪いことは、しばしば言われている。

その本質は、先に述べたように、テレビが複数人による共同作業による作り物であることに対して、YouTuberは本人がすべて自前で作っている独立性の違いなのではないか、と思っている。

これは「立派なコンテンツが求められていない」というわけではなく、ネットの視聴者は「放送作家や演出家など作り手が分かる感のあるコンテンツ」が見たいのだろう。

とくにV界隈では、Vは中身が見えないからV本人にかわり製作者側が姿を見せなければならない、という話をXRエンターテイメントのマウイDがされていたと思う。

また、Vでも動画勢よりもライバー勢が好まれている現状は、動画編集による作為的なコンテンツよりも、生の隠されていないリアクションが好ましいと思われているからではないか、と想像している。

つまり、YouTuber/Virtual YouTuberを好んでいる人は、テレビのような工業生産的に作られた一方的な鑑賞用コンテンツよりも、個人が自主的に作成している、個人の色が濃く出て、リスナーとの距離の近いアドリブ的・インディーズ的(独立的)なものを好むのでは無いか、という仮説が立てられる。

また、テレビ番組の手法では、SNSという双方向メディアの性質を損なっている。

初期のVブームをけん引してきた動画勢が衰退傾向にあり、新たに参入してきた演劇系Vのほとんどが伸び悩んでいるのは、本来のSNSメディアの特性、リアルタイム性を生かそうとせず、一方的に映像を垂れ流すようなマス系のコンテンツを作るような運用の仕方をしたためではないか、と思う。

初期動画勢Vは、テレビでいうところの一発芸人のような、新奇さ、奇抜さで一瞬だけ関心を集めた感じになってしまったのだろう。テレビは、半年~1年で芸人を使いつぶしても番組が面白く盛り上がれば番組・局・制作会社としても大成功である。

だが、ネットではチャンネル=タレントだから、一過性で使い潰す路線はとるべき手法ではなかった。あるいは、最近になって、もともとプロジェクトとして期限を決めて活動をしていたことを明かすVも何人かおられたが、つまり、それらのVは、タレントとしてではなく、一過性の使い潰し前提の番組コンテンツと考えられていたということだ。しかし、それではファンが納得できないだろう。

一言でいえば、テレビ的な番組の作り方はネットでは通用しない、と思える。

YouTuberに求められるのは自分もできると思わせることではないか?

“知恵袋の質問で、大食い系のYouTuberは食べた後吐き出しているらしい、詐欺だと書いていたので、宇宙に行く映画(実際には行ってない)みたいなものだと思って見たらよいのでは? と提案したら、映画は詐欺ではないと返ってきた”

大食いとは、そもそも胃の中に入れてしまえば消化するかどうかは問わないので、上から出そうが下から出そうが問題ないものだが、ここでいう「詐欺」というのは、口にいれて食べたふりをして吐き出していた、ということを言っているのだろう。

ちなみに、もともと「大食い」は命をかけたチャレンジであった。江戸時代では町人同士の決闘は両者とも罰せられてしまうため、勝負ごととして大食いをしていたそうである。水や醤油の一気飲みや大食いの結果、命を落としてしまった人も少なくなかったようである。最近でも、おにぎり丸呑みチャレンジで喉を詰まらせ生配信中に命を落とされた女性生主さんもいるので、近くに医療班のいない大食いは安全ではない。絶対に気軽にやるようなものではない。その意味で「吐き出していた」のは安全な番組作りとして正解である。

テレビ番組であればヤラセは当たり前で、公開生番組もテレビショッピングも台本のない番組など存在しない。素人にマイクを向ける街頭インタビューでさえ「こう言ってください」と事前にお願いされる。番組の素材になるものしか求められないからだ。(筋書き程度のラフなものしかないことはあるが、逆に、細かに模範解答まで書いてあるものもある。)

テレビに限った話ではなく、YouTuberでも動画勢であれば、見所のある部分だけを切り抜いているわけだから厳密にはリアルではない。面白い絵がとれなければ、とれるまで頑張れば良いだけのことだから、動画勢が面白い動画になるのは当たり前の話である。

欲しいリアクションがとれなかった場合でも、たとえば笑っているシーンを差し替えるだけで欲しい笑いさえ作り出すことが出来る。編集すればなんでもアリである。

リアルの寄席を面白くできるのはタレントの才能だが、テレビや動画を面白くするのは編集の手間暇をかけるだけの話である。(だから動画は高コストになる。)

だが、世間的にはYouTuberの世界では、作り物ではないことが、とても重要視されるようだ。仮に、おもしろい動画がとれるまで1000回チャレンジしていたとしても、実際に本物の映像をとったという事実があれば許される。だが、面白い動画を作るためにシチュエーションを作ったり、編集で誤魔化したりしたなら許されないのがYouTuberなのだろう。

自分でもできるだろうが、実際には出来ない、というようなものを見たいのがYouTubeのコンテンツなのだと思う。いわば「自分もやれる」と思わせるところに魅力がある。

YouTuber、VTuberそのものに憧れる人が多いことが、その証左であろう。

また、しばしばゲームの耐久配信などでは併走するリスナーも多いのも同じ理由だろう。

だから、騙しはアンフェアであり禁物なのだと思う。

こうゆう文化があると仮定するならば、テレビ番組の手法をネットに当てはめるのは筋としては最悪であろう、とは思える。

ネットのタレントがテレビに出るメリットについて

テレビの視聴者はネットの視聴者とは違うタイプだろう。テレビは受け身のコンテンツであり、ネットは自分から探しに行かなければならないコンテンツである。視聴する態度は真逆といって良い。

だから、すでにネットを視聴しようという「受け身ではない態度」になっている、そういったネットに入ってきている視聴者をVファンとして引き込む方向性が正規ルートだろう。

むしろ、テレビ視聴者に迎合するような形にあわせても、結局、テレビの視聴者にとってはテレビから離れる理由にならないからYouTuberの視聴者増にはならない。

別の見方をしても、テレビは例え全国ネット局でも全国放送で見られるわけではないし、海外は絶望的である。一般人が思うほどは本質的に沢山の人に届くものではない。テレビに出演するということは、正確にいえば「あまり興味もなく、だらだらテレビを見ている人に漫然と見られる可能性がある」という程度の認識が妥当であろう。そうゆう人たちは、少し関心がもったからといって、そのうちテレビを見ていれば、また出てくるだろう、程度の気持ち以上にはならない。だからYouTubeの視聴者増加には直接はつながらない。

(そんなものがあるのだな、くらいの認識は持ってもらえるようになるだろうけれど。)

そもそも日テレV-Clanのようなテレビ局の企画で視聴者がテレビからネットに流れるようであれば、それは企画として失敗である。テレビからネット視聴者を逃がさないようにするための企画なのだから、ネットの視聴者が増えないことのほうが成功だといえる。

だから、本質的にYouTuberがテレビにでるメリットはほとんどない。

とはいえ、最近はテレビ局も電波だけでなくネット配信にも力をいれており、中京テレビやテレビ新潟21といった地方局では、電波に乗せるほどのものではない地方のイベント中継や地域紹介をYouTubeでVTuberを使ってネット配信したりしているので、完全に敵対関係というわけではない。

テレビ側からネットを有効利用/活用しようと考えるのは自然なことである。

テレビに出るYouTuberにとっても、ふだんネットをみないような親戚にも見てもらえて、自慢できる点はイイネ、というような話はされているから、その程度のメリットだと思えば良いのだろう。

どちらかが優れている、という性質のものではない。性質が、まったく違うものである。

ただ、1つ明らかに不自然なことがあるとすれば、テレビを主に活動するVアバターを使ったタレントが未だにいないことだろう。

テレビで活動するVはYouTuberとは呼べないしファンの基盤も違うものとなるだろうが、技術的には同じVタレントではあるだろう。

だが、そういったVタレントが、2016年のVブームから2021年の現在まで、テレビ界に誰もいないのは不自然ではある。流行り物にあざとく乗るはずのテレビ業界が乗ってきていない。

それは、Vタレントが人気だとしても、その人気の本質はYouTuberと同じく「面白い動画を作るためにシチュエーションを作ったり、編集で誤魔化したりしたなら許されない」という、テレビ文化が通用しない界隈での人気だと分かっているからではないだろうか?

結局のところ、テレビ業界ではVタレントの活躍の場は求められていない、ということではないかと思われる。

(しかし、vSigner路線である、杏仁しずくさんは、サンミュージックの所属タレント一覧でベッキーさんらリアルタレントたちに混じってリストされているので、そうゆう事例がないわけではない。Avex系のまりなすや、キングレコード系の焔魔るりさんなど、vSinger路線は、すでに成功を収めているClariSの路線と大差ないだろうから、まだありえる。ギャザリングの柾花音さんも近いものがあるだろう。また、もしかすれば、これからソニーミュージックがVEEでやろうとしている事かもしれない。)

Vであるかどうかは、もはや関係なくなっているだろうこと

Vのファン層を広げるのであれば、テレビを見ている人たちにアプローチするよりも、すでにネット視聴者になって、例えばヒカキンさんなどを見ている人のうち、まだVを視聴していない人たちにアプローチするのが正しいだろう。

それは実際に成功しつつあると思う。

ホロライブには海外勢がかなりついているが、これは日本で活動する芸能人よりも海外に名を知られているといって良いのかもしれない。例えば、ぺこらさんの配信のチャットコメントにも「ぺこちゃんの配信でヒカキンを知った」というリスナーもいた。おそらく、日本人ではありえないだろうが、海外ニキであれば十分にあり得る話である。ヒカキンさんはYouTuberだから海外の人にも全編みることはできるが、日本のテレビにしか出ていない芸能人は海外の人には見る機会は、ほぼ皆無であろう。

また、最近では、にじさんじでは、叶さん、葛葉さんの躍進が著しい。

先月、ひまちゃんは、にじさんじのNo.2ではなくなるだろう、と書いたが、そもそも先月の時点で、すでにNo.4だった。委員長も、ひまちゃんも、叶・葛葉さんに抜かされていた。

(ひまちゃんの伸びが低下した理由は配信頻度が下がったことによるのは確実だろう。)

SocialBradeの4人の登録者数チャートを雑に重ねてみたが、

これは2021年にはいってからの急激な伸びである。どうして、これほど急激に増えたのか、AnyColorで二人の露出が増えるような特別な活動をさせていた印象は無い。

また、女性ファンが急増した、というわけでもないだろう。

ただ、最近でも二人とも配信に精力的であり、ここ最近ではAPEXをしっかりと配信されていた印象がある。配信モンスターとも呼ばれる、APEX配信が非常に多い、勇気ちひろさんとのコラボ切り抜きが個人的には印象深いが、あのあたりから人気が上がってきたのかもしれない。配信頻度という面では、数字が伸びる前提条件はクリアしていた。

おそらく、男性Vが受け入れられる状況に、ネット環境が変わってきたのだということなのだろう。

そもそも、Vであるかどうかは、正直、もはや関係なくなっている可能性がある。

私は主に女性Vばかり見ているが、YouTuberとしていえば、ほとんど男性しかみていなかった。そもそも女性YouTuberは女性向けコンテンツが多いから当然だとは思う。

本来であれば、同性のほうが余計な気兼ねなくリラックスして楽しめるものが多い。

いままでV界隈は女性Vが圧倒的に多く、アニメオタク系のリスナーを引き込んだために女性Vが好まれていた部分はあるだろうが、本来、男子中高生であれば、男性配信者にシンパシーとライバル意識を燃やすのが普通だろう。

それはVにも言えたはずである。

リスナーが自分もなりたいと思えるものがYouTuber/Virtual YouTuberだからだ。

ヒカキンさんも今月にLive2D社からVアバターを作ってもらってVTuberデビューされていたが、ヒカキンさんを見ているような普通のYouTuberリスナー層にもVが受けいれられるような状況になりつつある。もしくは、もう、なっているのかもしれない。

というよりも、VであるかVでないかは、あまり気にされなくなっている感じがある。

たとえば、CRカップを楽しんで見ている人は、葛葉さんや渋谷ハルさんがVであるか、そうでないかは全く気にしていない可能性が高い。

むしろ、プロゲーマーもアバターを使うようになっているから違いなどなくなっている。

今後、そうゆうファン、視聴者が増えてゆくだろう。

だとすれば、今の大手Vが進めているアイドル路線や、昔ながらのVのようなロールプレイ路線というものは、もう時代にそぐわない古いものになっている可能性がある。

昔は、それが売れ筋だったかもしれないが、すでにトレンドに逆行しているかもしれない。

プロゲーマーやヒカキンさんたちアバター勢との差異として、昔ながらのキャラクターRPをVTuberのウリにする生き残り戦略なのかもしれないが、結局、そんなことをするより普通のYouTuberのような飾らないフラットな活動が一番ウケる予想はできる。

たとえば、今月の「おめがシスターズ」さんの「コロナワクチン体験レポート」は、YouTuber的であり、Vに関心がなさそうな世代にも見てもらいやすかったと思われる。

【副反応】ワクチン2回目は壮絶でした・・・

「両親と3人で、おめシスさんの配信を見たが、『参考になった』と両親が言っていた」というコメントもあった。

Vが、ある程度、現実をスポイルした容姿やキャラ設定をもつことは、気負わずに楽しく配信できるギミックのようなものだと思う。配信する側のメリットが大きい。しかし、いままでVはアニオタに刺さっていたかもしれないが、これから増える人たちは、そうではない一般の人たちだ。アニメキャラであるかどうかは関係なくなるのだろう。リスナー側から見た場合に、VにキャラクターRPを求めている総人口は、実は、それほど多くない、と予想する。


なりきり/ロールプレイ/シチュエーションボイスの受け止め方について

私は、いろんなVのボイスを、しばしば購入しているが、実のところ「シチュエーションボイス」は苦手である。それほど好きなわけではない。

そもそも、Vのロールプレイも同様である。

似たようなことを思っている人は、もしかすれば少なくないのかもしれない。

この件については、こんにゃく先生と天曰ひよさんのツイートから解答をもらえた。

こんにゃく先生も「シチュエーションボイスが苦手」と話をしたところ、天曰ひよさんより「その子が真剣に考えて何回も練習している様子を想像すれば苦手意識はなくなるかも?」という答えが寄せられていた。

まさに、それだな、という腑に落ちた回答だった。

私がシチュエーションボイスを好きになれないのは、その人のパーソナリティなりを知っているつもりになっている人から、演技を披露されることに対する、「意味のわからなさ」だろう。シチュエーションボイスを、どのように受け止めればいいのかわからなさがある。

たとえば、仮に女性VがJK彼女のシチュエーションボイスをしていたとして、おじさんは高校生の彼氏になったつもりで聞けばいいの?という、いたたまれなさがある。

だが、「観劇している」という立ち位置になることで、声の演技を評価できるようになる。

「良い演技だ、情がこもっている」という謎の評論家気取りのポジションになれば、その行為の意味がわかるようになる。

私がVのロールプレイをメタな視点で評価するのは、結局、同じ理由かもしれない。

相手からロールプレイを向けられても、こちら側が、その気になれないのだ。

しかし、一方で、天曰ひよさんさんは「シチュエーションの雰囲気に入り込みたい人にはオススメできない方法」というような注意書きされてはいた。

先の例でいえば、自分が彼氏になる想像を楽しみたい、楽しめる人もいるのだろう。

むしろ、そうゆうつもりで女性Vもボイスを真剣に作っているはずだろう。

それを楽しめないのなら、そもそも、どうしてシチュエーションボイス買っているの?という話である。

Vのボイスは稀に通常配信では聞けないレアな声が聞けたりするという面白さもあるけれど、それは買ってみないと分からない。私にとってはスパチャより還元率の高い、記念品ももらえる応援方法の1つという感じである。

実際、それほど満足度は高くないから、最近は、あまりボイスは買っていない。

また、私はVのロールプレイを「あー、はいはい」という感じで流しているが、あまりくどい擦られ方をすると、うんざりはする。個人的にベストだと思うのは「17歳教」みたいに「オイオイ」とつっこむまでがお約束(プロトコル)なものに昇華されることだろう。

こう考えると、ボイスのシナリオって重要だな、とは改めて思う。わずか数分のうちに、視聴者を、その世界観に引き込んで、自分が登場人物であるかのように錯覚させるような、意識の誘導ができるようなシナリオが求められている。

残念ながら、そうゆうシナリオは、まだ出会ったことはないのだが、基本的に真正直にリスナーに語りかけるようなシナリオでは無理があるのだろう。

最初はリスナーが傍観者として情景を思いうかべていたら、いつのまにか当事者だった、という流れで聞いてみたい感じがする。

(意図的ではないかもしれないが、私はラトナプティさんのASMRで、プティさんが同世代に語りかけるようなささやき声雑談をききながら、うとうとしていたら、いつのまにか自分が20代だったころの気持ちで聞いていて、意識が覚醒したときに過ぎ去った時間の虚しさを感じたことはある。望んだわけではないが、そうゆうことが実現できることはわかる。)

ロールプレイとは演ずる側が勝手に演ずれば良いものではなく、受け手側が演技に乗ってくれる心境になれることが不可欠なのだと思う。

ちなみに、ホロライブ3期生エヴァMADは、しばしば「本家超え」みたいなコメントもされることがあるが、声優さんと決定的に違う点があるとすれば、声優さんはマイクが割れないようにセーブした熟練した演技であり、ぺこらさんの悪態や悲鳴、るしあさんの咆哮は、本気のリアクションである。つまり、気持ちとしては本物の声だから、本家超えと感じる人がいたとしても当然と思う。

【MAD】ホロライブ3期生吹き替え版エヴァンゲリオン初号機VS第4の使徒


自分の中の正解をもつメリットとデメリット

私のV評価基準

自分の心の置き所、立ち位置、あるいは行動するための方針のようなものを決める上で、自分の中での「基準=正しさ」というものは必ずあるだろう。

私の場合、正しさとは無駄な労力を割くためのものであると感ずる。

V界隈に対する、私のここ最近の基準としては

  • 個人のパーソナリティを拡張するツールとしてVが発展する方向性が望ましい。
    • 一部のタレントだけでなく、だれもが等しく活躍できるものであること。
    • 演者だけでなくオーディエンス、リスナーも参加する双方向型であること。
    • 個人の生き様が感じられれば尚よし。(←これは私の個人的な趣味。)
  • 故に、強いロールプレイは害悪である。
    • とくに、ライバーの個人のパーソナリティが表出される性質と、強いRPは、相反・矛盾する無理筋な組み合わせである。
    • ただし、中身が透ける程度の弱いRPや、面白キャラ設定は、Vアバターを活用した表現の幅を広げる効果があるから、むしろ望ましい。
  • 故に、演劇系に見るべきところはない。
    • ただし、演劇系を否定するものではない。
  • 故に、事務所は必要悪である。
    • 本質的にはSNSメディアで活動するYouTuber/VTuberは一人で全部できる。仕事の分担でビジネスパートナーを設ける以上のメリットはない。
    • 個人を縛る関係である以上、個人のパーソナリティが発揮できない側面もあるが、個人の力を超えて活躍の場が得られる場合もあるので、一長一短ではある。
    • 個人を縛らないのであれば、事務所はあってもなくても良い。
      • しかし、どんな縛りがあるかは運営方針などが見えないと分からない。
      • マネージャーやビジネスパートナーがいたほうが活動はしやすいのは確か。
    • ステルス運営は最悪である。

という感じにまとめられる。

2年間見てきて、現時点では、これが私のVの評価基準であった。

また、実際に視聴するかどうかは、これに「本人の才能(タレント性)」があるか、つまり、見て面白いものであるか、ということは当然にある。

この条件をすべて満たすようなVというのは、だいたいクリエーター系Vぐらいしか当てはまらないのだが、基本的には、この条件にあわないVは視聴する価値は低いものとして、見るのは後回しにしている。

世の中には沢山のVがいるので、自分の条件にあわない活動をしている人を見る時間があれば、自分に合う人を追った方が良い。

とはいえ、現実には、上記にあてはまらない企業Vの人たちもよく見ている。

とくに、兎田ぺこらさん、さくらみこさん、本間ひまわりさん、トラナプティさん、は条件に当てはまりにくい企業勢Vではあるが、「本人のパーソナリティ」と「タレント性」の両方が抜群だからよく見ている。

単に「個人的に気に入った人たちだから見ている」といって良い。

(ちなみに、物述有栖さんは、にじさんじ所属だが、私の中では準個人勢である。そういう感じの事務所内個人勢的な人は他にも何名かおられる。)

演劇系Vの評価方法が変わったことについて

ただし、この条件の中の「演劇系Vは私が見たいと思うものではない」という認識は、もしかすれば間違いだったかもしれない、という気づきが今月得られた。

今月の第4回 XR勉強会で、VR演劇をされている方の登壇があり、VR演劇のメリットについて語られていた。

08.21 ◤xR with Anything Meetup #04 ◢ #xram81 #cluster

VR演劇は、以下のメリットがある。

  • 現実の舞台は借りるのに、けっこうお金がかかる。VR空間では機材の初期投資や技術が必要だが、物理的に会場を借りるコストはなくなる。
  • 演者がリモートで集まれる。
  • 衣装も自由で、どのような人種、性別、年齢の役にもなれる。

という、演ずる側のメリットが沢山ある。

また、現在は、まだ観劇に耐えるようなクオリティではないので「お遊戯会」としているとのことだが、その「お遊戯会」という部分が私のツボにはまった。

私が演劇系に価値がないと判断したのは、プロの脚本家、演出家、アクターが演ずる舞台を見たところで、完璧な作り物ができて当たり前だから、Vのパーソナリティの発露にもなんにもならない、という認識だったからだ。

だが、実際に演劇を行う人の個人が見える、作り手が試行錯誤している様子が見えるならば、それは非常に興味深い観察対象になる。

それは、先の「シチュエーションボイスは作り手が頑張っている様子を想像したら?」というアドバイスと同じものだろう。

もともと観劇とは、そうゆうメタを楽しむ部分を、もともと備えているものだ。

だから役者の演技はもちろん、舞台セット、小道具のクオリティ、照明や音響の演出などの批評でもりあがったりする。

事務所に対する評価法が少し変わったこと

私は以前からSNSメディアは一人でできることが前提のメディアだから、事務所など必要ない。あっても良いが、なくても良い、という立場であった。それは現在も変わらないが、もう少し、考え方深まった気がする。

事務所にもいろいろあり、ナナカグラさんや鹿乃さんの所属しているインクストゥエンターでは何の縛りも無い自由なV活動をされているように見える反面、一人でいろいろやらなければならないものと推察される。たぶん、事務所は制作には何も関わっていない。なので、私の中では、実質的には個人勢である。

あるいは、事務所に所属していても、個人勢的なスタンスを貫いている一匹オオカミ風の人もいる。こうゆう人たちは、事務所はあってないようなものだと思える。

また、先月あたりに、福島のローカルVTuberである、せんのいのりさんの事務所「合同会社未来区」を調べたときは、いのりさんというVを作り上げるために必要なクリエーターさんたちの一覧がきちんと明らかにされており、それが、むしろ手の内を明かしているかのような潔さを感じさせるものだった。ツイートでも、新しいLive2Dアバターを導入したが、エモーション切り替えが沢山あるからフットスイッチを導入します、みたいなアナウンスが制作者側から出ているところなど好感度が高い。

この感覚は自分でも意外で、今月になって、私が事務所を信用するかしないかの基準は「作り手の姿が実在して見えるか、見えないかの違い」なのだ、ということに思い至った。

考えてみれば、キミノミヤ&大蔦エルさんのXRエンターテイメントという事務所を信頼できるのは、Vの演者だけが表にいるのではなく、マウイDら裏側の制作者側が実際に仕事をしている様子がツイートや配信を通じて分かるからだ。(たき火配信は良かった。)

制作者が見えること、これがネットのコンテンツにとって不可欠な要素なのだろう。

運営方針が見えるとか、責任者の名前、顔写真を明らかにするとか、そうゆうことも重要だが、運営している人の仕事ぶりが見えれば、運営方針などは自ずと明らかになることである。

逆に、私がステルス運営を醜悪なものだと感じていたのは、ウソをつかれていること、本当は運営が糸を引いているのにタレントが自発的に動いていたように見せていたことの美人局的、八百長的な欺瞞への嫌悪感もあるだろうが、そもそも論として「責任をもって作っている様子を見せない人間を信用できないから」という、もっと単純な理由だったのだと気が付いた。

ステルス運営をしていなかったとしても、やっていることを隠していたり、作り手を明らかにしなかったりすれば、結局は信用ならない。逆に、手の内がはっきり見えている事務所は、大小を問わず、たいした嫌悪感もない。


自分の正解とは違う現実を聞くフラストレーションについて

自分の立ち位置、指針を明らかにする上で、自分の中に正解を持つべきだとは思う。

だが、その正解は自分の中の正解であって、世界の正解、他人の正解ではない、ということは努々忘れてはならないのだと、本当に思う。

今月は、ちょっとイラッとした切り抜きもみた。

ホロライブの白銀ノエルさんが、リスナーから「どうやって表情を写しているのですか?顔に機械をはりつけているのですか?」というような質問に対して、「え、実写だよ。」と答えをはぐらかしたところには、私はイラッとくるものがあった。

メタい話が嫌いな人もいるだろうし、そうゆう人への配慮も必要かもしれない。しかし、「サンタクロースは、本当はパパなんだよね」「ハハハ、なにをいっているんだい?パパはサンタさんじゃないよ」と、答えをはぐらかされるような、うんざり感がある。もう答えは分かっているのに、答えを教えてあげない意地悪さとでもいうのだろうか。

たぶん、中学生ぐらいなのではないか?表情を読み取っている何かがあることまでは感づいているのだから、もう少し言い方があっただろうと思う。

Vによっては「iPhoneのARKitだよ」とか「Facerigだよ」と正直にサラリと答える人もいるし、無難だけど正解にたどり着ける「魔法のカメラ」という言い方をする人もいる。これなら、わからない人にはわからないままだし、わかる人にはピンとくる。

ノエルさんにとっては、このレベルのメタ発言は禁止だったのかもしれないが、私にとっては、ちょっとした失望感はあった。(そのあと「正直な話、カメラで上半身しか写してないから」というヒントは出されていたようではあるが。)

だが、ノエルさんが悪いわけではないのは明らかである。

現在、Vは2万人いるわけだから、それぞれのVによって、ロールプレイの深さが違うだけの話である。人によって正解は異なる。

そもそも、先月のラトナプティさんの雑談配信中のアンケートで、Vのオーディションを受けた、もしくは受けたいと思う人の割合が14%近くいたことからもわかるように、自分がV側になろうとおもっている人はリスナー側にも相当数いる。

YouTuberは小学生のあこがれの職業だが、中高生ぐらいになればYouTuber/Virtual YouTuberというものは、自分でもなれるもの、という共通認識があるのだろう。

かれらは当然、Vがロールプレイをしていることなどわかっているわけだし、自分も、いずれ何かのロールプレイをして配信しようと具体的に思い描いているだろう。

ノエルさんがヒントをくれなかったとしても、答えにたどりつくことは難しくない。

Vがプライベートを切り売りするのは醜悪に感ずる人について

今月、ツイッターをみていて「Vはプライベートを切り売りしている醜悪なコンテンツのように感ずる、良くないものだ」という人がいた。

ここでいうVとは動画勢のことではなく、Vライバーのことだろう、と思う。

その気持ちは、たぶん、その人の「若さゆえの感覚」ではないか、と私は推測する。

自分が醜悪なものに感ずるから、それを批判する、というのは間違いだろう。それは、単に自分が幼くて、カラシやワサビが嫌いだ、という子供の味覚と同じであって、自分が不快になるから嫌いだ、というのはokとしても、自分が受け付けないからワサビ、カラシは悪いものだ、と一般化するのも違うだろう。その人の味覚、感覚というだけの話である。(さすがにフグのピリピリ感が好き、という人については私は同意しかねるのだが。)

しかし、表現者というものは自分の内側から溢れてくるものを表現するから、その人の内側の発露に他ならない。アーティスト、クリエーターというものは、そうゆうものだろう。配信者、とくにライバーと呼ばれる人たちは自分自身のパーソナリティが一番のウリになる人たちだから、当然に、その人の個人の性格が強く表現されるべきものだろう。

そもそも日本式アイドルは、未熟なタレントが頑張って才能を磨いてゆく過程を応援することそのものがコンテンツである。それはスポーツ選手にもいえて、努力して才能を磨いてゆくからこそ応援できるものだろう。

それをプライベートの切り売りと感ずるかどうかは、自分自身が、それをプライベートと感ずるかどうか、にすぎない。

努力する姿はプライベートであり、大会や公演で活躍する姿はパブリックである、という考え方もある。そうゆう売り方が望ましいと思うアスリートやタレントさんもいるだろうし、逆に、頑張っている姿もふくめて応援して欲しいと思う人もいるだろう。ハードボイルド作家なら、生真面目な私生活は表に出さずにおきたい、という人もいるだろうし、純文学のように自分の体験を小説化する人もいる。(しかし、純文学といえども、実際に体験されたものとはいえない。実際のところ、かなり盛っていると思って良い。たとえば、森鴎外の「舞姫」は自分の体験をベースにしているが、主人公ほどかっこよいヒロイックな体験ではない。個人的には、文学とは、そのくらい気取っていて良いと思う。)

しかし、プライベートをオープンにすることは、いつでも、だれでも良いというわけではない。たとえば、それほど親しくもなっていないうちに、他人からクソ重い過去をカミングアウトされても、カミングアウトされた側が困ってしまう。

相手も困惑させてしまうことがわかるから、重い話しほどプライベートにしまっておくことになる。世間一般のプライベートの基準は、一応あるとはいえるが、プライベートと考えるかどうかは一人一人違うものである。しかし、一般的にいえば、些細なことでも秘密にする人は、他人を信用していないのだろうが、しかし、逆に信用もされない事になるだろう。

そこそこオープンにしている人のほうが、たぶん、人気もあるし信用もされるだろう。

その距離感、開示感というのは、とくに思春期の自意識が高まる時期には、どのくらい開示して、どのくらい秘密にするのかの調整にすごく悩む。

これはライバーさん自身も感じていることだろう。

一ノ瀬うるはさんが何だったかの配信中にサラリと「最近悪夢をよく見る、知らないおじさんに家に押し入られてくる悪夢をみた」というような話題を出されていたが、これは典型的な若者が見る夢だろう。私も昔よく見た。これは、表には出していない、いろいろな秘密を他人に知られてしまうことの恐怖心だといわれている。(たぶん、それだろう。)

しかし、本人が悪夢を見たことを自分のリスナーに伝えていたのは、居心地の悪い夢ではあったけれど、それを明らかにする必要がある、もしくは明らかにして良い、という感触はもっていたのだろう。

それは正しいと私は思う。

思春期のころは過剰に自意識を持ちやすいから、適正に自己開示するべきだ、という夢からのアドバイスみたいなものだろう、と私は考えている。

裏側でもロールプレイすることはやめてほしいというまっとうな意見

V自身が、自分の思うVのあり方と違うことに苛立ちを表明している人たちもいた。

自身もVであり、かつ、依頼を受けてVアバターを仕立ててくれるクリエーター系Vさんが、自分に連絡してくるVさんのDMの文言に苦言を呈されていた。

Vによっては「~~なのにゃん」とか「拙者○○で候」みたいな猫や忍者・侍のロールプレイそのままでDMを書いてくるような人たちがいるのだという。それはやめてくれ、普通に現代日本語で話してくれ、とのことだった。

以前、メイド喫茶で「にゃん」をつけ忘れて先輩に叱られたとき、「わかったにゃん」と言ったらさらに叱られた話もあったが、ロールプレイするべきシチュエーションは、相手が、それを求めているときだけに限られる。ロールプレイ=演技なのだから、相手が演技に乗ってくれなければ場が成立しない。ロールプレイは相手の同意があって成り立つものである。

真面目な契約の話をしているときまでロールプレイ(=おままごと)しないでくれ、というのは、まったく正しい意見だと思う。

求められていない意見は内心に留めるべきだろうこと

一方で、自分の中の正解を他人に当てはめるべきではないと思えるケースもあった。

自身もV準備中の人が、ほかのVの活動をみて「こうすれば売れるのに」「プロモーションがへたくそだ、もっと〇〇したほうがいい」と、自分の中の正解からずれていることに、もどかしさ、フラストレーションを感じているようなツイートも見かけた。

自分がデビューできたときには、存分に自分の正しいと思うプロモーションを発揮されると良いね、とは思うが、他人にまで自分の正解を強いるのは違うだろう、とは思う。

相手の失敗事例と成功事例を観測しながら自分の糧にすれば良いだけだろう。

しかし、Vに限らず、じつに、いろんなジャンルの、それなりの経営者的な立場な人が、わりと頻繁に自分の目線から何が正解なのかのご意見コメントをしていることはみかけるので、一家言もっている人が自分の意見を表明するのは、ごく普通の感覚ではあろう。

そうゆう、いろんな経歴の人たちから、それぞれ、どのようにすれば正解に見えているのかを聞けることは、私は非常に有益で興味深いと思う。それがツイッターなどを眺めている楽しみでもある。私は少し気に入ったなら簡単にツイッターをフォローするのだが、世間の話題が変わると「へぇー、この人は○○○派だったのに、この件では○○○なのか」みたいな思わぬ意見の相違などを体感する。ある面で私と同意見で、ある面で私とは反対意見になることも多いが、それが普通というものだろう。

だが、意見が違うからといって、求められてもいない反論を相手に送るのは無意味と思う。

昔はメーリングリストで自分と異なる意見をみつけたら、どうして、そのような意見になるのか議論したくなる気持ちが強かった。それは自分の答えに自信がなかったからだろう。実際、ほとんどの場合で、私の不見識だったりすることが分かった。むしろ正解に自信がある分野では議論する気にもならない、と気付いた。

相手に請われてもいない正解を教えるようなことは無意味である。

ただ、議論をふっかけた未熟だった当時の私に「なるほど…、その点については○○○について調べてみるとよいかもしれないね」というような、やんわりとした正解を教えてくれた先達には、答えそのものも、そうゆう答えの示し方を教えてくれたことにも感謝している。

また、本当に自分の知らなかった正解への道筋を知ることができたから、議論をふっかけて良かったとも思っている。何も言わなかったら、たぶん、ずっと遠回りをしていただろう。

【ホロライブ切り抜き/獅白ぼたん】ししろんが不安を煽る杞憂民について語る

ししろんが、自分の配信に対して「こうすればもっと良くなるはずです」という「謎のプロデューサー目線のご意見コメント」をもらったことに対して「あんた誰?運営じゃないだろ」みたいな不満を表明されていた。

こうゆう意見は、獅白ぼたんさんだけが貰うわけでは無いだろう。企業V、個人V関係なく、ファンが数名以上ついているライバーなら、ほぼ全てもらっている気がする。

どうしてリスナーが、こうゆうコメントを書きたがるのかは、それは応援しているからだ。

自分の期待を、ししろんに投影している。教育パパ・教育ママになるような保護者的な気持ちになるのは、自分ができなかった夢を相手に託しているからである。

同接数を気にしているのも、自分の応援しているスポーツチームが良い成績がとれかどうかに一喜一憂しているファン心理そのものである。

真剣に応援すれば、チームの状況を分析して、どうすれば良くなるだろう、みたいなことを考えてしまう。それは、まっとうなスポーツ観戦の楽しみ方の1つであり、スポーツ新聞などが選手や監督の采配にたいして辛口論評したり絶賛したりしている楽しみ方と同じである。論評そのものがコンテンツとして売れる。それだけ需要があるということだ。

ただ、普通の人は、よほどのことがないかぎり、相手に投書したり電話をかけたりするようなことはしない。そうゆう立場ではないことは重々承知しているからだ。

だが、ししろんは、「運営じゃないのに意見するな」的なコメントをされていたが、運営だったら素直に意見を聞けるのか?といえば、おそらく否だろう。運営から「最近、○○○○が流行っているから、これらを推してゆきましょう」と提案されても、それが自分のためにならない、あるいは意見が異なる場合もあるだろうし、それが必ずしも正解というわけではない。漫画家が編集者の提案に従って作品をだめにしてしまうケースも実際に散見されるから、運営なら意見してよい、というような単純な話ではないだろう。

むしろ、ししろんは、自分の正解がはっきりと内側にある人だろうし、そこが芯の強さの本質のように感じられる。性格的に他人に意見されることは好きではないのだろう、と思う。

「素直にやってほしいゲームを言ってくれれば良いのに」といわれていたが、一方で「嫌いとかのコメントだったら無視するか消すだけだし」とも言っていたので、率直なネガティブ意見の表明は聞くつもりはない、ということも同時に言っている。

そうゆう人だということはファンにもわかっているだろうから、このコメントを書いたファンの心理としては、やってほしいゲームがある、というよりは、その人にとって停滞感のある現状に苦言を呈するコメントをオブラートに書いた結果が、謎のプロデューサーコメントになってしまっただけではないか、とも思える。

ここ数ヶ月で、ようやく5期生をみはじめて、当初思っていたことと違うことがあるとすれば、5期生はデビュー直後に10万人以上のファンを獲得して、それまでの3~4期生の人たちとちがって、だれが自分のコアファンかわからず、ファンとの距離間がつかめていない問題があるのではないか、と仮説をたてていたが、5期生は、そもそも3~4期生とは違う人たち、もともとマス系へのプロ指向の高い人たちが採用されていたのではないか、という点だろう。

それは活動にも現れていると思う。

現時点で、私がよく見ている、ぺこらさん、わためさん、みこ先輩、トワ様、にじさんじでは、ラトナプティさん、および、テレビ女優にはなったことのある物述有栖さんでも、まだインディーズ路線だと感じる。もともとライバー/生主であり、みこ先輩も動画コンテンツからライバーへの転身でもあり、生主の路線をベースとする人たちであり、今の段階では、まだ協同での番組作りよりは、自分の才能一本で勝負しようとしていると思える。

一方で、にじさんじの委員長、ひまちゃんは、すでに個人配信はオマケであり、AnyColorの企画、マス系の仕事をすることが一番に求められる路線に入っているのが実態と思われる。ちょっと寂しい気持ちもあるが、これがインディーズバンドがメジャーデビューしたときのファンの気持ちみたいなものなのだろう。祝福すべきと思いつつも、素直には喜べない気持ちだろうか。

最近、白銀ノエルさんは少しインディーズ寄りではなくなっている印象があったが、晩酌配信の中でマズローの5段階欲求説をひいて、衣食住から自由になるためにお金が必要であり、今は集団への帰属欲や承認欲が満たされている。自分は、その上を目指しているところだ、と話されていて、なるほどなー、それで空気感がかわったのだな、という理解はできた。(ノエルさんは、もう一つの平行活動で存分にインディーズとして活動されているから、ホロライブでは、そうゆう路線を取る必要がない、ともいえるのだろうけれど。)

また、ホロライブ5期生、とくに尾丸ポルカさんは、もともとの考え方として、ライバー路線や、インディーズっぽさを重要とは考えていないように感じられる。

たとえば、尾丸ポルカさんは、動画勢V的な、3Dフルトラでのスタッフの協力のもとテレビ・バラエティ的な番組を自分でシリーズ化されている。

【ポルカの伝説】マネージャーとスタッフのリークが止まらない!?

また、スパチャ読みなどのファンとの交流の機会を重要視していない様子もうかがえる。

ポルカさんは、生主、ライバーとしての活動よりは、おそらくテレビ的なバラエティ番組づくりをするコンテンツを求めていると思われる。ポルカさんの指向性として、もともとテレビ番組的な鑑賞用コンテンツをコテコテに作ってゆく、マス系タレントに憧れていた人なのだろう、とは想像できる。(どっとライブの花京院ちえりちゃんも、似た感じはあるが、現実にはファンと一緒に企画している点が、ライバーらしくもある。)

たしかに、そうゆうテレビ的バラエティ番組を求めている人は実際に沢山いると思う。それはファン歴が浅い人ほど、ガヤガヤしたコラボなどを見たいという意見をしがちで、コアなファンほど、しっとり雑談配信を望むような関係の違いと同じだろう。バラエティ動画はライト層には手っ取り早く受けるコンテンツだろうと予想できる。

(また、こうゆうライトな層は、自分が意見しても通らない、聞いてもらえない、テレビ視聴者と同じ、相手からは見られていない、その他大勢の一人だという立ち位置だと考えている人が多い印象もある。なので、ファンという自覚もないし、通りすがりに乱暴な言葉を使う人もライト層に多いと予想している。日頃からタレントからファンとして見られているとは感じていない、人間関係が成立していないのだと思われる。)

おそらく、5期生全体として、もともとラミィさんもマス系のタレントを目指したことのあるような自分のポリシーのあるプロ系の人なのだと思うが、今のところYouTuberとしてはインディーズとしての立ち位置のほうがメリットがあるという判断なのではないか、という印象はある。現時点では、かなりファンとの双方向性を重視しているように見受けられる。(ねねちはよくわからない。)

ぼたんさんも、自分への謎Pコメントを無視もせず、はぐらかしもせず、正面から意見を交わしたのは、自分でコンテンツを作っているインディーズらしい立ち位置だと思う。(ぼたんさんはマス系タレントというよりは、プロゲーマー路線だったのかもしれないが。)

とはいえ、あらためてホロライブのメンバーの路線を見直すと、5期生だけがプロ志向というわけではなく、0期や1期も、おそらく、もともとは、そうゆう路線を狙いたかったが、ホロライブの知名度的に時期尚早だっただけで、むしろ、たまたま私が見始めてハマった2~4期の時期、0期の、みこ先輩や星街すいせいさんがライバー勢へと転向を望んだ時期だけが配信者(YouTuber/ライバー)路線だっただけなのかもしれない。

自分のスタイル、信条に合わない人に対する苦言

Vは、2年以上前から「バーチャルキャバクラ」とか、水商売的なあぶく銭が稼げる界隈だ、みたいな言説が流布されているが、これはV界隈、あるいは日本に限った話ではなく、海外でも、若いセクシーなお姉さんのライバーにお金を投げるのは、普通にみられる現象のようである。V特有ではない。

ただ、桐生ココ会長のように稼ぐ人は珍しいだろう。また、ココ会長がキャバクラ的な稼ぎ方をしたのか、といえば、違うような感じもある。時代に刺さった面白いコンテンツだからファンが熱狂した、というところだろうか?

しかし、今月、「生活費をクラファンしないで欲しい」「赤字で頑張っている人が多いのに、そうゆうことをするからV界隈が簡単に儲かる、いかがわしい界隈だと思われるのだ」という苦言をツイートしていたVママの人がおられた。

なかなか妥当なご意見だとも思うし、しかし、目くじら立てることでもないでもないのでは、という感じもある。

たいていの個人V、あるいは企業Vでも専業でVをやれている人は少ない。

ホロライブ、あるいは、にじさんじの売れっ子さんたちは専業でやってゆけるだけ稼げているだろうが、大多数の個人Vは兼業Vである。

配信してもスパチャが、それほどもらえるわけでもなく、動画再生数も多いわけでもない。企業から案件をもらえるわけでもない。

「Vやっている=儲かっている」という図式は全く成り立たないが、一部の成功事例が誇張された結果、V界隈は楽に儲かる、という印象がついてしまっていることには、もどかしい思いがあるのだろう。

そんな中で、Vが生活費を含めたクラウドファンドを立ち上げたことに、さすがに、どうなってるの?という苦言を申し立てたくなるのは分かる。

やってることは乞食じゃないか、業界の品位を貶めないでほしい、という憤りみたいなものではないか、と思う。

では、配信で「生活費に困ってます、援助おねがいします」といって「これでおいしいものでも食べてね」「洗濯機の足しにしてね」と投げられたお金と、クラウドファンディングで「これで生活費の足しにしてね」というお金に違いがあるのか、というと、違いは無いのではないか?

投げられたスパチャは運営費にだけ使うべきだ、というストイックな考えもある人もいるだろうが、もらったお金をどう使おうが、それは本人の自由である。

そもそも専業Vであれば、生活する上で必要なお金も、食費も交通費も交際費も、ぜんぶ、もらったお金から出すことになる。

兼業Vであっても、もっと良い配信がしたいから、もらったお金は配信機材に回したい、という人も少なくないだろうが、副業としてお金が欲しいからVもやっている、という人もいるだろう。

仕事としての兼業Vであれば、当然、そうゆう考えも、まっとうなものだといえる。

逆に、そうでなければ「やりがい搾取」みたいな、仕事できることが幸せ、配信できることが幸せ、みたいな本末転倒なことになってしまう。

日本のアニメーター、クリエーターが低賃金なのは、根源的にいえば、こうゆうストイックさが美徳だというような意見が出てくるところにあるのだろう、という予想もできる。

そうゆう意見が幅をきかせた結果、まわりまわって自分に入ってくるお金も絞ってしまっているのだろう。

だから、この意見は、個人が思うのは勝手だけど、他人に言うようなことではないのだろうな、という感じもある。


奈羅花さんのこと。(無駄遣いにファンは苦言を呈するべきか?)

新しい推しキャラに重課金されたこと

深夜、マイクラで遊んでいるときに、たまたまツイキャスで奈羅花さんの通知が来た。

なんだかんだで、奈羅花さんにはYouTube配信を見るよりも、ツイキャスを偶然リアタイすることのほうが多くて、1ヶ月ぶりぐらいに聞いてみたのだが、眠れないからツイキャスする、という話の中で、最近、「あんさんぶるスターズ!」にハマって300万課金して貢献している、という話をされた。

推しに重課金していることから、自分はダメ男に惹かれてしまう性格っぽいから、リスナーのみんなは、奈羅花が男を作ろうとしたら全力で止めてくれよ、みたいに頼んでいたが、それを言ったら、現時点で、すでにヤバいだろう。

300万とサラリと語っていたが、たぶん、本当なのだろう。

自分の稼いだ金を何に使おうが自由ではあるけれど、使い方としては普通ではない。

すでに止めてあげたほうが良いのだと思える。

そのお金は、ライバーとしてデビューしてから1年半の間、こうゆう推し活のために溜めてきたお金だという。もちろん、ASMRなどのマイクなどのためには別に溜めているから活動には心配しないで、とは言われていたが、ここで1~2ヶ月で推し活貯金を散財したことには、かならず意味・理由がある。

この行動の直前には激情があったであろうこと

今月、偶然にもAI系の研究をしている人のYouTube動画で、「心の役割とは何か、感情の役割とは何か?」という、かなり尖った研究をされているものをみつけた。

ここで、心の役割、感情の役割とは、「行動を起こすためのトリガーである」という定義をされていた。

感情は行動の判断材料だから、感情のピークは行動の直前である、など含蓄がある。

実に興味をそそられる研究だった。

逆にいえば、このような奈羅花さんの極端な行動にいたるまでには、おそらく、かなり激しい感情が起きていたのだろう、と想像できる。否、AIの研究家の話など出すまでも無く、極端な行動をとった人が感情的に混乱していることは、だれでも容易く予想できるだろう。

それも、かなり心が荒むような悲しい感情だっただろう、と予想できる。

また、推し活貯金というのも疑わしい。

将来現れる推しのために貯金していた、という話だが、先月あたりのツイキャスの時点では、あんさんぶるスターズ!ではない別の何かに普通にグッズを買って普通の推し活をされていた話をしていた。(メモをとっているわけでもないし、大した話でもないと思っていたのだが。)

この一ヶ月ぐらいの間で、なぜ、年期の入った古参勢も沢山いる「あんさんぶるスターズ!」などというコンテンツに突如として300万も重課金しようなどと思ったのかは不自然ではある。

たぶん、この300万円は、もともとソシャゲガチャ用などという、あぶく銭のつもりではなかったのだろう。

普通に考えて、そのような貯金をする動機など考えにくい。

ぺこらさんは堅実に貯金しているし、みこ先輩や、ころね先輩も、母親に車を買ったり、入院費用を出したり、愛する家族のためにお金を使っている。わためさんも、まだまだ先のはなしだし、曲づくりの活動資金も必要だが、いずれ家族のために家を買いたいという話もあるようだ。

女性ライバーは堅実な人が多い。女性ライバーにかきらず、女性はお金を貯める習性があるのではないか、と思う。それは将来が不安だったり、いずれ愛する人ができたときのためのお金にしようと、巣作り・巣ごもり積み立てのようなものをする習性があるように思える。

結婚相手には高い年収を求める一方で、自分も溜めているのが女性の生態のようである。

(どんな女性であっても、そうゆう習性があるから、結婚詐欺師に狙われるのだろう。)

ソシャゲ推し活などではなくて、そうゆう漠然とした将来のための「幸せ夢貯金」だったのではないか、と私は勝手に想像している。

将来現れる推しのための貯金とは、そうゆう意味だったのではないか、と思う。

それを、わずか1ヶ月程度で使い切った。それは自暴自棄に似た感情なのではないか、と思う。それは決して生産的な行動ではない。自分を磨くための行動でもない。だれかの為になる行動でもない。誰のためにもならない。だから、自暴自棄なのだと思える。

夢貯金に意味がない、その夢を捨てたくなる、あるいは夢が叶わないと知った、という絶望があったのかもしれない。

同時に、奈羅花さんは、数ヶ月前、失明にいたるかもしれない眼病を患い、リスナーからの忠告で眼科にいって手術をすることになった話があったと思うが、その眼病が悪化して、また手術をうける必要がでてきたという。しばらくFPSのようなゲームはできないがマイクラはできるというので、日常生活に深刻な影響はなさそうではあるが、やはり目の病気というものは不安感が強いものだ。目からの情報に頼るものは非常に多い。

そうゆうところでも、不安が極度に膨らみやすくなる部分があったのかもしれない。

また、この重課金は「推しのためにはなっている」という意見もあろうが、はたして、そうだろうか。昔から、ずっと憧れていた推しに何かの記念として大金を送るのは、熱狂的なファン心理としてはありえる。だが、あんさんぶるスターズ!を選んだのは、手近にあったソシャゲを適当に選んだだけで、課金の仕方も黙々と天井まで廻しているだけのようだ。

奈羅花さんは、こうしたニワカ推し活することで、精神が安定したから推し活は重要だ、みたいなことを言っているが、300万円を浪費することで精神を落ち着かせるのであれば、ストレス発散のためにショッピング中毒になっている依存症患者と変わらない。

そうでもしなければ心が落ち着かなかったのならば、そもそも、すでに心に大きな不安や抑うつを抱えているといって良い。心に苦しさを持っているのなら、ガチャで気を紛らわせるよりも、私は精神科や心療内科に相談するのが良いと思う。

お金を捨てたかったのかもしれないこと

あるいは、お金を捨てることそのものに意味があったかもしれない。

私は300万円をゲームに課金できるほど余裕があったことなどないが、納得行かない会社に辞めたい気持ちがあったとき、休みたかった元旦も出社させられて、元旦出社の特別手当として帰りに金一封の封筒をもらったことがあるが、こんなものをくれるよりも休みをくれ、と捨てる気持ちで神社の賽銭箱に投げた経験がある。

あとから同僚の話では、中身は1万だか2万だか、それなりに妥当な日当分ぐらいは入っていたようだが、私にとっては捨てる以外に使い道の無いお金だったと、あらためて思えた。賽銭箱に捨てて正解だったと思う。

それと似たような気持ちだったのかもしれない。

稼いだお金が無意味、無価値に思える、忌まわしきものに思えるような、そうゆうイヤな経験を、この1~2ヶ月の間に経験させられてしまったのかもしれない。

また、300万円は推し活貯金を溶かしたものだ、という話を聞いたときに、一瞬思い出したのは、御伽原江良さんの引退だった。

お金が大好きで、にじさんじにいれば今も人気者として稼げていたはずだったが、最後には、スキャンダルもないうちに、すべてのアーカイブを消して痕跡もなく、ボイスの再販したら事務所に殴り込むとまで言って、スパッと去られていった。

にじさんじにいたことが本当に無意味だったと感じてしまったのではないだろうか。

恋も人生も楽しみたい普通の女の子が、企業Vのロールプレイを守ってファンとの間に一線を引いていれば、いずれこうなるだろう、とは思う。

ここにいても夢は手にはいりそうで何も入らないところだった、と気が付かれたのだろう。

その後腐れの無さ、すべてを捨てて去ってゆく姿には、潔さもあっただろうが、アーカイブも何もかも残さないところに、存在そのものを否定したい願望もあったのだろう、と思う。

(ちなみに、著作物は書籍にかぎらず音声や映像コンテンツであっても、本人が引退しようが死去されようが、その著作物を複製して販売した場合には、相応の取り分が印税として支払われなければならないし、そのための契約が事前に結ばれてなければならない。逆にいうと、出演している、すべての権利者の同意と配分率が決まってないと過去のコンテンツは再版もできない。映像コンテンツは要するに権利ビジネスである。2010年ごろから、音声や映像コンテンツに関わったタレントとの連絡がとれず再版許可の確認ではない場合は、代行機関に印税を納めれば再版できるようにはなっている。タレントは浮き沈みの激しい界隈だから、無名のタレントは10年もたつと業界から消えて連絡先もわからないことがある。現在のアイドルなど、まさにそうなるだろう。そうゆうタレントは自分が出演しているコンテンツが再版されたことを知った後から代行機関から追加の出演料をもらうことはできる。ただし、相手任せの取り分計算が妥当であるかは定かではない。そもそも権利まわりはタレントには不利であり、NHKにかかわる制作会社の一部は独占的に優位な立場を利用して現役で起用しているタレントに許可をとらずにボイスを用途外利用することがまかり通ったようではあるが、これに苦言を呈する業界人がいないような業界はある。漫画家と出版社が仕事仲間であると同時に権利を奪い合う敵同士でもあるように、タレントと事務所も同じ関係である。知らない人は笑い話のように聞いていたかもしれないが、御伽原江良さんが勝手にボイス再販したら殴り込むと言及したのは決してありえない与太話などではない、本物の牽制であろう。)

奈羅花さんの、いまの状況は、それに近いものがあるのではないか、という少しの懸念もある。幸いなことは、ASMRマイクなどの貯金は崩しておらず、配信活動をつづける夢までは絶望していないことだろうか。

本人は気丈に振る舞っているようだが、その行動からすれば、良い状況ではなさそうではある。栞桜さんとは古い関係だったようだし、少しは知っているライバーさんではあるから、ちょっとは気がかりではある。


今月はマインクラフトの配信が充実していた印象が強い

今月は、いろんな配信があったが、私の中では、マインクラフトのハードコアが非常に印象深い。

花京院ちえりさん100日目到達ウィザー戦勝利しビーコン立てる(8/12)

先月、97日目でエンダードラゴンの討伐に成功していた。

私が、アイドル部を見ていたころは、ちえりちゃんはマインクラフトは好んでおらず、ちえりちゃん自身も語っていたが、初心者マイクラであった。ただし、ちえりちゃんらしく相当に事前に学習してきており、ハードコアのプレイ中も慢心せずに注意深く慎重さを発揮されておられた。装備もしっかりとエンチャントして、ポーションもたくさん準備して、戦略もしっかり立てての勝負だった。マインクラフトは性格がでるとは良く思うが、慎重な、ちえりちゃんらしさが出ていたと思う。

97日でエンドラ討伐に成功したあと、過去の拠点の再訪とエンド探索したあとに自殺する/たぶん死ぬみたいな話をしていて、それは勿体ないなぁ、とは思っていたが、今月のラストはウィザー戦の初見勝利から平和の象徴であるビーコンを設置して、ワールドの凍結で終えた。もしかすれば大型バージョンアップがあったときに再び冒険をするかもしれないが、100日目の完全勝利で、この世界は封印する、ということとなった。

大成功だろう。とても良いエンディングを迎えられたのではないかと思う。

私が見たことのあるライバーさんのマインクラフト配信で、そもそも一回も死なずにウィザー戦に勝利するところまでたどり着いた人は見たことがない。ほとんどの人は序盤のケアレスミスで死ぬし、今月はベテランが挑戦してもエンダードラゴン討伐のよいところまで行ったけれど勝利には至っていない。マイクラベテラン勢10人以上が、夏休み中のチャレンジとして期間も短くエンチャントなどは省略していたこともあったかもしれないが、結局、エンドラ討伐には到達できてなかったから、まず100日無事冒険つづけられたこと、かつ、勝利できたことには、これはすごい実績だといってよいと思う。

さくらみこさんのハードコアチャレンジ

ホロライブでは、今月、3, 4, 5期生を中止に、ハードコアチャレンジする人は何人もおられたが、0期のさくらみこ先輩だけは、かなりの本格的にエンドラ討伐を目的としたソロのハードコアに何度も果敢にチャレンジされ、短期間で、かなり良いところまで行っている。

運に恵まれていないわけではなく、やはり警戒心が切れたときに死ぬ感じではある。性格がよく出ていると思う。

また、かなり真剣に挑まれているマイクラ・ハードコアもそうだし、マリオカート大会練習の1位耐久などからの本番当日の大会での覚醒の流れなどをみると、すごくライバーらしい、配信者らしいチャレンジをされている。

みこ先輩は、本当にライバー適正の高い人だと思う。

#3【 Minecraft Hardcore 】ハードコアで夏休みを生き残る!🌻 みこのなつやすみ~おわらない全ロスとの戦い~【ホロライブ/さくらみこ】https://www.youtube.com/watch?v=1FXhj4qFOf0&pp=sAQA

2回目のハードコアでは、ネザーゲートが完成して

#9【 Minecraft Hardcore 】ハードコアでエンドラ挑戦!🌻 みこのなつやすみ~おわらない全ロスとの戦い~【ホロライブ/さくらみこ】

クリエイティブでエンドラ討伐の練習と、必要なものが何であるのかの感覚をつかもうとされていた。

#最終回【 Minecraft Hardcore 】ハードコアでエンドラ挑戦!🌻 みこのなつやすみ~おわらない全ロスとの戦い~【ホロライブ/さくらみこ】

【 Minecraft RTA? 】はじめてのエンドラRTA挑戦にぇ!🔥~ハードコアリベンジに向けて~【ホロライブ/さくらみこ】

【 Minecraft 】ハードコアでエンドラ討伐リベンジ耐久【ホロライブ/さくらみこ】8/29

まかのんのライブが始まったので、みこちの配信は切って、まかのんのライブに集中していたのだが、ライブが終わったころにはブレイズロットも集め終わっているのではないかなー、と思って見に行ったら早々に死んでおられた。

最後のシーンは、ブレイズロッド13本取れて、急いで帰ろう、もうここには用はない、といわんばかりに急いで戻る途中にウィザースケルトンにやられていた。慢心というよりは、帰ることばかり考えて「心ここにあらず」だった印象である。相当に悔しそうではあった。

また、その後の分析で、いろいろ装備・準備不足で、松明も足りておらず暗かったため、ウィザースケルトンに気が付くのが遅く、呪い攻撃をうけたあとにパニックになって適切な行動がとれなかったことなどを反省されていた。

5期生のハードコア

5期生もマイクラのハードコアを楽しまれていたが、何度か死亡したあとは、無理な冒険をせず、エンドラ討伐などは目的とせずに、まったりスローライフに路線を切り替えて、とにかく生き残ることにチャレンジされていたような感じではある。

ぶっちゃけいえば小さな石の家をつくって、草刈って麦畑作ってしまえば、あとは冒険もせず、村との交流・交易もせず、毎日寝て起きての生活だけのマインクラフトで何日もすごせる。あたかもリアルな平凡サラリーマンの日常を見ているかのようである。

それでは面白くはないので、ポルカさんは動物を探しに、ラミィさんは釣り堀建設など、ちょっとした日常を彩るようなものを求めていたようでもあるが、これも本人たちの指向性が出ているようで興味深いものだった。

【Minecraft】ハードコア生活に挑戦!何分生き残れる?【雪花ラミィ/ホロライブ】

ネザーは、やはりマイクラになれていないと危険が多すぎるようではある。

【死んだら世界爆破マイクラハードコア】動物たちとスローライフ #4【尾丸ポルカ/ホロライブ】

慎重というよりは、危険を避けるような楽しみ方をされて生き残っていたが、やはり危険に対する対処方法が経験不足な感じではあった。

3期生の「ほぼハードコア」エンドラ討伐チャレンジ

ぺこらさんがエンドラ討伐の複数人コラボをしたい言われていたが、そのメンバーとして3期生全員での参加という企画になった。

3期生は、デビューしてすぐに旧サバでマインクラフトを遊ばれていたようである。(現在は遊ぶことはないが、ワールドは残っていて、みこ先輩などが少し前に訪問していた。)

当時、すでに3期生以外は現行サーバーに移動していて、3期生だけが旧サーバで遊んでいたようである。

(ホロライブでは1ヶ月の同期以外とのコラボをしないスタートアップ期間を設けており、IDもENも同様なルールである。ID組は現サーバでマイクラを遊び始めたがJP組とのコラボは1ヶ月待つことになった。EN組は専用のサーバーが立てられている。これは練習用とかではなく、現ホロサーバとポータルでつながったあとも使い続けるもののようである。ムーナさんもID専用サーバーを準備してもらっている話をされていた。IDにもJPの夏祭りのような地域性のある企画ができる、インドネシア色の強い家などが並ぶホームタウンとなるものが欲しいようである。)

このあたりの時代で、3期生はエンドラ討伐を協力していた思い出話などが語られていた。

知っている人には懐かしい話なのだろう。

私は19年9月から、ぺこらさんを見始めたので、その時代はリアタイしておらずアーカイブも追っ手はなかったが、ときどき話には出ていたと思う。

私が、ぺこらさんの配信を見始めたのは、たまたま見ていたライブ配信で、襲撃イベントの村人からのお礼が麦の種だけで腹いせに村人の家の屋根にマグマをかけて燃やしていたりしていたあたりである。

(ちなみに、本間ひまわりさんを見始めたのも、マイクラの宇志海いちごさんの作った墓所のトラップにはまって死んだ、ひまちゃんのリアクションの良い切り抜きを見て、ひまちゃんを見ようと思ったりした。抜群のリアクションの良さ、いままで見てきたような商業コンテンツでは絶対に見られない素の感情の表出感に、ひまちゃんというよりも、Vライバーのコンテンツが絶対に素晴らしいものだという直感をうけた。私はもともとマイクラというゲームが特別に好きなわけではないのだが、Vライバーのマイクラ配信を見ていると、その人の性格、いろいろな場面での選択基準、感情の表出、リアクションが良く現れるので、とても配信向きと思う。)

【Minecraft】3期ハードコアに向けてラジコン、フレア先生に教わる【ホロライブ/宝鐘マリン・不知火フレア】 8/16

マリン船長はマイクラではあまり遊ばない人である。だから、マリン船長がARKにハマったのは意外に感じた記憶がある。今回は、ベテランのフレアさんにレクチャーをうける形でマイクラの安全な動き方について学んでいたようである。

実際、本番では、この二人だけが最後まで1回も死なずに行動できていた。

残りライフがあるということで、本番は二人でネザー探索を担当されていたので、二人とも危険地帯にいかなったわけではない。ハードコアでは慎重さが一番重要だということがよくわかる。

【Minecraft】初!エンドラ討伐しよおお!エンドポータルどこやろか!【潤羽るしあ/ホロライブ】 8/18

るしあさんは配信熱が最近高まっているようで、マイクラでも意外な才能を発揮されている。ネザーやエンドは初体験することばかりだったようだが、すごくドキドキ・わくわくしている様子が伝わってくる。とても楽しまれている様子が伝わり、見ていて満足度も高い。

また、ネザーやエンドの経験がないだけで、マイクラの世界そのものはベテラン級といってよいのではないかと思う。モンスターを捕獲する特殊技能については、ホロメン随一といって良いだろう。

ファントム捕獲作戦、るしあ 8/2

https://www.youtube.com/channel/UCl_gCybOJRIgOXw6Qb4qJzQ

ファントムまで捕まえていたのは、さすがに監禁のプロの名に恥じないものだった。

【Minecraft】壊れたネザーゲートから要塞は絶対に近い!!!説。ぺこ!【ホロライブ/兎田ぺこら】8/20

ぺこらさんもソロでハードコアを試されていたようだが、いろいろ試した結果、実際に誰も死なずにエンドラ討伐するのは、かなり難しいのではないか、という判断に至ったようである。実際、その判断は正しかったと思われる。

本番では、2回死んだら配信終了するルール以外はハードコアに準ずる、ハードモードでの戦いとなった。

3期生ほぼハードコア本番 8/22

https://twitter.com/uruharushia/status/1429353460990763010

るしあさんが早々に死んだのはネタみたいなものだったが、その結果、5人でエンドラ討伐達成直前に、るしあさん一人だけ2回目の死亡により配信終了したのは、ちょっと勿体ないことをしたと思う。

慎重にしていても、最後に、こうゆう事故が起こるから2回の命の設定だったわけたが、しかし、フレアさん、マリン船長は最後まで生き残ったことを考えれば、慎重に行動すればエンドラ討伐は不可能ではない、ということでもあるのだろう。

ぺこらさんが1回目エンダーマンに殺害されたのは、よくある事故とはいえ、ケアレスミスに近いものだったのは、惜しいものだったと思う。

次は12月ぐらいのリベンジしてみたい、ということだった。


女子コラボの面白さについて

私は3人以上の、複数人コラボというものは、それなりに参加者のことを知っている人が見ないと面白くないのではないか?という仮説をもっていた。

これは、19年秋ごろにホロライブ3期生(おもに、ぺこらさん)をみはじめたとき、ちょうどデビュー2ヶ月目の振り返りコラボだったかで5人集まっての座談会風のコラボがあり、3期生の雰囲気、人柄を理解するには1回の配信で5人も把握できる良い配信なのではないか、と思ってみていたのだが、まったく会話を理解できなかった。

だれが、だれの声なのか、まずわからない。声と人が結びついてないから話しをされても、よくわからないのだ。

なので、3人以上のコラボとは、それぞれ初見向きではなく、最低2人以上知っている人向けのコラボになるのだろう、という気づきが得られた。

【Phasmophobia】真夏の悪霊もちょちょいのちょいよ!【ルルン・ルルリカ / 水瓶ミア / 神谷ねこ / 桜月花音】

https://www.youtube.com/watch?v=jATwB512bIc (41)

https://www.youtube.com/watch?v=naXGiQzWqhg (290)

https://www.youtube.com/watch?v=vPng606gXog (33)

https://www.youtube.com/watch?v=yZCWuWWA5nE (60)

しかし、今回、見せ方によっては、3人以上のコラボでも楽しめるのだな、という実感が得られる配信があった。

このPhasmophobiaの4人コラボでは、声を知っているのは桜月花音さんぐらいで、どっとライブの新人で、ルルンさんは、声もアバターも気に入っている人ではあるが、配信は数度しか見ていないので、なんとなくわかる程度である。残り二人は、まったく知らない。

こうゆう状態でも、このコラボは、なんだかよくわからないが、楽しめた。

Phasmophobiaは手順の難しいゲームなので、共同で、これはどうすれば良いのか、どうやるんだろう?とガヤガヤと相談したり教え合っている様子が聞こえてくる面白さがあった。

学校の課題学習で、班分けされた女子グループを見ているような楽しみ、という感じだろうか?修学旅行や課外学習でグループ女子がガヤガヤしている様子を、おじさんが「あの子たち何やっているんだろう?」と興味深く眺めているような楽しみ方というのだろうか。

初見であっても、楽しめるコラボのあり方、というものがわかった感じがある。

実際の同接数では、それぞれのファンの人が自分の推しのチャンネルを開いているだけの感じであり、複数窓で見ていた様子はない。初見も入ってきてなさそうだったので、コラボとしての新規リスナーへのプロモーションとしては、この回では、それほどの効果は無かったようではある。もともとPhasmophobiaは、誰がやっても、それほど人気ではないコンテンツだが、これは見せ方が上手く確立されていないところがあるのかもしれない。

だが、このようなコンテンツでも初見向きの面白さを見せることは原理的には可能であろうことは感じられたので、いろいろやりようはありそうである。

実際、私はPhasmophobiaのゲーム性をほとんど理解していないが、この配信では、知っている人が知らない人(ルルンさん)に説明しながらすすめたりしていて、それが役立っていた。

個人Vでのマイクラも見ていて楽しい

ザッハトルテ【マイクラコラボ】初コラボでダイヤを探す過酷な旅!【新人Vtuber】

ザッハトルテさんは、まだ数えるほどしかみたことはないが、昼休み時間には、ごはんを食べながらしゃべるような気兼ねのなさの親しみのある配信をされており、もし大学時代に、こうゆう女友達がいたら楽しかっただろうな、と思わせるような人柄でもある。

マイクラの腕も初心者ではない感じはあり、見ていて危なげはない。

マインクラフトの2連続コラボでは、友達同士で楽しくやっている様子を近くで見ているような感覚になれる、良い配信だった。

マインクラフトという人間性の出るものなので、ただのブランチマイニングのようなものであっても、案外、ゲーム観戦できる。

先に示した、Phasmophobia女子コラボを遠くから観察している、おじさんの気分に近い。

また、2回コラボ行動のうち、後半の方はマイクラ初心者のようで、友人の介護感があって微笑ましいものがあった。

共同サーバーではなく、それぞれ自前のPCにサーバーを立てて来てもらっている感じである。だから、友人宅におじゃまするような雰囲気だったようにも感じられた。(本当に自前サーバーを立てているのかどうかはわからないけど、サーバーを立てるのは、めちゃくそ簡単なので。)

こうゆう感じのコラボも面白いな、という感じはあった。

Re:Actの人気について

最近、私のツイッターでは、かなり前に野うさぎ同盟としてフォローしていた人たちの何人かがRe:Actファンになっていることがわかる。2~3人ぐらいいそうな感じがある。

こういった人たちは、ぺこらさん以外のホロメンの誰かをうろうろしたあとで、Re:Actに流れた感じである。

私は、Re:Actといえば、vSignerというよりはAPEX大好きで大会にもよく出ている「獅子神レオナ」さんぐらいしか知らなかったのだが、最近、Re:Actの方々は、どっとライブとのコラボを増やしており、ちえりちゃんやルルンさんを見ていると、他のRe:Actメンバーも私の視界に入ることが多くなってきた。

しかし、もと野うさぎたちがRe:Actに関心を向けているのは、全く別の理由だろう。

おそらく、いま、Re:Actの方々が、積極的にコラボなどで露出拡大を狙っているのではないか?という予想もできるが、しかし、それとは関係なく、もと野うさぎの一部がRe:Actに流れているのは、おそらく、ホロライブ人気が高まりすぎてファン集団の大きさが自分の適性規模ではなくなったからではないか、という想像ができる。

Re:Actの方々がプロモーションを強化して、もと野うさぎが自分に適正規模に箱を探していた結果、Re:Actの方々とマッチングした、という感じなのかもしれない。

Re:Actの方々はツイートすれば「いいね」どころか、リプももらえるし、ファンサとしては濃密である。いまのホロメンには不可能なことだろう。

私の感触では、ライバーもリスナーも企業勢であれば10~20万人ぐらいの規模が一番幸せなのではないか、という感じもうける。企業オーディションを受けてライバーになった人だから、もっと知ってもらいたいという夢はあるのだろうが、たとえて言えば、お金持ちになりたいという人の収入と幸せは直線比例せず、1000万円あたり超えると、それ以上収入が増えても幸せは増えないことがいわれている。コスパ的には世間一般的に考えられるよりも低い600~700万円前後が幸せの最大値になるといわれている。(それ以上稼ごうとすると、親しいと過ごす時間が犠牲になったり、仕事の重圧が増えたりするためである。)

おそらく、ライバー/リスナーの幸せについても似たようなことがいえて、ファンの規模が一定値を超えると幸せ値は頭打ちになってしまうのだろう、と予想している。

ライバーの配信はリスナーを含めたコンテンツであり、才能あるリスナーに恵まれた配信コメントはとても面白く機知に富んでいるし、チャットに気軽に参加しても楽しめる。

最初にアイドル部を見始めたときには、花京院ちえりちゃんに時々出現する「キザ従業員たちのキザ台詞」には尊敬の念をいだいたものである。最近でも、みこ先輩についている、スパチャ芸をするネームドなリスナーさんがいたりして、こうゆうやりとりもエンターテイメントになっている。

逆に個人Vのようなところで、保護者的なリスナーに囲われてしまった人は、新規さんが入りにくい内輪感の強い、部外者が場違いのように感じる、つまらないものになってしまう。

たぶん、いまのRe:Actの方々は、昔ホロライブが好きだった人には、ちょうどいいサイズ感なのかもしれない。それは、ライバー全般にいえることのようにも思える。



VARKのCinderelaSwitchで、白銀ノエルx百鬼あやめさんを鑑賞したこと

Oculus Quest 2について

かねてからVRヘッドセットは、いずれ手に入れようとは思っていた。

これまでVTuberさんを見てきた限り、個人Vの方がつかっているのは圧倒的にVIVEであり、それ以外のOculusなどを使っている人は皆無である。

なので、もし自分が手にいれるのならば、いろいろ試せるであろうVIVEが良いだろうな、という感じではいたのだが、今回、VARKのCinderelaSwitchで「白銀ノエルx百鬼あやめ」さんのライブを鑑賞するにあたり、Oculus Quest 2をレンタルしてみた。

VARKは、なぜかVIVEをサポートされていないためである。

レンタルした会社は、今月のXR勉強会でも登壇されていた、アストネスさんのところにした。アストネスさんのことは全く知らなかったのだが、XR勉強会で知って、それでVR機材のレンタル事業というものが、いろんな会社がやっていると知った次第である。

それで、CinderelaSwitchを見てみようかな、という気になったわけである。(ただの動画ライブであれば見る気はしなかった。)

使ってみて、なんとなく予想できたことがある。

Oculus Riftは別として、現在の売れ筋であるOculus Quest 2などは基本的にPC不要であり、VRヘッドセットで完結する。

VRヘッドセット内でアプリを購入orダウンロードし、たとえば、VARKアプリを無料ダウンロードしたら、VARK内のアプリ内課金で「ホロライブCinderelaSwitch」のチケットを購入する、という形になる。

PCは一切経由しない。

強いて言えば、Oculusを使うためにはFacebookとの関連づけ必須なので、スマホは必須ということぐらいだろうか。

このため、PCと連携するような複雑なアプリケーションは実行できない。

また、個人Vにとっても、がっつり個人名などがデバイスに関連づけられる仕組みは、一応、アプリ内では実名は非表示にできるとはいえ、警戒心はあることだろう。

しかし、普通のオーディエンス側の一般人が、VR映像のコンテンツを楽しむのであれば、非常に手軽で、Oculus Quest 2で十分なことは分かる。

Oculus Quest 2がお勧めされているのは、こうゆう手軽さなのであろう。

YouTube360度動画の「ミライアカリの膝枕」などを体験してみる

以前の日記にも書いたが、数ヶ月前に、ミライアカリさんがYouTube360度動画で、リスナーをひざまくらする視点での動画を上げられていた。

VARKでは来月末に「みこメット」(みこ先輩x星街すいせいさん)でのCinderelaSwitchが開催されることが決まったが、みこ先輩が配信中に話していたように、昔は(2018年前後?)は、いろんなVがVR配信をしていたけれど、いまはホロライブだけみたいなものになった、と話されていた。

たぶん、VRデバイスが普及する前だから、時期尚早だったのだろう。

だから、周回遅れでVRに興味をもった私のような人間のために、ホロライブが現在もVR配信にチャレンジされていることは有り難いことである。また、いままで、それほど人気にならなかったのは、VRで鑑賞する意味が無かったからだろう。ライブステージという正面でしか動かない被写体をVRで楽しむ意味が、あまりないのだ。(そこがVRなのに現実でできることを当てはめようとした失策だろう。箱形ステージである必要などないだろう。)

そのあたりの反省も踏まえて、シンデレラスイッチでは自分のとなりに一緒にライブを楽しむホロメンを置く、という新しい体験を考えたりしているのだろう。

YouTube動画で360カメラ配信していることそのものは、私が最近まで興味をもたなかっただけで、実際のところは目新しい技術ではない。2年前ぐらいから定期的に360度動画を上げている人は容易にみつかる。アカリさんも、過去にも沢山あげている。

YouTubeの360度動画は、VRデバイスをつかわなくても、PC上のウェブ画面では、視点を動かして周囲をぐりぐりと見回すことができる。

アカリさんの膝枕動画の場合でも視線を動かして部屋の反対側をみることができる。

VRデバイス(Oculus Quest2)の場合は、膝上からアカリさんの顔を見上げるような視点からはじまるのだが、いろいろ試した結果、これは本当に、横になって枕の上に頭をのせた視点がちょうど良かった。

仰向けになってアカリさんをみる視点で、頭をずらせば部屋の逆側が体感できる。

なかなか面白い体験であった。

リアルのカメラで360度動画をとるのは難しいかもしれないが、VR空間で360度カメラは簡単にできると思われるので、Unityなどを使えるVさんたちであれば、VR動画をあげるのは難しくはないだろう、という感じはある。

桜月花音さんなどは、耳かきASMRでもリスナーをのぞき込むような視点での3D配信になっているので、やりようがあるかもしれない。(ただし、YouTubeで360度動画をライブ配信できるのかどうかは知らない。できたら、なかなか面白い体験ができそうな気がする。)

他にも、Vで、おもしろい360度動画をあげている人もおられた。

【ASMR】ネコ耳萌恵ちゃんがなでなでしてくれる動画【360度VR動画】

ASMRが得意な人らしいので、音の位置にもこだわっている感じである。

右耳に近づいてささやく声とかの臨場感は、VRの没入感もあり、なかなか良いものだった。

YouTubeの360度動画は、音の位置にもこだわると、リスナーが中心位置から移動できなくても、逆に、それを活かした、なかなかに良い経験ができる。

(ちなみに海外ニキが日本女性VのASMRを楽しまれている理由がわかった気がする。女性の囁き声は言葉の意味が通じなくても心地よいし、ASMRとして普通に成立する。)

先月には、ホロライブの企画「ERROR」のプロモーション動画がYouTubeで360度動画として上がっていて、PCでも見られるが、これはVRでみたほうが良い体験が出来るものだと思う。

教室の真ん中の席にすわっている自分からみて正面の二人組だけでなく、右後方、左後方と、それぞれクラスメイトのホロメンがいる距離感が絶妙である。

これはPCで視点をぐりぐりするより、ヘッドマウントディスプレイで首をふって振り向いたほうが臨場感ある。

残念なのは、音の位置がおかしいことだろうか。自分から右にいる人の声が左から聞こえたりするので、ちょっと間違いがあったようである。

そのほかの360度動画について

せっかくOculus Quest2をレンタルしたので、いろいろなアプリも試してみた。

YouTubeの360度動画のようなVRは自分が移動しないので、ただ立体映像というだけのことである。しかし、結局、他のサービスの360動画でも、どれも同じものであった。

Amazon PrimeやdmmなどでVRビデオを見てみたが、海の上でボートに乗って沈没船にスキューバダイビングするような映像など、自分が移動できるわけでなく、ゆらゆら動く360度カメラの映像に連れ回されているだけの感覚になってしまい、船酔いしてしまった。

やはり、どうせなら、自分が能動的に動けるVRのほうが面白いだろう。

また、アダルトビデオでの360度コンテンツは一般的になっているようだが、特段、すばらしい体験ができるというわけではない。エロへの執着は、男に金を出させる手っ取り早い方法ではあるが、現状、それほどVR機材の普及には役立っていないことを考えると、ただの立体映像だけでは普通の男性にとって特別な体験という気にはならないようだ。私も立体で見えるからと言って特別にVRが欲しいという気にはならない。

それが、ただの立体映像でしかないVRライブが流行らない理由でもあろう。

(しかし、もし、AV女優・男優さんとの絡む姿を自分の好きな立ち位置、角度、距離から、じっくりねっとり見ることができるVRビデオがあれば、かなり欲しくなるような気もしなくもない。出歯亀趣味を堪能できそうである。しかし、やはり、一二度みれば飽きるような、つまらないかもしれない、という気もしなくもない。)

ただ、プラネタリウムみたいに星空を写しているだけの360度映像は、星座の位置を確かめられる、面白い映像コンテンツだとは思った。実際に歩いて少し移動できれば、より面白かったとは思うけれど、数歩動いたところで星が変わるわけではないから、その場から動けない360度映像には最適なものだったかもしれない。

Cinderella switch ふたりでつくるホロライブ

17時~18時が白銀ノエルさん、19時~20時が百鬼あやめさんの2部構成で、各部4000円くらい。通しチケットを買うと20:30分からのアフタートークのおまけつきである。

https://lp.vark.co.jp/futaride_tsukuru_hololive/

以前、いわながさんがVARK本社に訪問した動画では、スタジオ内部も公開されており、VARKはホロライブ/にじさんじと同様にVICONによる3Dトラッキングだったと思う。(VARKの会社情報などからもVICON、ソフトにはUnityを使っていることはわかる。)

なので、リアルの動きを3Dへ投写する設備的には、VARKに頼らずともホロライブも同じ設備をもっている。ライブ映像を流すだけならばVARKに頼る必要はないだろう。

VARKのウリは、動画としてではなく、3D空間に投影されたアバターを数百~数千のリスナーにVRとして体感させることができる点であろう。

VR空間上にリスナーを入れる方法にはClusterやVRChatなどを使う方法もあるが、VARKは多人数用ライブ専用のプラットフォームのようである。

この最大の特徴は、VR空間にリスナーは入ることができるが、ほとんど移動できないことである。

Oculusはモードとして座って自分は移動しない静止モードと、部屋の中を歩くことのできる歩行モードがあり、歩行モードの場合は移動すれば、移動した分だけVR空間でも移動する。しゃがめば視線は低くなる。

だが、VARKの場合、オーディエンスが何百人観劇していようが、全員がセンターにいる形になっており、他のリスナーの姿は全く見えない。

他のリスナーの姿がみえないだけでなく、自分の姿もなく、透明人間である。(ハンドコントローラーの位置に手のオブジェクトが出ているので、そこにいる感はある。)

周囲には黒い人の影の形をした他の聴衆をあらわすモブが沢山配置されていて、みんなペンライトを振っているが、これは、ただのオブジェクトである。他のリスナーの動きとは何の連動もしていない、ただのループアニメーションである。

(他の視聴者の姿をクライアントに表示する必要がないので、何千人が視聴していようともモブの表示を変える必要はなく、技術的にも簡単になる。)

そのセンターの位置からステージ中央で踊ったり歌ったりするタレントを見上げる形になる。

これに加えて、ホロライブのCinderella Switchの場合は、自分のとなりにホロメン一人のアバターが立ってくれる感じになる。

ステージを正面から見るホロメンのVアバターは、いつも見慣れているもので、距離感もあって、それほど素晴らしい体験というわけではない。

実際、自分が移動できず正面から少し離れた距離にいるVタレントを見ることしかできないわけだから、立体画像であることを除けば、ただの動画を視聴しているのとかわらない。

しかし、真横に立って、ステージに声援を送って手や体を動かし、ときどきチラチラと、こちらを見てくれる、もう一人のホロメンのVアバターは、真横から見る機会などそうそうないし、距離も30~50cmぐらいの密な間隔だから、かなり新鮮な体験であった。

手を伸ばせば触れられる距離にホロメンがいる。(当然、触れられない。何の反応もなく、すり抜けるだけである。)

VARKの場合、自分はセンターを見上げる特等席にいて移動することはできないが、体を前後左右に傾けたりするぐらいの動きはできるので、となりに立っている、あやめさんの背中の腰につけた刀をみたり、ステージに声援を送る顔をのぞき込んだりするようなことは可能だった。

また、ステージ上で歌っているタレントも、ときどきステージから降りた自分の目の前に来るような演出もある。この切り替えのときに暗転するが、ちょっと残念なのは切り替え暗転時な、となりにいるホロメンも一緒に暗転してしまうことだろう。

ステージから降りて目の前にいる場合の距離感も、かなり近くて手を伸ばせば届く距離である。(触れないが。)

近い距離で向き合う形になるが、興味深いことは、この状態のタレントのアバターの顔の向きと視線の方向は、視聴者(見ている人)の顔のある方向に自動追尾している。

当然、タレントに視聴者が見えているわけではない。同時に数百~数千人がセンター位置に重なっている状態であるから、ひとりひとりを識別することは不可能である。

これはVARKのアバターを動かす技術により、タレントの現実の動きを3D投影時にオーバーライドして、アバターの目の視線方向と顔を向きは常に視聴者に向けるようにしているようだ。機械仕掛けの反応だとは分かっていても、こちらが体を動かしたりすると視線に追尾されるのは、見られている感があって、なかなか奇妙な感覚が得られる。

80年代にテレビキャスターが画面越しに微笑みの視線を向けるだけで「僕に恋をしているのではないか?」と勘違いする人が出たように、VARKの視線誘導アバターをみて、「ぼくをずっとみてくれていた。ぼくに興味をもってくれているのかも?」と勘違いする人がでてくるような怖さもある。強いて言えば、VARKでは、参加者全員がセンターにいる状態であり、参加者全員が等しくタレントと機械的にアイコンタクトできている。自分だけが特別ではない。

自分が透明なのは、ちょうど良い距離感かもしれないこと

ClusterやVRChatでは自分のアバターがVR空間上にあって、相手からも本当に見られている存在になる。

XR勉強会ではClusterのVR空間上で受講することもできるし、YouTube Liveで定点カメラを眺めていることもできるが、最初の2回はClusterのアバターで参加して見やすい場所に移動したあとはアバターを放置して聞いているだけだった。しかし、放置すると、みんなが記念撮影するために移動しているのに一人だけポツンと立っていることに気付いて「あ、やべ」みたいな感じになったりするので、リスニングするだけなら、アバターは、むしろ邪魔ではないか、という気づきはあった。

4回目では、はじめからYouTube Liveで聞くことにした。そのほうが気軽である。

これは、たとえばVライバーをやっている女の子は寝起き配信するし、それができるのがVの良さでもあろう。Vではない女性ライバーさんなら、服を着替えたり化粧したり、いろいろ準備が必要だろう。

VアバターをVR空間にもってゆくことは、そうゆう面倒ごとも再現してしまう。

その点、VARKは全員がセンターに重なって透明化しているので、タレントさんたちのリアルな動きを身近に感じられる反面、自分の挙動がタレントや他の観衆たちにはみられていない気兼ね無さ、良さがある。

となりに立っている、あやめさんの横顔を、まじまじと見たりしても恥ずかしくない。

(一応、ペンライトを両手にもっているのだが、振ることに意味があるのか分からない。たぶん、自分が満足する以外に意味がない。他のリスナーの振りもわからないし、たぶん、演者さんたちも盛り上がっているかどうか把握できていないと推測される。演者さんに自分たちが盛り上がっていることを伝える手段としては、スターや花束を投げたり、チャットの定型文を送ることになるだろう。なお、VARKのチャットは事前に用意された10個前後の定型文を送れるだけである。表示できる件数も数件なので、どのみち、一瞬で流れる。)

また、Oculusの歩行モードで鑑賞している場合、座ると「プレイエリア外です」といわれて画面が見えなくなる。視線が低くなるから、パンチラ防止のためなのだろう。

座って鑑賞したい場合はOculusの静止モードに切り替えれば、なぜか自分の位置がステージと同じ高さになって、そこで鑑賞できるようになる。

隣にいる、あやめさんの頭を見下ろすような、少し高座にいる視線の高さになる。

少し試したあとは、立っているのも意味がないな、と分かったので、私は寝そべってハンドコンローラも外してライブを鑑賞させてもらっていた。

こうゆうことができるのも、相手からは自分の姿勢などが見えていないからこそ、できる気兼ね無さだろう。

百鬼あやめさんについて

今回、Cinderella Switchの「ノエルxあやめ」さんのライブを見ようと思ったのは、二人の熱烈ファンだから、というわけではなくて、たまたまXR勉強会で、VRヘッドセットのレンタル企業であるアストネスさんの登壇があったことから、ふと、思い立って、そういえばVARKでイベントがあったからレンタルしてみるか、と思った程度の理由である。

百鬼あやめさんについては、名前は以前から知っているが配信をまともに見たことはないぐらいである。ホロメンの中で視聴時間がもっとも低い人の部類にはいる。別に嫌いというわけではなくて、単に見たいと思う機会がなかっただけである。

しかし、あやめさんの3Dアバターをじっくり見たことはなかったのだが、かなり凝った作りで、差している刀とか、帯の模様とか、般若の面のこだわりとか、至近距離でじっくりと堪能できるのは素晴らしい体験だったと思う。ネイルしていないのか爪に色がついてないナチュラルさも意外だった。また、顔がいい。表情がむちゃくちゃかわいい。

ナナカグラさんのアバターがかわいいと思えるタイプなので、あやめさんもかわいいと思えるのは当然なのだろうが、VRで近くにみると、かわいらしさが際立つ。

私は、それほど認識していない人だったが、たいしてホロ推しでもないupd8ファンの友人のほうが、私よりも、ちょこ先輩と、あやめ先輩のことは知っていたから、自分の好きなコンテンツから評価している人には、もともと認知されていた人かもしれない。

17時からのノエル団長と、19時からのあやめさんでは、開場時間が違うから、という理由があるのかもしれないが、明らかに、あやめさんのほうがフラスタも花束もスターバズーカも沢山飛んでいた。

開場時間の差ではない、本当に、あやめさんの人気の高さなのではないか、と思う。

VARKでは、有料で「花束」や「星が炸裂するバズーカ砲」をステージに打ち込んだり、ステージ上に「大好き」と開く「くす玉」を上げることができるのだが、あやめさんのステージは、星の砲弾が雨あられのように大量に降り注いでステージで炸裂しており壮観だった。

私が想像していた以上に、あやめさんは沢山のファンがついているようだ。

SocialBladeでみると、2020年5月あたりから、ぐんぐん伸びているようである。

理由は分からない。配信頻度は、それほど高くはないとは、しばしば噂に聞くのだが、配信すれば満足度の高い配信をされているのだろうか?

ただ、このライブでは、まちがいなく、あやめさんは「あざと可愛い」かった。

20:30からのアフタートークでは、ノエル団長と、あやめさんが、自分の、すぐ目の前にきて、身振り手振りでトークしてくれるのだが、ノエル団長は「こんな距離で話すのは戸惑ってしまう」と、少し距離を置いた位置にいた。

スタジオの様子は公開されていないが、私が予想するに、センター前にいるであろうリスナーの位置を想定した部分にマネキンか何かの仮想リスナーの姿があって、それに対面する形でノエルさんとあやめさんが話しかけるような撮影スタイルではないかと想像する。

ノエルさんは、初対面の人に対する距離のようなパーソナルスペースを守っていて、約1mの距離をキープしていた。手をのばしても、スッとよければ触れない距離である。

しかし、あやめさんは50cm以下の、かなり親密なゾーンに入っていて、身長の低い、あやめさんが少し前屈みになったり、うなずいたりすると、センターにいる自分の胸に頭突きするか顔を埋めるような感じになって、感触もないし幻影だと分かっていても、積極的にボディタッチしてきてくれるような、「かわいい奴だなぁ」という感覚になりやすい。

これは、あやめさんが位置を間違えたわけではない。ノエルさんが距離をとっていることから分かるように、ダミーリスナーとの位置は、光学型モーションキャンプチャであるVICONを使っていればリアルに分かる間隔のはずである。だから、あやめさんは意図的にリスナーに近い位置で語りかけていただろうと想像できる。

そのようなリスナーと親しい関係であろう、とする気持ちが通常配信でもあるならば、それは人気になるだろうな、という予想はできる。

VARK LIGHT STAGE(β)

今回、VARKを利用するまで知らなかったのだが、VARKには「Light Stage」という別モードがあり、これはVRデバイスをもっている人がVARK上でライブを開催できるモードのようである。

おそらく、VARKに配信アカウントをつくれば、だれでも配信できるようなサービスではないか、と思われる。(詳しくは知らない。)

いままで知らなかったが、杏仁しずくさん(サンミュージック所属)などが定期的に配信しているようである。

たまたま、8/28に、この「Light Stageとは何だろう?」と開いて見たら、Vソニコラボ企画の「Vtuber VRライブリレー in VARK LIGHT STAGE」が、チケット0円でライブ配信のリレーをされていた。

VARKのメインステージはVARKのVICONスタジオで撮影されたフルトラ映像をVRとして出力するものだと思うが、Light Stageは各タレントさんの自宅などからのVRデバイスから受け取った位置情報などを、そのままVRとして出力する簡易版のようである。

基本コンセプトである、リスナーが全員、センターにいる、という部分はメインステージとかわらない。

ただし、このLIGHT STAGEでのライブでは、自分はセンターにいるが、動くことができて、ぐんぐん前に進めばステージにめりこむ距離まで進めることができた。

なので、かぶりつきの位置でVタレントを見上げるような位置から鑑賞することもできた。

このようなリスナーが移動することは、ホロライブのシンデレラスイッチではできなかったが、ライトステージでできて、メインステージでではないのもおかしいので、もしかすれば、ホロライブのシンデレラスイッチでは、パンチラ防止などの観点から「プレイエリア外」として設定されていただけかもしれない。

また、「Vソニ」イベント自体は、Clusterで連日開催されていた。

【Vソニ3.0】VRライブ 焔魔るり on Light Up Stage!! / EnmaRuri VR Live #えんまVR

https://cluster.mu/e/012ccb8c-677a-421c-ac18-3982540dbd03

もと個人Vで、現在RK Music所属の焔魔るりさんのことはあまり知らなかったのだが、今回、Clusterでライブを開いて観衆を集めるなどの試みをされていて、こちらも興味深いものであった。

RK MusicはREALITY株式会社とキングレコード株式会社の共同出資により設立されたバーチャル音楽レーベル&プロダクション事業会社です。

株式会社RK Musicは、音楽レーベル事業に加え、バーチャルシンガー(以下、VSinger)およびバーチャルアーティスト(以下、VArtist)をサポートするエージェンシー事業を新たに開始いたします。それに併せ、契約者が所属するVSingerプロダクション「ライブユニオン」を発足し、活動中の個人VSinger「焔魔るり」「HACHI」の2名が所属することをお知らせいたします。

芸能系事務所に所属するvSingerである杏仁しずくさんや焔魔るりさんが、現在、バーチャル空間でのライブで、いろいろ試されているので、どうすれば良いバーチャル空間でのライブ体験ができるのか、そのうち、使い方がわかってくるのかもしれない。

VirtualCastを試してみたこと

Oculus Quest2を借りるまで、まったく予想していなかったことであるが、VRデバイスさえあれば、だれでもコスト0でVirtualCastは体験できるものだったようだ。

私は、いずれVirtualCastは試してみたいな、と思っていたが、そのためには、いろいろソフトや機材の準備が必要ではないか、と思っていた。

だが、ヘッドと両手の3点トラッキングだけでよければ、VirtualCastでVアバターの姿で、VR空間を歩き回り、小物をつかみ、身振り手振りで何かをすることは、まったく他の何も準備しなくても誰でも簡単に出来るものだった。

標準のアバターは男子のアバターだったが、ほかにも数種類用意されていて、女の子のアバターをつかってみたりもしてみたが、BOOTHあたりでお気に入りの配信利用可の商用アバターを購入すれば、すぐにでもVデビューできるのではないか、と思えるほどだった。

VirtualCastの中で、コンシューマーゲームやPCゲームをプレイするのは難しいだろうから、そう簡単な話ではないけれど、プレゼンテーション的、講習会的なものであれば全然いけそうである。

その経験は、今回、アストネスさんからデバイスを借りてみての、予想外の収穫だった。

Oculus Quest2は、それほど高い機材でもないので買うに値する気がしてきた。(しかし、個人V御用達であるVIVEについても知りたいので、そのうちレンタルしてみたいと思う。)

魔導図書館の底をみようとしたら、胸が大きくて見えない図

NeosVRという新しい(?)プラットフォーム

【LIVE】NeosFesta3 ~ケモノ達の晩餐~ 【のらきゃっと✕雲母ミミ✕坪倉輝明✕ねむ】

一見、VirtualCastのように見えるVR空間であるが、これは「NeosVR」という新しいVRプラットフォームのようである。

のらきゃっとさんらエッジな個人Vさんたちが集まっていることから、次に来ているプラットフォームなのだろう、とは予想される。

詳しくはわかっていないが、特徴は、VR空間上で直接クラフトができることらしい。

(たぶん、説明を聞くよりも実際に体験したほうが早いタイプなのだろう、とは思う。)

また、VR空間上にツイッターのハッシュタグで投稿されたツイートを出すようなギミックも作られていて、VR空間ではチャットを文字として読めずリスナーとの双方向性がない、などの欠点が、この空間では解決されていた。(先月、千草はなさんのメンバーシップでのVirtualCast配信では、自分だけに聞こえるチャットの音声読み上げなどを使われていた。)

こうゆう仕組みなどを自分でつくってゆくことができるプラットフォームのようである。

NeosVRは、2014年にチェコのSolirax社によって開発されました。VRChatのようにアバター姿でフレンドと交流できるソーシャルVRのプラットフォームです。VRChatとの大きな違いはVR空間で直接クリエイティブができること。

Steamにて無料配信されておりOSはWindows 8.1以上のPC、ヘッドセットはValve Index、HTC Vive、Oculus Rift、Windows Mixed Realityが対応してします。

同じ空間にみんなで入って共同作業しながらWorldを構築することができます。VRChatでWorldを立ち上げるにはモデリングデータを3Dソフトでつくり、Unityを通してアップロードする複雑な作業が必要です。NeosVRは直接VR空間上の作業ができるので、オンラインマルチプレイ対応のマインクラフトをイメージしてもらうと近いかもしれません。

https://japanese.engadget.com/neosvr-063026655.html

その他の今月気になった技術

「Vket」主催HIKKY、ChromeやSafariにVR空間を構築する開発エンジン提供開始

https://kai-you.net/article/81185

現時点では、VRで視聴者にも参加してもらう空間としては、VRChat、Cluster、最近ではNTTのRoomなどを利用するのが一般的と思われるが、このようなVRエンジンを提供するということは、各サービス企業が自前でVRサービス作れる可能性がある、ということだと思われる。

〜Gatebox〜バーチャルパートナーとの共同生活

“これ、単純にVRchat用の自分のアバターorパートナーを表示してくれるだけでも需要ある気がするというか欲しいんだけど”

新しいニュースというわけではないが、最近、自分にもBOOTHなどでアバターを購入する未来が現実的に考えられるようになってきたので、フィギュアを集める趣味のかわりとして、こういうガジェットに3Dアバターを表示させておく(しかも自律的にポージングする)というものがあったら、欲しいかも、という気はしてきた。

この人と同意見である。べつに会話しなくてもいい。見るだけで十分価値がある。

Figmaのような可動フィギュアは手で触って自分でポージングできる面白さがあるだろうが、かっこいいポージングというものは、だいたい定番のものがある。またプラスチックのポージング済みフィギュアは触れたりするものではなく、ショーケースにいれて鑑賞するものであるから、だったら、もはやデジタル化していても良くないか?という気持ちが芽生え始めている。場所もとらないから将来のフィギュアオタクのベストな選択になるかもしれない。別に、たいしたことも会話できない疑似AIによるLINE機能などは要らない。

Workrooms

海外で、アバターを使ったインタビュー的なことを実践されはじめているようである。

使っているのは、Oculusっぽい。

ウィズ・コロナ時代のインタビューのあり方なのだろう。リアルでは自宅にいて、しかし、放送ではスタジオに同席しているかのような表現ができている。

リモートスイカ割り

VR大道芸人である、三珠さくまるさんが、VRでスイカ割というコンセプトで遊んでみる実証動画を出されている。先に述べたように、三珠さくまるさんのVRは現実の写像であることにこだわりがある人で、VR空間上でスイカが見える場所に、現実にも本物のスイカがある。そのスイカを目隠して割るまでの動きをトラッキングしたVR映像にしている。本人は目隠ししているので、リモートで、そのVR映像をみた友人たちに、右とか左とか声をかけてもらいながら進む、というものである。

結論として、そこそこ楽しいらしい。欠点は、リアルで割れたスイカは、一人で食べなければならない、というところのようである。

テスラ、人型ロボット「Tesla Bot」を発表

私が、これを面白いと思ったのは、今後開発するテスラ・ロボットのデモとして、人間が着ぐるみをきて踊っていた様子をみて、ロボットがここまでできるようになったのか、と勘違いしていた人がいたことだろう。

現時点では、まだ開発もはじまっていない。ただのダンサーによるパフォーマンスである。

葉柳ちぐささんのフルトラVisualCastテスト配信

個人Vである「葉柳ちぐさ」さんが、フルトラを導入されたテスト配信をされていた。

一般的な個人Vが使っているような、VIVEのトラッカーをつかわないフルトラとのこと。

何を使っているかまでは説明されていなかったが、最初に足のバンドを触っているような動きが見られるので、もしかすると、haritoraかもしれない。

https://haritora.wixsite.com/website

足のような動きが大きくて加速度がつきやすいところにはVIVEトラッカーのようなものは、プルプル震えてしまうのが常なので、このタイプのトラッカーをつかっている人は動きが激しくすると足の角度がねじれたり、プルプル振動したりするようである。

これに対して、Haritoraは、でっぱりのない小型ジャイロセンサを足にバンドで巻き付けるため、激しい動きをしてもブレたりしない、という利点があるようである。


バーチャルとリアルの混合的活動

現時点ではVRの技術は現実を代替できるものではないので、たとえば、アウトドアの釣りなどのコンテンツをVTuberが配信しようとすれば、半生系になるのは技術的に仕方ない。

また、キミノミヤさんの分身ちゃんのように、現実の活動はコスプレイヤーで代行してもらう方法もあるだろうが、どちらにとっても微妙な感じだろう。(だれの配信か分からない。)

あるいは、月ノ美兎委員長の「謎ノ美兎」のような着ぐるみや、今月デビューされたマスコット着ぐるみ「みこだにぇ」みたいな路線も、活用は難しそうではあるが、できないことはない。「みこだにぇ」は、初音ミクのプロモーションとしてつくられた「ミクに似せようとした何か」というコンセンサスとなった「ミクダヨー」をリスペクトした「みこに似せようとした何か」であろう。みこ先輩のリアル世界での姿というわけではないし、みこ先輩自身、あいつ呼ばわりして別の個体であることは明確にされている。(着ぐるみは現実で活動しやすいわけではないので、手間をかけたわりに活躍の場が少なそうではあるが。)

しかし、カメラだけで人体の動きをトラッキングできる光学系トラッキングが進歩すれば、たとえば、厨房に立つ人物が野菜を切ったりフライパンでハンバーグを焼いたりしているところを撮影して、その人物のうつる部分だけをVアバターに置き換えるような技術は、わりと近い将来に完成すると思われる。(現時点では、すでに技術的な目処はある。しかし、たとえば映り込みなどの人物まで補正されるかどうかは怪しいし、リアルタイムにできるかも怪しいのでライブ配信に使えるようになるのは、まだまだ先かもしれない。)

このような技術は、おそらく、キズナアイ路線のタレントが採用してゆくと予想できる。(おそらく、アズマリムさんも中身は見せないだろうし、桜月花音さんも同様と思われる。)

一方で、ナナカグラさんはナナカグラさんのコスプレをして見せてくれているし、Vとリアルの両面で活動される柾花音さんは顔こそ隠しているが全身を見せてくれているし、犬山たまき/佃煮のりおさんもしかり、アーティストやクリエーターという人は、自己表現の手段の1つとしてのアバターを使ったりリアルを見せたりする感じなのだろう。Vアバターも自分の身体も自己表現の手段として使えるものは使う方向性も理に適っている。

また、そもそも、Vである人のうち、Vであることを目的としている人は、それほど多くはないのではないかと思う。Vアバターで表現できなければ、自分の手もつかってしまえ、というのは配信者として全然アリだろう。

輝海まりなさん

まりなさんは先月から、実写カメラをつかった配信もはじめているが、いまのところ手以外を映してはいない。

【 24時間ウェブカメ手元配信 】まり生①【 Vtuber 輝海まりな 】 8/7

【 実写手元配信 】100万円チャレンジ!【 部位tuber 輝海まりな 】8/22

手元配信は、まりなさんには珍しくもない配信になっているが、私が興味深く思えたのは、お気に入りのポケモンの「ヒバニー」のぬいぐるみをみせたりするところや、お酒大好きでお酒のコレクション棚をつくっている写真をみせたりするところだろう。

LEDテープでゲーミング的なバーカウンターを作りたいという話も聞けたりして、「あー、本当に酒カスなのかもしれん」という感じがして、なかなか良いものが見られた。

潤羽るしあさん

【カメラ枠】宝くじ100枚買ってきた!!!?検証【潤羽るしあ/ホロライブ】

るしあさんは料理配信などでカメラをつかった配信はされているが、手袋をつけて手元配信するのは初めてかもしれない。手を写して良いのかわからないから、手袋をする、と語っていたが、手を写すことそのものには抵抗はない人だろう。(生主でもあるから。)

また、実際に両手を使って配信してみた体験として、両手が使えると配信でできることの幅が広がる、といって感激されていたようだった。

犬山たまきさん

【宝くじ】超美麗3Dカメラで…宝くじ100枚運試し!?【#犬山たまき/のりプロ所属】

佃煮のりお先生として実写で顔も見せている人ではあるが、今回は、犬山たまきさんとして手を映している。「佃煮のりお」さんとしてではないので、結婚指輪は外されている。

過去に、たまきさんとして実写配信されたことがあったのかどうかは定かではないが、なかなか珍しい配信だったのではないか、と思う。

はあちゃまのスイカ割アクシデント

輪ゴムスイカ割り!【はあちゃまクッキング】

スイカを輪ゴムで締め付けて何本で割れるか、という配信をするつもりが、途中でスイカを落として輪ゴム0本で割ってしまう。はあちゃまクッキングなどでは、いつも手袋をはめているのだが、今回は物が大きいこともあり、手袋の先の生腕がみえたり、うっかりスイカをわったあとのアクシデントでうろたえるときに素足の一部がみえたりしていた。

まあ、個人を特定できるものなどないし、見えたからどうだ、というわけでもないが、まあ、はあちゃまも人間だった、ということは明らかになったとは思う。そんなことは、だれでも知っていることではある。

Ksonさん

もと桐生ココさんの中だった人で、ココ会長が卒業する以前からも生主としての活動は継続されていたことは知っていた。つまり、ココ会長よりも歴史のあるアカウントである。

ただ、私は生主としての活動をされている方だと思っていたのだが、最近みたら、Live2Dモデルを使われて、ふつうにVとして活動されていた。

Ksonさん曰く「代行アバター」とのことで、中の人に似せたLive2Dである。

アーカイブをみると、2年前からLive2Dアバターを使われていたので、もしかすると、ココ会長として活動している間は使用を控えていた感じなのかもしれない。

(それほどKsonさんのチャンネルを見に行っていた訳ではないので定かではない。)

【代行2D】スーパーチャットありがとうさせてください【kson】

とはいえ、ふつうに実写でも活動をされている。

【リングフィットアドベンチャー】 や る か #ksononair 【実写📷】 8/12

また、Vの人がときどきやるような、手元(胸元?)だけ実写配信もされている。

KSON 【ガチ初心者】ガンプラ制作デビューだぁああああああ

ちょっと興味深い試みだったのが、半生系配信で、顔はVアバターをつかって胸元から手元までは実写という配信も面白いものだった。

なかなかうまい具合にフィットしていた。

【プラモ】 ザ リ ガ ニ 🦞 #ksononair (8/26)

【USA】こ れ が ア メ リ カ 【50州meme】#ksononair

Kson JAPAN MEMEで学ぶ!?海外からみた日本!

このあたりのMEME配信は、ココ会長の配信を聞いているのと、まったく変わりない。

現在、Ksonさんは100万人登録者数を目指して精力的に配信されているが、コンテンツの面白さはかわりなく、現在84万人で、今月にはいってからは配信量も増えているようなので、たぶん、そう遠くなく達成できるのではないか、と思う。

たみーCh / 民安ともえさん

たみーさんが、今月、カメラでお料理配信をされていた。Vアバターを左下に出しつつ、手元カメラでは普通に素手を写しつつ、まな板で野菜を切ったりする様子を、そのまま見せている。

かなり、本格的に、まともに料理している様子を、そのまま見せているのは、Vの配信にしては珍しい感じがある。

たみーさんは声優としての活動ももっており、中身(魂)も公表している方だから、アバター路線に近い人だということなのだろう。

虹河ラキさんのこと

9ヶ月前の卒業配信で、中の人を実写でみせていた、魂を明らかにしていた虹河ラキさんが、今月、ちかく「VTuberとして復活できるようになった」ことを報告されていた。

もともと卒業といっても、ラキの中の人として関わってもらって良い、今後も時々、ラキとして関わることがあるかもしれない、という話はされていたので、なんらかの活動はされることもあるのだろうな、とは思っていた。

VTuberとして復活されるということそのものには、そうゆうこともありえるだろうな、とは思っていた。

しかし、「できるようになりました」ということの言葉の意味については、多少考えるところがある。「活動できないような何かがあった」ということを示唆しているように思える言葉だからだ。もしかすれば、事務所所属ではなく、独立VTuberとしての権利を譲ってもらうようなことをしていたのかもしれない?

どのような形での復活とするのか、そのあたりも含めて、復活される日を心待ちにしたいと思う。

ムーナさんについて

IDの結束について

最近は、ムーナさんの切り抜きからIDの動きなどを知ることが多くなってきた印象がある。ムーナさんがリーダーというわけでもないだろうが、ムーナさんは、自分たちのやりたいこと、自分の行く末について話題にする機会が多いということなのだろう。

しかし、全般的にいって、IDメンバーは結束が強い印象がある。独自のリレー配信もしているし、ID全体曲も持っているし、インドネシア内での箱の存在感は大きいのではないか、という予想ができる。(現地での受け止められ方、実態は知らないが。)

ムーナさんの話を聞いていると、EN, IDそれぞれに事務所がないことは、海外勢にとっては不満点、懸念材料のようではある。

しかし、もし海外事務所を設立すると、タレントと事務所の関係性は日本と海外のタレントではずいぶんと立場が違うようだから、おそらく日本と海外拠点で運営方針がずいぶんとズレが生ずるだろうとは予想される。たぶん、かなり独立性が高い活動をすることになるだろうな、という感じはあるが、それがローカライズする上で必要なことなのかもしれない。(アメリカなど海外に進出している日本の大企業も海外支社の文化はずいぶん違うと聞く。)

ここ最近、勢いを増している感のある海外Vグループの「VShojo」が、今月、ふたたびオーディションを開いているが、すでに個人V、もしくは生主として活動していてもかまわない、という条件で募集をされているので、日本の企業Vとは全く制約が異なるだろうことは予想される。(たぶん、本来のVタレントのあり方としては、それが正しいとは思う。)

【COVER】Turing Love | チューリングラブ【Moona ft Pekora | ムーナ/ぺこら】

ぺこらさんとのチューリングラブのMVを公開された。早々に100万再生を突破して、ぺこらさんも、ありがたいと喜ばれておられた。

ムーナ、ぺこらとの『チューリングラブ』歌ってみたコラボの裏話を披露【ホロライブID切り抜き/ムーナ・ホシノヴァ/兎田ぺこら/日本語翻訳】

ムーナさんは、このMVを作るにあたり、日本のクリエーターに頼らず、インドネシアのクリエーターさんたちだけで作成されたことを自慢げに話されていた。

やはり自分が価値あるものだと思っているコンテンツを、だれかに頼らずに、自分たちの手でつくれることはうれしいものなのだろう。

また、この曲は、英語を使った日本語の歌だから、「フェルマー」とか「アンサー」の発音が日本語として聞こえるように、ぺこらさんの発音に合わせるように、というマネージャからのアドバイスも受けて、ぺこらさんのボイスが来るのをまって、ぺこらさんの発音をまねして収録したとのことだった。

なるほど、という感じで、海外勢の日本語の歌の歌い方について知ることができた。

(日本式英語の発音は、英単語を全てカタカナの60音に当てはめて発音するもの。ネイティブな発音を知っている人にとって、英単語をカタカナに翻訳しなおしてから発音し直すことになるので、日本語が相当に上手くないと難しいだろう。)


今月発見したASMR系個人V

最近、また個人VでASMRの使い手の方をみつけた。

星乃すなさんこと

【ASMR/3Dio黒】睡眠導入 囁き マッサージ 耳かき 心音etc./Whispering,Massage,Ear cleaning,Heart sounds#62【星乃すな/新人VTuber】

今年の1月ぐらいにデビューされた方のようだが、AM0:00-4:00までの長時間ASMRを、ほぼ毎日されているので、最近、よく目につくようになった。

私はコメントなど入れていないが、何気なく聞いている日が最近多い。

ASMRの音量調整はリスナーにお任せで、ノイズなどもあり、「音の良さは狙っていない」姿勢が感じられるが、配信時間、配信量ともに、すごく精力的に配信をされている。

リスナーのコメントをささやき声で拾って応対しているが、わりとフランクな会話となっている。ASMRという配信をしているが性格的にはサバサバした感じの人っぽい。

また、特筆すべきことは、耳かきでゴリゴリさせている後ろでキーボードをカチャカチャやっている音が聞こえてきたり、同居人がドアを開け閉めする音が聞こえたりすることだろうか。なかなか珍しいタイプのASMRではないか、と思われる。

この配信スタイルの理由については、最近、ASMR中のコメントを拾って軽く話されていたが、「本当はゲーム配信などもしたい」のだが、おそらく、名前を知ってもらうために人気の定番コンテンツであるASMRを「あと13回は毎日つづける」と決めているようである。なるほどー、という感じである。一応、その戦略は当たったと思う。

しかし、「最近、同接100人いくかどうか」「もっと沢山の人に聞いてもらいたい思いはある」とも語られていた。

私は、すなさんのASMRは毎日聞きたいタイプではない。

というよりも、私が、すなさんのASMRを聞いた最初の印象は「雑」「ワイルド」という言葉だった。私は、まだ、それほど沢山聞いたわけではないのだが、たぶん、ASMRファンにとっては、それほど良い体験ではないだろうな、という想像はできる。

常連さんたちもついているが「声が好き」とか「すなちゃんの話をきいていると落ち着く」みたいな評価をしている人が多いのも、まあ、そうゆうことなのだろう。

また、ASMRを毎日つづけるのは、かなり難しいチャレンジなのではないか、という気もする。個人VでASMRを得意している人、たとえば「くるみ!」さんとか、「琥珀ねね」さんは気持ちが乗らないとASMR配信はしないようであるし、ASMRを得意とするラトナ・プティさんも納得できる音が出せないと許せないようではある。こうゆうことを考えると、おそらく、ASMRは、かなり繊細な技術が要求される配信なのだろう。気持ちが整っていないとできない、丁寧な気持ちがないと良いASMRにならないだろう。

4時間の長時間ASMRをメニューを雑にこなす作業として、ただ、ひたすら手を動かしているだけならば、こういったベテランASMRの使い手さんたちの、こだわりの音、技術には到達できないのだろうな、という感じはある。

こうゆう音の体験というのは自分には聞こえないので、自分の出した音の評価をフィードバックすることが難しく、自分の改善点に気がつきにくいのだろうな、とは思う。

活動については真剣に考えて、自分の方向性をリスナーに伝えている姿勢は好感がある。

桜神くおんさんのこと

【ASMR/3Dio】ガチ恋距離でゾクゾクしよ?have a good night’s sleep♡マッサージ.シャンプー.吐息

2020/8から配信されているので1周年迎えた人であるが、最近、ようやく見つけた。

PM10:00ぐらいの早い時間帯からASMR始められているのが珍しくて、たまたま、それで偶然見つけられた。

実際のところは、生活的にスケジュールが読めないような人らしいので、スケジュールは出していないようである。早い時間帯からASMRをすることを習慣づけているわけではなく、その時々に応じて時間帯はかわるらしい。

時間帯がランダムであるために、これまで認知できていなかったのかもしれない。

時間帯が安定していない人はランダムに客を選ぶような形になるのだろう。

ASMRとしては、ささやきの声質が甘い感じで、わりと好みのささやき声ではある。


紫咲シオンさんのこと

【3DLIVE】紫咲シオン3rd Anniversary LIVE【#紫咲シオン3周年記念】

先月あたりまでは活動量がすくなかった印象があるが、今月後半以降は、わりと配信頻度が高めにもどってきている感じもある。

記念配信とは関係ないが、シオンさんの雑談配信(メンバー限定?)だったかで、引っ越ししたときのゴミ引き取り業者の話とか、ウォーターサーバーが給湯器として優秀でカップラメーンを作るのに便利とか、レンタルするよりも買い切ったほうがいい、そんなに高くないし場所もとらない、などおすすめされていた。シオンさんの、そうゆう生活感ある話が好きである。

【original】メイジ・オブ・ヴァイオレット【ホロライブ/紫咲シオン】

シオンさんは「自分の声がきらい」といわれていて、しかし、おかゆさんだけは良い声だと褒めてもらえた、と話されていた。(なぜ、ほかのメンバーは、褒めてくれないのかは定かではないのだが)、おかゆさんも自分の声が低いことにコンプレックがあるようなので、おかゆさんからすれば、シオンさんの声はうらやましいのかもしれない。

シオンさんの声は、はっきりとした強さのあるギャル系の声で、本人はギャルではなく、むしろギャルは嫌いだといわれているが、「歌ってみた」ではかっこいい曲調によく似合う声だと思う。

【Minecraft】右も左もわからないホロ鯖。夏だぁ!【ホロライブ/紫咲シオン】

お休みしている期間も長かったので、シオンさんが夏祭り会場なども見ていないのは、リアルで病欠していたかのような時間の経過を感じるものがあった。時間の流れは、だれもが等しいものではあるが、歩いた時間だけ歩いた距離は変わってくる。そんなことを思わせられる配信ではあった。

さくらみこ先輩について

8/1に、さくらみこ先輩も3周年記念があった。

しかし、今月は、それ以上に、みこ先輩の夏休み企画などが非常に面白いものが多かったように思う。ぺこらさんも夏休み企画は何本が実行されていたが、夏休み企画として、お昼に配信していたホロメンは他にいなかったのではないか、と思う。(朝配信をされていた人は5期生などにいたけれど。)

すでに述べた、みこ先輩のマインクラフト・ハードコアチャレンジは、今月特に面白いものではあったが、それ以外にも面白い配信は多々あった。

【 Bus Simulator 18 】おう、乗りな。連れてってやるにぇ。【ホロライブ/さくらみこ】

ぺこらさんも遊んでいて、なかなか面白いムーブをされていたことが印象的だったが、みこ先輩も、3Dアバターであることを生かして、運転席に座るような背中を向ける運転者目線での配信をされていて、なかなか面白いものがあった。(以前、物述有栖さんもETS2で、にじ3Dを活用して、運転席では後ろ姿、正面からの表情はワイプで表示する工夫をされていた。おうち3D配信をする人たちは、こういった工夫ができるのが良い。)

最終回【 ぼくのなつやすみ4 】みことぼくのなつやすみ4🌻 瀬戸内少年探偵団「ボクと秘密の地図」【ホロライブ/さくらみこ】

私は、あまり、このゲームの流れを追い切れてなかったのだが、みこ先輩は十分に堪能されていたようである。企画として、お昼の時間帯にゲームをしてゆくのは夏休みらしくて良かったと思う。みこ先輩が昼配信するというのも、考えてみれば、なかなか珍しいことだったかもしれない。

GTAVコラボ(みこ、すいせい、ぽるか、フレア)

みこ先輩が大喜びしていて、好きなゲームを好きな人たちと遊べる楽しさが伝わってくる。本当にGTAが好きな人なんだな、ということがわかる。

【Minecraft】みんなと繋がるポータル作り🌎ELITE装飾してみせるにぇ!【 #ホロ鯖ENポータルリレー / #HOLOserverPORTAL】

みこ先輩は前回も地図づくりをされていたが、今回、ENと接続されることとなり、まさに観光案内板のようなものが有益のように思う。リスナーも、実際のところ、ホロ鯖の地理的な位置関係はわかっていない人が多いのではないか、という気もする。(私は分かっていない。)

一番、それらしいポータルにふさわしいインフラ設備だったのではないか、と思う。

【 エリート自由工作 】さくらみこ夏の自由工作大賞2021🌻【ホロライブ/さくらみこ】

35pの独創性、技術力の高さがわかる作品が多くて、面白いものだった。

ライバーにはリスナーの存在が絶対に必要だが、才能あるリスナーによって配信が面白くなっている部分はあるな、ということが改めて実感できるものであった。

「あごち」というワードは

【Original】花月ノ夢 【hololive/さくらみこ】

みこ先輩の4曲目のオリ曲、気が付いたらリリースされていて、ホロライブメンバーは最近、本当に気軽にオリ曲を出しまくっている感じがある。

いままでとは違うEDM調の曲というところが、みこ先輩らしくなくて、それもまた良い。

私もEDM調の曲は好物だが、海外ニキには、とくに大好評のようである。

星街すいせいさんのこと

すいせいさんの配信を今月は見に行ってはいないのだが、おもしろい切り抜きをみつけた。

リスナーにどうあって欲しいのか分からなくなってきた星街すいせい【ホロライブ切り抜き】

すいせいさんの恋愛観を語る場面で、「恋愛話しても世間話のつもり、リスナーの恋愛事情に何の興味もないよ」「ガチ恋されるとお互いに疲れるし」というような、自分はリスナーを「ガチ恋させたくないタイプ」という立場を表明したところ、そのあと「星街すいせいのことは、それほど好きではありません」というコメントが来たのを読んでしまい、気持ちが動揺されていたところが興味深い。

かなり真実を付いている感じがあって、印象的な切り抜きだと思う。

すいせいさんは、サイコパスと言われることが多いように、人の気持ちを汲むことを苦手とするか、もしくは、わざと感じないようにしているタイプの人なのだろう。(本当のサイコパスではない。)

もともと人への好意を語ることが苦手なタイプの人なのだろう。自分が誰かを好きだということを口にすることも難しい性格の人なのだと思う。だから、はっきりとした好意や恋愛感情を向けることも向けられることも苦手だということを表明しているのだと思う。

だが、それに対して、「わかった、君のことはたいして好きではないよ」という反応をもらったことは、そうゆう反応が欲しかったわけではないのだろう。

緩い恋愛感情的なものを含む好意のつながりというものは、本当に微妙なものだと思う。

以前も書いたが、ふつうの喫茶店のマスターが結婚したら客足が激減したようなケースみたいなものだろう。

可能性はそれほど高くはないだろうな、とは思っていても、ゼロではないかぎりは淡い期待をもって過ごせていたものが、本当に可能性がゼロだと分かってしまうと気持ちが本当に萎える。

アイドルが異性ファンを引きつづけるためには、こうゆう期待をさせつづけるのがミソのようではある。(だから大多数の日本式アイドル業の人たちは沢山の人たちの気を引きつつも恋愛は禁止されているわけである。)

自分のことを好きでいてくれるかもしれない、という緩い可能性の中であれば、穏やかな気持ちでいられるものが、現実に、もう自分には手に入らない、自分とは関係がない人だったと分かってしまったときの気持ちの切れ方は、かなり気持ちが冷えるものである。

それまで温かい気持ちでいられたことに対する落差には喪失感を覚えるだろう。

だから、まさに「リスナーにどうあって欲しいの?」と問われて「わからない…。わからない!」「おまえたちはそのままでいてくれ。私に過度な期待をしないまま生きていてくれ」と思考を放棄されていたところは、まさにはっきりさせることがダメだということを示しているだろう。

(実際に、恋愛に限らず、人の縁というものは理詰めで決められるものではない。縁と呼ぶのにふさわしい、どうしてこうなった?という組み合わせが成立したり、どんな出会いもありえなくなかったりするのが、世の摩訶不思議のように思える。だから、答えがはっきりするまで自分からは答えを出さない、というスタンスは、正しいような気もする。)

また来月もOculus Quest2をレンタルするかして、来月の、みこメットのシンデレラスイッチはVRライブを見たい気持ちがある。(しかし、そのうち、ぺこらさんも出てくるかもしれず、何度もライブをみるかもしれないなら、買った方が安くなるような気もしてきた。)

角巻わためさんについて

わためさんはマイクラ配信が安定して面白いと思う。リアタイすることは、それほど多くはなかったが、優秀な切り抜きで面白い部分だけはよく見させてもらっていた。

相変わらず長時間配信が多く、安定した人気を維持されている。

角巻わため 1st Live 「わためぇ Night Fever!! in Zepp Tokyo」Teaser movie

わためさんがZeppTokyoで、念願のワンマンライブを開くことが決まったようだ。

vSignerとして売っていたわけではない、歌が大好きだというライバーさんが、自費でボイトレし、自費でオリ曲を何本も作り、そして、ついにソロライブを開くことができるまでになったのは、本当にすごいことだと思う。

これが実績となり、実績が実績を呼ぶ良いサイクルに入ると良いだろうね。

mayday,mayday/角巻わため【original】

桜月花音さんのこと

今月は、桜月花音さんを見る機会が多かったかもしれない。

桜月花音【3D全身配信】活動3周年!お知らせとお披露目【新ステージ】 8/15

3周年記念の配信なのに、作ってもらった桜をモチーフにした新ステージは、まるでソロライブであるかのような感じになってしまって、ただの記念配信なのに、と困惑されているのが面白かった。

実際のところ、3Dフルトラで配信する個人勢の場合、立派なステージも、そうでないステージも、演ずる場所(3Dスタジオなど)には違いはないだろう。

違いは、ソロライブのような配信の場合は、ステージや自分の姿に集中してみてもらいたい、だから画面上にはコメントなどは表示しないようにする、ぐらいのようである。

つまり、どう見てもらいたいか、という違いにすぎないのかもしれない。

はじめてのVIVE PROでの配信

花音さんは、配信機材をメンテナンスに出しているため3D配信ができない、というような案内を出していたが、かわりに昔買ったまま活用していなかったVIVE PROでの配信での3D配信を試行されてみたようである。

いつもとは違う、VR空間では「自己肯定感を高める定期配信」をされていた。

桜月花音【ASMR】疲れが取れる?まったり耳かき | Ear cleaning, Trigger for sleep, Whispering 【睡眠導入】

花音さんは、ちょうと今月、3回目となる「うぇぶぽん」をされていて、応援してくれる皆様のおかげだと感謝されていたが、このASMRでは「うぇぶぽん」と繰り返すオノマトペ風のASMRをされていて、なかなか茶目っ気のある人だな、と認識を新たにした。

あまり冗談っぽいことはしない人だと思っていたが、そうでもなかった。

ビリビリでの活動開始

また、3年目にして、ようやくというか、ついにというか、ビリビリでの活動を始めるとのことだった。(8/21より初配信)

https://space.bilibili.com/435539662/

以前からビリビリでの活動はオファーされていたとのことであるが、なんとなく活動に踏み切れてなかったようである。

今は、おそらく3年前とは中国でのV界隈の状況は大きく変わっているだろうとは思われ、日本Vが今からビリビリで活動しても、花園セレナさんのように沢山のファンを獲得するのは難しいとは思うが、しかし、日本と同等程度のファンは獲得できるとは思われる。

ファンの総数は単純に倍以上にはなるのではないかな、という想像をしている。

また、ビリビリで「桜月花音」をワードで検索すると、すでにYouTubeからの転載動画が沢山みつかるので、ファンが独自に転載して布教活動はされていたようである。

現在、オフィシャルよりも非公式の転載動画のほうが沢山でまわっている。(というか、桜月花音で検索してもオフィシャルページにたどり着けない。)

がたひめさんのこと

最近、テレビ新潟21関連企業の運営する「がたひめ」さんを見るようになった。

お昼の時間帯と、夕方ごろの2つの決まった配信時間帯をもっているようである。

ひめ生誕祭🎂🎉

がたひめさんは、ふだんの配信では雑談をしない人らしいので、こうゆう記念日などに自分のリスナーと親しく雑談を交わすようなコンテンツにしていたようである。

【ひめあっぷ↑】関川村について学ぶのじゃ✨

がたひめさんは、お昼ぐらいの時間帯に配信されていることが多い。

新潟のローカル情報、観光地などを紹介することが多い。新潟県人である私も、上越地方や下越地方は60km以上はなれていて、そうそうに出かけたりするわけでもないので、配信で動画をみながら説明をうけるのは、それなりに面白く有益なもののように思えている。

ひめと花火鑑賞🎆 おぢやまつり大花火大会【ゲスト/花火鑑賞士 吉田さん】

新潟県の長岡や片貝、小千谷といったあたりの地域では、花火は地域の文化みたいなものではあるが、過去の花火大会の動画を、花火鑑賞士なる方の同時解説をききながら鑑賞する、という配信をされていた。

花火大会が中止になっている昨今には、こうゆう企画も良いものかもしれない。

残念なのは、やはり画角が狭いこと。尺玉が炸裂するときの衝撃波を体で感じることができない事だろう。(長岡花火を見に来た県外の方が「まるで富士演習場みたいだ」といわれる。)

ころねぽちさんのこと

朝の体操配信

【3D/Exercise!】8/16 あさのpomiたいそう【ころねぽち】

【3D/Exercise!】8/30 あさのpomiたいそう【ころねぽち】

にじさんじでも、似たようなコラボを企画されていたライバーさんもおられたようであるが、ころねぽちさんも、ちょっと夏休みらしい、おもしろい配信をされていた。

【雑談配信/talk】hello~【ころねぽち】

オリジナル楽曲をされた話についての雑談配信だった。

野良の人からの仕事をうけてもらえないことも多いなかで、こういったオリ曲を作った実績があれば、次の活動にもつながるだろう、実績は大事だね、という話をされていた。

ぽちさんは個人勢であるので、おそらく、作曲を依頼するにも自分で調べてコンタクトをとって、料金など交渉して作って貰ったのだろうが、まったく無名な人が頼むよりも、実際にYouTubeで3.5万人の登録者数がいるという実績は、それなりの信用にはなっているようである。あるいは、ぽちさんも言われていたが、最近はVが気軽にポンポン、オリ曲を出していることも、作曲家さんたちが作曲を引き受けてくれやすくなっているのかもしれない。また、聞いている感じでは、世の中には作曲家さんたちは沢山いるが、まだ、ぽちさんのような個人勢の人たちが接触できる人たちは、それほど多くはないようではある。

しかし、もし大物の人に作曲してもらったとしても、ぽちさんは自分では、まだまだ大物の曲を歌いきるだけの実力がない、と現実的に謙遜されていた。まさに、そのような音楽に対する真摯な姿勢が、ぽちさんがvSingerだということを思い出させくれるものである。

(一方で、にじさんじの月ノ美兎委員長が大槻ケンヂさんら大物からの作詞・作曲をうけたのは、本当に格別なことだと思う。委員長は才能がある人なので個人勢であったとしても人気者になっていたと思うが、しかし、このような好機には、なかなか巡り会えなかっただろう。にじさんじの信用と実績であることには疑いはない。そのかわり重圧もすごいだろう。)

また、いまはコロナワクチン接種で、しばらく活動できなくなることにそなえて、声を録りためているところらしい。

病気に備えて筋トレしてされていたとのことだが、おそらく、正しいだろう。病気で食欲がないときは脂肪よりも先に筋肉が分解されるというから、筋肉をつけることは病気に備えることでもある。

筋肉注射は筋肉に刺すから筋トレしていると良くないのでは?というコメントもあったが、関係ないと思われる。コロナワクチンについて、そんな注意書きは見たことないし、今調べても、そんな話はでてこない。せいぜい接種後は筋肉をもむな、という話があるくらいだろう。(そんなこといったらアスリートの人たちは大変なことになってしまう。)

【original song】ぱぴぷぴぷぴぱ/ころねぽち

8/31の誕生日にオリ曲を発表された。

ぽちさんらしい元気な曲調になっておられた。

【おうた配信/song】3周年お誕生日!ヘリウムガスで歌う!【ころねぽち】

8/31は、なぜか気が付かず記念日にリアタイで祝えなかったのは残念だった。

ヘリウムを使った強化ピチパチボイスを開幕から使ったが、一瞬で切れてしまって予定外のことに、あとはお祝いメッセージの読み上げがメインとなっていた。

ときどき面白い雑談エピソードがあって、へぇー、という感じであろうか。

ピリピリでのオリ曲の反応、お祝い反応も配信中に確認されていたのも良かった。


柾花音さんのこと

2dayライブ

花音さんは8/28~8/29の2dayライブを、いつものZaikoのオンラインライブで開催された。この中で、オリジナルソングの発表もあった。かっこいい、という印象の曲だった。

このオリ曲も、バンドメンバーに作って貰った、いわばバンドとしてのオリ曲みたいなものである。だれか有名な作曲家に作って貰ったのではないところが、本当の意味で「オリジナル」なところだろう。まさに自分、自分たちの曲だと自信をもって言える。

その価値は、非常に大きいだろう。アーティストとは、そうゆうものだ。

また、まだアーカイブを見直していないのだが、セットリストは基本的に2daysで同じだったように思う。(順序は多少違うのかもしれないが、同じような曲目だったと思う。)

私は、こういったライブの方式については詳しくはなかったのだが、ライブにリアタイしたい人は、両日のどちらかに入れれば良いものだったし、熱心に応援したい人は両日見れば良い、という選択肢の幅が広いものだったようである。また、偶発的な急用や、もともと予定が詰まっている人などには、リアタイできない人でもアーカイブが期限付きが残るのはオンライン・ライブの良さでもあろうか。

花音さんもリアタイしている人だけでなく、アーカイブで見ている人にも呼びかけており、そのあたりの認識ははっきりと持っているようだった。

柾花音さんは「リアルとVの狭間」をもとからコンセプトとしている人であるので、これまでのライブでは何らかのリアル感をみせてくる事が多かったが、今回、花音さんはVの姿だけでリアルさは出してこなかった。

そのかわり、これまで姿が見えなかった生バンドの方々が、実写ビデオとしてVRの世界にも投影されて、より生ライブ感を出されていた。

キズナアイさんのライブなどでも、こういったリアルの人たちとの共演のような表現方法は最近とられるようになっているので、むしろ「Vとリアルの狭間」をコンセプトとする花音さんこそ、コンセプトを体現するような良い表現方法だったのではないか、と思う。

また個人的には、椎名林檎さんの曲を歌う花音さんの声質と歌い方が、とても好きである。

同様な感想を抱く人は多いのではないのか。案外、そっち系の人なのかもしれない。

アフタートーク

花音さんは8/29で21才の誕生日を迎えられた。この日を境にして、お酒が飲めるようになったことから本当の誕生日であることが分かる。

また、アフタートークの中で、大人になると自分の誕生日はどうでもよくなるというが、そんなことがあるのだろうか?と思っていたが、今回、ライブの準備に忙しくしていたら気が付いたら0時を回っていて実感されたことなど、着実に大人になっている感がある。

堂々としたMCなど、1年以上も活動をしてきて、随分とベテラン感がついてきている。

Summer&BirthdayLive2021 アフタートーク 8/29

こうしたアフタートークで作り手さんたちの人柄が分かることは、生バンドの良さ、ウリを引き立ててくれる。

バンドメンバーと和気藹々している雰囲気が分かるところが、とても良い。

配信では聴けなかったが、花音さんは豪華な生バンドでハッピーバースデーを祝ってもらえたらしい。当然、プライベートのサプライズの演奏だろうから、我々が聞き逃したのは惜しい気持ちもあるものの、それはそれで良いのだろう、とも思う。我々のものではない。

バンドメンバーからみて花音さんは「かわいい生き物が動いている」という印象らしい。

30代の男性からみて21才なりたての女の子ががんばってる姿は愛らしいものだろう。

しかし、貫禄、堂々とした雰囲気もあり、この路線のまま成長すれば、ますますアーティストらしくなる予感がする。すでに生主/Vライバー上がりの女の子という感じではない。

良い環境で頑張られていることが感じられて、喜ばしいかぎりである。


兎田ぺこらさんのこと

今月も、だいたいリアタイはした感じはある。

先月から、ぺこらさんは夏休みに合わせた企画を、いくつか考えられておられて、先月から順次されていた。いくつかの大きなチャレンジは達成された。

沢山のことがありすぎて、これが1ヶ月の出来事だったのかと、あとから振り返ったときには驚くような気もする。

しかし、私の中では、やはりマインクラフト・ほぼハードコアでの3期生でのチャレンジと、それまでに至るマイクラのチャレンジが印象深い。

それは、すでに述べたので、それ以外について書く。

【PAYDAY2】3人で銀行に乗り込むぺこおおおおおおおおおお!!!ぺこ!【ホロライブ/兎田ぺこら】 8/2

覆面して強盗するゲームを、ぼたんさん、トワ様との3人でのコラボをされていたが、ぺこらさんの楽しそうなはしゃぎぶりに、この二人とは緊張せずに遊べる関係なのだろうな、ということは感じられた。

【凸待ち】世界のアソビ大全 気合いの対戦凸待ち!!!ぺこ!【ホロライブ/兎田ぺこら】

突発的に始めた凸待ちでも、最初に入ってきてくれたのがトワ様だったのは良かった。

ぺこらさんにとって、トワ様は、ほどよく気兼ねなく遊べるホロメンだろうし、トワ様にとっても気軽に自分から絡みに行けるライバーなのかもしれない。

2番が、るしあさんで、るしあさんも最近、ぺこらさんには積極的に絡みに言っている感じがして、最近以前よりも親しくなった感じがある。3番目が、スバル先輩で、スバル先輩とはマイクラでの競い合いがあったりして、なかなか面白い因縁関係ではあると思う。みこ先輩を除けば、スバル先輩が一番絡みやすい先輩のような気がする。

【ドラクエ5】本当に最後!!!!!!!全モンスターを絶っっっっっっっ対に仲間にする!!!!!ぺこ!【ホロライブ/兎田ぺこら】 8/15

夏休み企画の、ドラクエ5の全モンスターを仲間にする、というチャレンジでは、8/15だから、夏休みも終盤にさしかかる前には到達されていた。

ぺこらさんの深夜のまったり雑談配信を兼ねていたので、このまったりとした時間が失われることを惜しんでいた野うさぎも多かった。

まだ半月も経っていないのに、もう遠い昔のことのように思われる。

【ピギー】勇者が弱すぎるRPG!?!?!?!?ぺこ!【ホロライブ/兎田ぺこら】

ぺこらさんの配信では、ときどきストーリーに引き込まれるような、意外なゲームをやってくれるが、今月も、おもしろいゲームを何本かプレイしてくれた。

「弱すぎるRPG」は、ゲーム性もストーリーも見た目以上に子供だましではなく、しっかりとしたゲームバランスに、ぺこらさんも、途中で「あれ?」という感じで真面目にRPGゲームを楽しみ、その上に、ストーリーも非常に凝っているものだった。

以前、本間ひまわりさんもプレイされていた記憶があるのだが、ひまちゃんは一旦エンドに見える部分で配信を終えられていて、その続きについては見ていなかった。(アーカイブを探してみたが、まだ、ひまちゃんは後半をプレイしてないかもしれない?)

だから、ぺこらさんの「強すぎるRPG」モードに入ってからのストーリーの面白さと、それに対するぺこらさんリアクションは抜群のものがあった。

なかなか見応えのあるゲーム実況だったと思う。

【Twelve Minutes】繰り返される死の12分間から抜け出せ!!!ぺこ!【ホロライブ/兎田ぺこら】 8/30

なんどもなんども12分のループを繰り返すが、繰り返すたびに新しい事実を知って、物語の展開がかわってゆく、という手の込んだゲームをされていた。

当初は主人公が死亡しないための正しい選択を試行錯誤する、という単純なゲームかと思っていたが、そんな単純なものではなく、新事実が発見したが死亡、前回で知った新しい事実をもとに選択するが、また死亡、という『死に戻り』のループを重ねて、隠されていた真実に到達する、というゲームである。

話が面白すぎて、本当のエンドにいたるまで深夜AM3:00すぎまでプレイされていた。

ネタバレすると、

最終的には恋人が実姉で、姉弟の近親相姦で子供もお腹にいると発覚するため、それをどうするか?という究極の選択になる。

このゲームは西洋文明、キリスト教的な倫理観であるため、近親相姦は忌むべきものとされている。しかし、一方で世界は広く、ゾロアスター教などは、むしろ兄妹での婚姻こそが最も素晴らしい結婚だという考えをする人たちもいる。マイナーではあるが、フレディ・マーキュリーが生まれた家庭はゾロアスター教だったようである。また、西洋文明が入ってくる明治以前の日本も、源氏物語をみれば明らかなように、かなり寛容で緩かったようである。血族こそ信用できる、という考え方であれば、血族の年下の人間との結婚であるほど家を守ることにつながるから、そうゆう考え方もある。(キリスト教圏では、養父が養女を娶ることもタブーであるため、日本の漫画である「うさぎドロップ」や「昭和元禄落語心中」のようなエンドは汚らわしいと思われるようではある。)

このゲームでは、キリスト教的な価値観であるため、主人公が弟で、婚約者が姉だとわかった時点で、悲劇となってしまっているが、宗教・文化が違えば、まったく違うハッピーな話でもあったのだろう。

ハイパーアスレチック PESUKEの建設途中(ホロライブサーバーのマインクラフト)

【Minecraft】ハイパーアスレチック、PESUKEを作る!!!ぺこ!【ホロライブ/兎田ぺこら】 8/5

8月初旬にはじめた、マインクラフトの新たな建築物については、進捗は遅々として進んでいない。ハードコアなどのチャレンジをされていたので、ホロサバでの活動は、かなり少なめにはなっていた。

しかし、このPESUKEの中心に、極太ビーコンを立てたい、ということで材料となるネザースターを大量に獲得するために、且つ、ヒカキンさんに対抗意識を燃やして、ウィザー5体討伐チャレンジをされていた。

なかなか面白いチャレンジだったと思う。

【Minecraft】脅威のウィザー5体 VS 兎田ぺこら!!!!!!!ぺこ!【ホロライブ/兎田ぺこら】 8/17

突然のマイロメブームか?

【即終了】マ〇メロやめたら即終了!!!地獄のマリオワールドぺこ!【ホロライブ/兎田ぺこら】8/17

今月は、唐突にぺこらさんが「マイメロだよ♥」という、かわいい声でマイメロになりきろうとするブームが発生していた。

いろんな配信で、ところどころで出現する。

マイメロなりきりAmoungUSも現在、やって良いかマネージャに確認して準備中のようである。参加者は、まだ未定のようである。

ころねさんのマイメロは、かわいい、似ていると定評がある。

ぺこらさんのマイメロは、おもしろさでは抜群と定評がある。マイメロらしさが微塵も無くアウトな叫びをあげたあとに、強引にマイメロが自我を失ったと言い張る「あぶなかったわー、マイメロ一瞬自我を失うところだったわー」のくだりは爆笑だろう。

ツイッターをみていると、同日に、Re:act 天川はのさんなども、マイメロなりきり配信をされていたりするので、一部のV界隈で流行っていたのかもしれない。

【PICO PARK】力を合わせていくぞ!!!!!!!ぺこ!【ホロライブ/兎田ぺこら】 8/13

視聴者参加型で、わずか7人(ぺこらさん入れて8人)の協力型ゲームではあるが、ぺこらさんはリスナーを楽しくいじるのが上手で、とても面白い実況配信になっていた。

昔からリスナーとプロレスを楽しむような、他のライバーにはなかなか無い、ぺこらさんの特筆すべき技術だと思う。

また、最初に集まったメンバーでは、参加した中で6人がリスナーらしく、一人だけリスナーでなさそうな人が入っているところも面白い感じになっていた。

【PUBG】第一回!!ぺこちゃん最強決定戦 本番!!!ぺこ!【ホロライブ/兎田ぺこら】

この配信では、リスナーを楽しくいじりながら実況を面白くする技術のうまさが際立っていた。ぺこらさん自身は、ゲーム開始早々にやられてしまって観戦モードになってしまうのだが、それでも配信をみつづけても面白いと思える、本当のゲーム実況の「実況者としての面白さ」というものを見せつけてくれた感がある。自分が遊んでいないのに、面白い配信ができるのは、すごい技術だろう。もちろん、それができるのも、自信のある野うさぎたちが入ってきているからこそ、というものもある。

しかし、とても面白い配信になっていたと思う。

【グラブル】グランデフェス300連ガチャやる!!!!!!!ぺこ!【ホロライブ/兎田ぺこら】 8/16

久しぶりのガチャ配信だったと思うが、以前とは雰囲気がかわっていて、リスナーとプロレスを楽しんでいた時代は過ぎ去ったようだ。リスナー層が尖ったキッズだけでなくなった、ということなのだろう。

ぺこらさんは、グラブルについては詳しくなく、完全にリスナーにアドバイスを求めながらの配信だったが、リスナーとしても「教えたい欲」が満たされるような、ファンサ的な配信にもなっていたのではないか、と思われる。ぺこらさんは、わりと、このあたり指示厨やネタバレをうまく扱われていて、このあたりが2年の経験のベテラン感がある。必要な時にはアドバイスを求めても、配信は面白くできることを実証されている。

【モンスターファーム2】最強のドラゴンを育てたい!!!!!ぺこ!【ホロライブ/兎田ぺこら】 8/24

ぺこらさんは、こうゆうソロのゲームをプレイしても、感情豊かにゲームの世界を鮮やかに引き立てて、おもしろく実況してくれる。たいていのゲームは、おもしろく見せることができるのは、ぺこらさんのほかの人にはない稀有な才能だと思う。

ライバー適正では、みこ先輩とは違うジャンルではあるが、間違いなくライバー適正が高い人だと思う。

【RFA】1時間で何キロ痩せる?リングフィットアドベンチャー!!ぺこ!【ホロライブ/兎田ぺこら】

久しぶりのRFAで、体重を実質バラされていた。(あくあさんは、2年前の体重を公式プロフィールでバラしているようではあるが。)

夏のあいだに5キロ太ったといわれていて、それで「〇1.1kg」だといえば、もし、太って41.1kgだったら、もともと36kだから、むしろ病的に不健康で心配になってしまう。しかし、ぺこらさんは健康的な範囲の体重だと思われるから、BMI的には標準内であろう。もし、61.1kgだったら私と同等以上になるので、かなりの、ふんわりマシュマロ体形だろうが、まあ、それはないだろう。

自分が年を取るほど、ちょっとプニったぐらいが女の子はかわいいものだと、思えるようになってきた。これは、わりと男性共通の感覚なのではないか、という気がする。

本間ひまわりさんのこと

今月は、ひまちゃんの誕生日月であり、3DLiveも行われた。

だが、もっとも特筆すべきことは、今月の配信の少なさだろう。

理由はいろいろあったようではある。

私が19年夏にひまちゃんがいいな、と思えたのは、ひまちゃんを見るべきか検討中だったころ、深夜に突然ゲリラ枠を開いて、ライブだったかの興奮冷めやらぬ様子で、興奮した気持ちをリスナーにも共有していたことがあった。

その自分の特別な高まった気持ちを、今のリアルな気持ちを深夜にかかわらず配信で共有してくれる姿には、ファン思いな人だな、という印象が強くあった。

それから2年たち、今月の配信の少なさである。

変わったことは確かだろう。

少し寂しい気持ちもある。だが、むしろ、2年前の姿は、だれもが通過してゆく、ほんの一瞬の青春時代の輝きの片鱗をみていただけ、という納得もできる。

あの頃のようなフレッシュで若々しい、ほとばしるような感情を2年間もキープすることは誰でも難しい。人は大人になるものである。

【 #3DLIVE 】 誕生日3DLIVE‼大好きがいっぱいSP‼💛【 #本間ひまわり生誕祭 】

3Dモデルもブラッシュアップされたらしいのだが、それほど大きな変更があるようにはみえなかった。細かなところで調整が入っていたのだろうが、半年以上も時間がかかっていたわりには、モデルの変化のなさには不思議に感ずるところもあった。

もともと3Dモデルをめったに使わない人だから、見慣れていない私が判らないだけで、並べて比べれば、だいぶ変わっていたりするのかもしれない。

よくわからない。

最近仕立てたばかりの私服バージョンの新3Dモデルは見てみたい。

とくに、もし素足モードが実装されるなら、以前やっていたローション相撲のような企画では、より魅力的なものが見られるかもしれない。

3Dこそ、素足の良さは出るのではないかと思う。

ひま【ご報告】コロナで自宅療養してました😢

ひまちゃんは、もともと誕生日3Dライブのあと、お盆は家族と過ごしたいから長めの休暇をとるといわれていた。だから、大阪に戻ったのだと思っていた。

その後、ずっとお休みだったが、長い休暇だな、ぐらいに思っていたのだが、実はコロナに感染して自宅療養されていたようである。

体重も7キロ減ったとか。(ひまちゃんは体重バレしており、ルンパッパと同じだと言われているが、またしても自らポケモンに例えて現在の自分の体重をバラしていた。)

ひまちゃんは、コンビニと自宅の往復だけで感染した、といわれているが、どうだろうか?

ひまちゃんの行動を把握できるわけもないけれど、コロナであるとわかり療養していた期間のタイミングから考えると、東京から大阪に帰省する公共交通機関での人込みで感染して、大阪にいる間は潜伏期間で、まだウィルスもばらまかない状態で、ちょうど東京に帰宅後に発症した、という感じなのではないかなー、と勝手に想像している。

コンビニの往復だけで発症したと考えるよりも、もっと危険性の高い、東京・大阪の往復という行動のほうがリスクが高いだろう、とは思われる。

ラトナプティさんのこと

今月は、プティさんも2周年記念であり、ななひらさんとのMVを出されたりしていた。

また、やはりAPEXのV最協決定戦は今月のハイライトだろう。

また、マインクラフトでの整地(石拾い)雑談も、今月楽しめたものであった。

概していえば、今月のプティさんは、楽しそうにしていることが多く、配信頻度もキープされており、メンタル的には落ち着いているか、一番つらい時期は脱せられたのであれば良いな、と思える感じではあった。

また、ラトナプティさんの配信のチャット欄は「コメント」「スパチャ」「スパステ」の他にさらに「メンバープレミアム」の項目があって、他のライバーさんでは見たことがない。

メンバーシップに入っている人が、その配信中に1回だけ打てる、スーパーチャットに似た無料のコメントのようである。メンバー歴なども表示される。

ギリギリ2周年記念配信/お知らせ2個【ラトナ・プティ/にじさんじ】

【オリジナルMV】琥珀糖のヨット – ラトナ・プティ & ななひら

ななひらさんのことが好きであるとは以前から話されていたが、コラボするとは予想外だった。

また、ミックスには、スタジオごはんに協力してもらっており、プティさんは気づいてなかったらしいが、プティさんのオリ曲「ワンルームプラネット」のシャノンさんが所属しているところだったようである。このように縁とは不思議なものである。

プティさんは、ななひらさんの声が好きだが、自分の声が好きでは無いので、慣れるまで10回くらい聞いた、とか言われていた。プティさんは昔はボイチェンを使って、低いイケボを出すことに憧れていた時期があったらしい。プティさん曰く、一ノ瀬うるはさんの声が、かなり好みの低さらしい。人によっては低いことが悩みだったり、高いことが悩みだったり、自分にもってないもの、自分がもっているものがコンプレックスになったりするから、人というものは面白いものである。

APEX初見ですうううううう【ラトナ・プティ/ロボ子/SUMOMO/にじさんじ】 8/11

プティさんは、それほど社交的な性格ではなさそうに見えて、最近は箱の内外の人たちと気軽にコラボされている。しかし、ホロライブのロボ子さんとのAPEXコラボは予想外だった。

「APEX初見」とタイトルに書いてあるから、たぶん、はじめてのコラボなのだろう。

しかし、ちゃんぽん連発されていたので、楽しく遊べる相性の良い人ではあったのかもしれない。

今後大会などでもご一緒することもあるのかもしれない。

個人的には、おもしろいと思った新しいメモ知識は、「すももさんはPM6:00にご飯たべる習慣がある」ということだろうか。

朝活のマイクラ石ひろい

【minecraft】早朝回収【ラトナ・プティ/にじさんじ】

今月は、朝配信も多く、イブラヒムさんの建築中の巨大なお城のための石材を集める雑談配信を沢山されていた。

まったりとした朝配信になっていて、リモートワークの日には、ラジオ感覚で聞いている日が多かった。(画面をみても石を掘っているだけだし、実質、ラジオかツイキャスである。)

こうゆう、まったりとした配信も良いものだと思う。

こうゆう雑談でも、ときどき興味深い話がきける。

今日は女の子の日だから優しくして、とか話されていて、おお…、という感じである。

スパチャで「お大事に」みたいなものが投げられたりしていたが、まあ、ふんわりとわかっておくことはライバーさんを見ているリスナーには、それなりに意味があるかもしれない。

プティさんは活動歴2年だが、今年にはいっても「ラトナプティは男ではないか?」という書き込みをする人がいるらしい。

私はAPEXどころかFPSそのものをやらないので、その界隈の雰囲気を理解していないのだが、輝海まりなさんが美容室で何のゲームをしているか?という話になったとき、「APEX」と答えたら、女性なのにFPSするんですか?みたいに驚かれていたという話も今月聞いたので、2021年という時代になっても、女性がFPSをすることは珍しい、という意識の人が多いのかもしれない。(その美容師さんが男性なのか女性なのか、若いのか中年なのかは知らないが。もしかしたら、30過ぎの人だったら、まだ、そうゆう考えがあるかもしれない。)

ましてや、女性が大会で上位に入ることなど信じがたい人もいるのかもしれない。

そうゆう人にとって、女性がうまいと思うより、女性のふりをした男性がうまい、と考えたほうが納得できるのかもしれない。

でも、さすがに女の子の日がくる男性はいないから、1つの予防線にはなるかもしれない。

個人的には、リアルスポーツは、男女で筋肉量が絶対的に違うのは生物的に当然なので、差がでるのは当然なのだが、e-Sportsの分野では、筋肉量が勝敗を分けるとは考えにくく、器用さとか判断力や仲間との連携などが重要になるだろうから、それこそ、男女の差などないのではないか、というのが私の現在のところの予想である。ただ、ゲームをしている人口的には男性のほうが多いから、そのとおりの比率で上位陣も男性優位にはなるだろう、という予想はしている。だが、女性も男性と対等に戦えるとわかるようになったら、e-Sportsという舞台こそが男女の区別のない、男女比1:1での勝負の世界になるのかもしれない。(将棋が男女で分けられている理由がよくわからないが、麻雀が男女で分かれていないのは妥当な気がする。麻雀に男女で違いがあるとは思われない。)

また、しばしば「V界隈は優しい人ばかりだよ」「仲の悪い人はいないよ」といわれている意味がわかった。そんな馬鹿な、ただの建前だろ、と思っていたわけだが、どうして嘘をつくのか、と少し嫌気も感じていたのだが、ライバーさんは嘘をついているつもりはなかったのだろう。

ライバーさんは基本的に自宅から配信しており、コラボ相手は自分の気に入った人としかしなくて良い。つまり、嫌いな人と、わざわざコラボすることはないのだ。

会社や学校であれば嫌でも一緒にいなければならない人がいるが、ライバーという世界では、特別な機会でもなければ、わざわざ嫌いな人、あるいは意見があわない人とは接触する必要が無い。

衝突することが起きなければ、わざわざ相手に対して嫌いだとか言う必要もないわけだ。

だから、ライバーがいう「みんな仲良しだよ」という本当の意味は「仲良しとしか遊ばないよ」ということなのである。

気が合わない人とはグループから離れるわけだから、喧嘩にもならない。お互いの立場を尊重しましょう、というだけの話である。

なるほどー、という当たり前の事実に気づかされた感じである。

また、にじさんじのライバーさんのYouTubeアカウントは、最近、スーパーチャットなどの課金が必要な行動がとれなくなったらしい。昔は普通に投げられていたらしいが、今は、もし、どうしてもスーパーチャットを投げたい場合は、ライバー名と同名の別アカウントのプライベートアカウントを作って投げるしかないらしい。

キズナアイさんなどは、わりと気軽に知り合いのVTuberさんたちにスパチャをなげて、親しく交流されているし、1年前ほどまでは、にじさんじのライバーさんや、ホロライブのライバーさんも、記念配信などでは他のライバーさんにスパチャを投げたりする様子は、よく見られたものである。しかし、最近は、にじさんじでは禁止されるようになったらしい。

たしかに、ライバーがスーパーチャットを投げたら、収益の取り分計算とか、どうするんだろう、めんどくさそうだな、とは思っていたのだが、そうゆう問題があるのだろう。

【minecraft】石拾い【ラトナ・プティ/にじさんじ】 8/30

最近は、こういった石拾い配信では、にじ3Dを使った手が動くモデルでの配信を試みられているようである。

スーパーチャットのお礼を読むときに、「~~感謝」といって頭を下げるのがみえたり、手をふったりする。

また、雑談では、親知らずを抜いた話とかも、なかなか興味深くきけた。

子どの頃は歯列矯正もされていたとか。

イブラヒムさんの作った城前の噴水池のようなところに入って、栃木の子供のころの夏の過ごし方、小川にみんなで足をつけていたような思い出話をして、これで夏の思い出ができた、とか語ったり。

そうゆう子供のころの話をきくのも親密さが感じられるものがある。

【#にじさんじラジオ体操部】健康計画終了まで残り” 5日 “【にじさんじ】 8/27 ぷてち・イブヒム回

にじ3Dの「おうち3D」で3人でリポートコラボする、AM6時に早起きすることそのものが目的になるようなコラボであった。

配信をリアタイしたい人も早起きしなければならないからリスナーにも特別な感じになるものだろう。夏休みらしい、おもしろい企画だったと思う。

こうゆう面白くなりそうな企画をライバーが試されるのは、とても配信者らしくて良い。

(私はAM6時は寝ている時間帯ではあるが、学生や電車通勤でAM6時には起きているような人であれば全然アリだと思う。)

VTuber最協決定戦

APEX/V最協決定戦本番!🥺/黛灰/一ノ瀬【ラトナ・プティ/にじさんじ】

うるはさんとプティさんは、よく組んでおられたので相性が良いのは分かるのだが、黛灰さんがAPEXが上手という印象はなかった。

黛灰さん自身、コーチに対してFPS経験はあるから、その経験で動いているだけでAPEXそのものの経験値が絶対的に足りていない、ということは話されていた。

また、こうゆう大会に出ようとしない人だったが、今回、出てみたのは、自分自身が、こうゆう大会を企画してみたいと考えていて、そのために、まず自分が経験してみよう、ということだったらしい。

実際、ラストの戦いでは見事な勝利をおさめられていたので、黛灰さんにとっても思い出深い良い経験をされたのではないか、と思う。

おはようございます【ラトナ・プティ/にじさんじ】

ふりかえり配信では、こころなしかプティさんの心が弾んでいる様子がつたわってきて、本当に、満足した楽しい戦いだったのだろうな、という感じであった。

とくに、最終戦までは13位だったが、最後に編成を変えての11キルからの3位入賞までの突破は、まさに伝説級だっただろう。

この大会はVの大会であり、アマチュアの大会ではあるが、プティさんの配信のコメントをよむと、海外のプロから見ても、評価されるような、おもしろい大会になっていたようではある。

チャットコメントにあった、「ファンはカスタムから成長楽しめて、ゲーマーはレベル上がった大会見れるの結構お得っぽいわね」

という言葉は、なかなか真理を突いているだろう。

ライバーの配信として楽しんでいる人は、ライバーが頑張っている姿を見ることができ、ゲームを観戦したい人は十分に練習を積んだレベルの高い大会での戦いを楽しめる、というどちらの視聴者層にも楽しめるものなのだろう。

ラトナ・プティさんも「凄く楽しい一週間でした」とツイートされていたので、満足されていたのだろう、と思う。

ただ、プティさんは、自分はダイヤ3なのにCRカップでのポイント数が+8になったとか語られていて、前回のCRカップ直後に誘われてきたチームには、ひとまず、全部お断りの連絡を入れたらしい。いままで、プティさんは知名度と実力のわりにコスパのよい人という評価だったらしいのだが、ちょっとナーフされてしまった感じのようである。

組みたかった人とも断ったから、少し残念そうである。

【新衣装3Dお披露目】夏だっ!海だっ!水着だっ! 【Vtuber/千草はな】

今回は、VirtualCastの海を舞台に、千草はなさんが、新衣装である水着の披露をされていた。

トロピカルな麦わら帽子に、くそでかしっぽに浮き輪を刺した、愛らしいアバターになっている。

はなさんは、VirtualCastを扱うのが上手な人であり、実際に自分でもVirtualCastを触ってみると、千草はなさんの創意工夫と熟練さが、より分かった感じがする。

こうしてふりかえると、冒頭で今月はダウナーだったとか書いていたが、書くことも沢山あって、結局、今月も楽しめたことは間違いない。

以上、おわり。

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