2019/9/12 Vtuber(おもにドットライブ系)を引き続き楽しめていること

8/12にVTuberにはまっていると書いて以来、ほぼ毎日、毎晩、ドットライブのアイドル部のリレーを見ている。空き時間には、にじさんじのひまちゃん委員長のアーカイブや、深夜の長時間配信を途中参加で見せてもらっていた。

十分楽しい時間が過ごせていて、正直、他のVTuberグループ、あるいは、にじさんじの他の配信者はまわりきれていない。というか、時間がぜんぜん足りない。(燦鳥ノムさんとか、キミノミヤさんとか、いくつか興味引かれる人にはチャンネル登録はしてある。)

VTuber本人も興味深いひとたちが多いけれど、ドットライブ系には、それぞれ統率のとれたファンがついている感じで、コメントを追ったり、流れてくるツイートを見たりするのも、なかなか興味深い楽しみがある。

ライブ配信は、視聴者のコメントをひろって相互作用が生まれるのが良い。

なので、私はコアな白組さんではなく、ドットライブ系 + そのファンを「草葉の陰から見守る系(傍観勢)」の立ち位置で見ているかんじである。

8月から今日まで、アイドル部でかなりの時間を視聴したが、印象的には
花京院ちえり
八重沢なとり
の二人がダントツで、
神楽すず
メリーミルク
カルロピノ
夜桜たま
を、ほぼ同程度でよく見た印象がある。
(あくまでも印象なのだが)

8月のお盆シーズンは、ちえりさんが精力的に配信して、とくにDonut County回の茶番ではじまるアテレコ劇はかわいさドバドバだった。バイオハザードRe:2シリーズ も完結したが、この手のゲームも、すごくお上手で、ネタも挟みつつ、しかし緊迫感も随所にあり見応えあった。

そのあと、なとりさんの誕生日ウィークでは、誕生日動画配信では、電撃系芸人風なとりさんも、歌の好きな真清楚なとりさんも見られて、deemo配信回では妄想劇場、全肯定モンハンなど濃厚な回ばかりだった。

神楽すずさんは、ウクレレ配信 では真清楚回復回と表される歌のお上手な姿を披露していたが、ゲーム配信では、ロボットものがよく似合っていると言われている理由が分かってきた。ゲームをすごく楽しんでいて、もっとうまくなりたいと思っている感じが伝わってくる。子供のころはゲームをさせてもらえなくて、もっと遊びたかったみたいなことを話していたので、いま、それを回収しているのかもしれない。

メリーミルクさんは、配信数は少なかったかもしれないが、お絵かき回①マイクラ回① もすごく楽しめて印象に残っている。しゃべり方は高音でかわいらしいのに、進行がパワー系で、パワーミルクというワードがすっかり定着した感がある。なにより本人が、すごく楽しそう。率直にいって、すごく良い。

8月後半からは、とくに、この4人の印象が強く焼き付いた。
本当に楽しく過ごせた1ヶ月だった。

ツイッターで流れてきた「アイドル部非公認データ分析課」の8月集計によると、(どうやって数字を調べているのかは知らないけど)

ドットライブ全体での投稿本数は以下のようになっているらしい。

電脳少女シロ34
カルロピノ23
もこ田めめめ22
花京院ちえり20
夜桜たま18
八重沢なとり15
神楽すず15
金剛いろは10
メリーミルク10
ヤトマイオリ6
北上双葉5
ばあちゃる4
猫乃木もち1

15というのは隔日配信だから、それだけでも十分すごいと思うけど、20日以上は、かなり精力的に活動しているといえると思う。

数字でみると、ピノ様がアイドル部でもっとも多く配信されていた。
私の視聴時間帯と会わない部分での配信が多かったのだろうか、トップ配信数という印象はなかったが、わりとよく見させてもらった気がする。

とくに「2119年8月17日に配信された」ていの未来配信回の演出はとても面白かったし、深夜廻り回、それに、千と千尋の同時視聴回は、私は同時視聴しなかったが(だいたい場面はわかるので)ピノ様の話を聞いているだけで、すごく楽しめた。

ピノ様は本当に生き物がお好きなようで、AFRIKA回とかは、かなりウキウキな感じが伝わってくる。 加えて、カニの喧嘩(Fight Crab) みたいなネタもこなせる、案外オールマイティな人だった。ピノ様も、案外、パワー系でした。

めめめさんはアイドル部でも、ピノ様と同等数配信されているが、印象的には、ずっと少ないと思っていた。
配信をセーブしているのかなと思っていたぐらいだ。
多分、単に時間的に視聴できない回が多かったのだと思う。
しかし、風鈴の鳴る落ち着いた雰囲気の朝雑談① とかはとても良かった。印象に残っている。
深夜の朗読回 では、お姉さんボイスを沢山聞くことができた。こうゆう声も良い。

再生数で、たまさんが多いのは、やはり麻雀ファンがついているからだろう。
延々とやる長時間マイクラ配信とか、まったりとした雰囲気の作業しながらの雑談が耳に心地よい。

夜配信を聞いて私が寝落ちする率は、たまさんの配信が断然多い気がする。声質が柔らかくて、よく抑制された、あまり上下しないしゃべり方なので、聞いていて耳に心地よい。しかし、よくよく配信を聞いていると、普通に叫び声を上げるし、お勧め動画に出てきた「夜桜たま悲鳴集」をみたら、2D時代からマイク貫通型悲鳴を上げていらした。もしかすると、いまの抑えたしゃべり方は、経験を積んだ上での「そうならないように意図的に抑えたしゃべり方」なのかもしれない。(その結果、「あざとさ」も獲得したのかも?)

イオリさんは、おしゃべりが好きすぎるのが特徴だと思っていたが、加えて、横スクロールアクションがとてもお上手で、且つ、大好物だと分かってきた。
マリオメーカー とか、LIMBO とか、みていて楽しそうにプレイしてくれる。絵描き歌シリーズは、為濃度が極めて高くて、なんだかよくわからない不思議なものを見せられたような、形容しがたい笑いがこみあげてくる。(しかし、本人は「為」ではないと主張されている…。)
配信数こそ、それほど多くはないが、思った以上に多彩な人だった。

なお、カエルにトラウマもあるらしく、キノコ+カエルの画像をみつけてマジでパニックぎみになっていて (39分)、イオリさんのあまりのいやがりぶりに、むしろ、画像を送った謀反マンがひとり空気を読み違えた人みたいになっていて不憫な感じだった。(ここまで嫌がられるとは思ってなかったのだろう。ドンマイ…。)

あと、金剛いろはさんだけど、マイクラ配信で、ネザー経由して遠出したは良いが、 配信終了時間までに帰れそうにないからといって、あっけなく自殺してダイヤ装備ロストしてまでしてリスポーン地点に戻るのは自虐がすぎる。いつもアホの子みたいに不憫がられているけれど、リアルでも自分のことを大事にしてないような感じがしてちょっと怖い。ゲームの中といえども、めめめさんみたいに、命乞いして生き延びて、なんとか帰ろうとして欲しかったかな。(というか、そこまでして戻らなければならない理由はなかったような…?)
最近のマリメ回では、いろはさんのかわいい声からかわいくない声まで幅広く聞けて楽しめた。

あと、これは「にじさんじ」だけれど、本間ひまわりちゃんは 視聴する回数がふえるほどに、良いなと思えるVTuberである。

シロ生誕祭に委員長と一緒にお呼ばれして、その後も他社のホロライブにもでて、その深夜、楽屋っぽいところから生配信して、興奮冷めやらぬ体で大きなイベントが終わったことをリスナーに伝えたり、あるいは、忙しくなるから今のうちにやり貯めるといってモンスターハンターワールド・アイスボーン(PS4)の解禁前日の23:30から待機して0:00解禁と同時にゲームをはじめて翌朝昼近くまでプレイする長時間配信をしたりとか、ゲーマーズ出身で、ゲームやってきただけなのに、みんなに、これだけチャンネル登録してもらってうれしいみたいなことを言っていたけれど、本当にゲームが好きで、且つ、とてもリスナー思いで配信に精力的なVTuberさんだと思う。

DotLive・にじさんじが好きな点

DotLiveは、シロちゃん(と馬P)を除く、アイドル部+メリーミルクのメンバーは基本的にライブ配信のスタイルであり、にじさんじも基本的にライブ配信のスタイルだが、このライブ配信のスタイルは、VTuberにとって2つの理由で適しているように思う。

  • コンテンツの質と作業負担のバランス
  • 自分のやりたいことができる。

シロちゃんもアイドル部の子たちと同様にバストアップだけの配信も可能っぽいようで、
9/7配信の「IQが高い人にしか解けない激ムズパズル【アハ体験】」では、いつもと違うマイクと、雨音・雷鳴のような背景音を入れるとか、いつものスタジオ収録ではない感じがあって新鮮な印象があったが(というかスタジオ収録できない何か事情があったのかもしれないが)、いつも基本的にはスタジオ収録である。

スタジオ収録はクオリティの高い動画を作れる半面、人手も工数もかかるので、シロちゃん本人も、かかわるスタッフの作業負担も少なくないはずである。
負担が高いということは高コストということもあり、必然的にコストに見合うクオリティが求められることになると思う。
その場合、一般的に、プロの演出家、劇作家のような人間が入ることになると思う。

シロちゃんは好きにやらせてもらっている、と公言しているし、実際、キャラが「清楚(VTuber)」になってしまった経緯から、シロちゃんの言動はシロちゃんがコントロールしている部分が多いのは本当のような気がする。
シロちゃんが自由に配信できたのは、たまたまAppLandが芸能とは分野の違うゲーム会社だったからかもしれない。

もし、芸能プロダクションだったら、売り出し方、キャラ付けは強くコントロールされるはずだし、芸能とは関係なくても資本の大きな会社がキャラクターを売り出そうとしたのであれば、やはりプロの構成作家のようなものを雇ってしまうだろう。
演者が自由にアドリブできる場所があるとしても、話の大筋は決められていて、しかも「ここで、こうゆうことを言って盛り上げましょう」みたいなアドバイスも入るはず。
そうゆうのは、やらされ感、やらせ感がでてしまう可能性があると思う。

それに対してアイドル部のメンバーや、にじさんじのライバーさんたちはライブ配信なので、基本的に配信時間が1時間であれば1時間で終了する。編集時間はないし、取り直しもない。配信頻度も自分のスケジュールで決められて、配信場所もスタジオではなく自宅からできている。
(にじさんじはスマホから配信できるから旅行先からでも配信できる強みもある。)
加えて、アイドル部やにじさんじのVTuberを見に来ている人たちは、楽しくやっている雑談やゲーム配信を見に来ているから、プロの構成作家もいらないだろう。

このゆうお手軽なライブ配信スタイルは、配信者本人のやりたいことがやれて、コンテンツの面白さを維持しつつ、配信者の負担も抑えられるスタイルなのではないか、と思う。
VTuberはリアルの世界には出て行けないが、むしろ、コンテンツ系との相性はリアルよりもずっと親和性が高いので、むしろ、VTuberなら、この領域を攻めるべき感じがある。
もちろんYouTubeの規約違反はできないし、関係各所のネゴが必要なものは勝手にはできないだろうが、ある程度、自由がある感じが、とてもVTuberには合っている気がする。

とくに、にじさんじの委員長こと、月ノ美兎は、自分自身が構成作家向きだという点が、彼女の配信のおもしろい理由かもしれない。
同じ理由で、メリーミルクさんも自分で演出をつくれるところ良い。

あと「ゲーマーズ出身の笹木咲」さんの引退→復帰のいきさつは、最近知ったけれど、「自分が好きだったゲームの配信が権利の関係でにじさんじではできなかったから引退」して、「運営ができるようにしてくれたから復帰」した、という、すごく真っ直ぐでわかりやすい姿勢だと思う。
このぐらいの「自分のやりたいことをやる」という感じが、ライブ系VTuberの理想的で無理のないあり方のような気がする。

この復帰動画のコメント欄には
『貴女を知ったときには、 貴女はもういませんでした。 おかえりなさい。 はじめまして。』
というコメントに2800以上も「いいね」がつけられている。
おじさんにも分かる…、これがエモいってやつだ。

VTuber界隈における、不穏なコップの中の嵐のこと

VTuberを見始めて3ヶ月程度だが、それまで関心がなかった = 聞こえてなかった悪いニュースも、ようやく耳に入るようになった、ということがある。
あまり否定的な想いをブログに残すと、あとから後悔しそうだけれど、いろいろと想うことがあったので残しておく。

≪ キズナアイのこと ≫

キズナアイが二人に分裂して現在は四人に分裂してファンが動揺している、という話は、私はキズナアイさんのファンではないので、どうしてファンが動揺しているのか、よくわかっていない。
どうしてこれが「VTuberの終わり始まり」みたいな言われ方をしているのか?
そんな大事なのだろうか?よくわからない。
ファンが離れている = 終わりの始まり、というような記事はみかけたが、ファンが離れた理由が、よく分からないのだ。(実際に、どのぐらい減ったのかもわからないのだが。)

リアルの俳優と違って、同じ外見を別の人が演ずることは現実に可能なわけで、負荷分散や、シチュエーションごとに中の人を切り替えるアイディアは、アリだと思う。
アバターが同じVTuberが3人増えただけのことで、それはVTuberなら可能な事である。

キズナアイをはじめとする四天王組は、これまでにないVTuberというあり方を切り開いてきた開拓者なわけで、キズナアイという存在を冗長化・仮想化する、というチャレンジは、どうなるのか興味がある。

ファンを急な変化で驚かせて混乱させてしまったのは悪手だったとは思うが、それほどネガティブな話ではなく、落ち着けるところにゆくのではないか、とは思っている。

加えていえば、VTuberには「中の人なんていない」という建前があったようだが、それはあまり重要ではなくて、うっかり身バレしたって問題ないと思う。

中の人なんていない、という建前を通そうとするから、違う人が同じアバターを演ずるときの説明が付かなくなる。
中身を露出させたり匂わせたりするのは違うと思うが、アニメキャラに「中の人はいない」といっても、それはウソだし、みんな、中に人間がいることはわかっている。

シロちゃんが小峠教官に返した「電気を使うのは少しだけで、教官と同じ楽屋弁当をたべているよ」みたいな返し方は、事実を偽りなく表していて、とても誠実だと思う。

≪ シロちゃんの見た目が成長したこと ≫

ファンを急な変化で混乱させたのは、シロちゃんも、である。
シロちゃんの2才のお誕生日配信でアバターの大きな変更があった。

それまでシロちゃんは季節ごとの衣装変更はあったが、今回は顔の造形や髪型も変えてきた。それまでの、まんまるのお顔から、成長した卵形になった。
中の人に寄せたのか、なんなのかは分からないが、とにかく「成長」した。
シロちゃん自身も、すごく気に入っているような感じだった。
アップランドの少女兵器大戦(http://shojoheiki.com/) のゲームキャラのデザインだったシロちゃんが、ゲームとは別の、独立したキャラクターになった、ということと理解した。

私はVTubeの見た目が成長することがあってもいいと思っているから、この変更はアリだと思ったが、そうは思わない層も一定数あったようである。
(というか、一ヶ月たっても、まだ言っている人がいるんだが…。)
(前のアバターのデザインも、相当秀逸だったので、あれが好きという人がいるのは分かる。)

たしかに、顔がいきなり変われば、声や言動が同じでも別人と認識するのが普通だろう。

以上のことからいえることは、VTuberは仮想の存在ではあるが、視聴者はリアルな人として接していて、だからこそ、驚かせるような変更は好まれない、ということだろうか。

≪ 流石乃ルキ/流石乃ロキ が引退したこと ≫

流石乃ルキ/流石乃ロキの引退もあった。

電脳少女シロを知るきっかけとなったのは、YouTubeを連続で見ているときに頻繁に差し込まれた、流石乃ルキ/流石乃ロキの広告だった。

猫耳・狐耳はわりと好みなので見に行って、1曲良い動画があったので、これにいいねして購読したら、シロちゃんの動画がお勧めに上がるようになったのである。

8/12に日記を書いたから、ひさしぶりに見に行ったら、動画のコメントがファンの悲しみに溢れていて、何事か?と思ったら、8/10に引退を表明されていたのだった。

運営のCyberZ公式アナウンスでは「マネタイズの失敗」「中の人の負担」等々があげられていたようだが、6月の時点で広告を打っていながら、8月初旬に引退表明ということには、ちょっと急な印象をうける。

でも、この件について思うことは、いくつかある。

「流石乃ルキ/流石乃ロキ」は2018/10活動開始なので1年もやってなくて、それでも登録者数10万人には達してリアルイベントに参加するファンも獲得しているわけだから、決して悪い数字ではないと思う。(広告を沢山だしていたからかもしれないけれど。)

しかし、「流石乃ルキ/流石乃ロキ」は、どうみても高コストな動画作成スタイルだった。

声優を二人も使って、短い茶番劇からはじまって、フルボディトラッキングの歌と踊りを演じたあと、また茶番劇で閉める、というスタイルの動画だが、どう考えても、時間と労力、脚本家や振付師をはじめ、多数のプロの手がかかっているように見える。
これを低予算で作れるとは、到底思えない。

このスタイルでは、どうやっても全然コスト、労力に見合わない気がする。
(どうゆう収益化を計画していたのかは気になる。)

引退表明がファンとっては唐突だった点も気になる。
内側では前々から相談していたとはいうけれど、ファンは8/10まで、「流石乃ルキ/流石乃ロキ」が順調だったと完全に信じていた人が多かったように見える。

演劇タイプのVTuberの問題点は、ここにあると思う。
弱音を聞ける場所がないから、中の人が不調なのか、やめたがっているのかもわからない。何でも隠せるVTuberでも、中の人の感情は隠してはならないものなのかもしれない。

だから、この「演劇タイプのVTuber」は、今後も、コスト的にも、運営的にも、うまくゆかないのではないか、と思う。

そもそも、録画配信で歌と踊りをやらせるなら、それこそMMDみたいにモデルを歌にあわせて踊らせればいいだけだから、VTuberでやる必要さえない。

生のリアクションがないVTuberは、コンテンツとして成立しないのではないか。

≪ 雑多なもめ事 ≫

上に比べれば、まったくどうでもいい感じではあるが、この1ヶ月で、アップランド界隈でも、にじさんじ界隈でも、小さなもめ事っぽいことはあった。

シロ誕生祭イベントから1週間後のシロ生配信で、馬Pの生配信もあるから見てね、とバトンタッチされた馬Pが、めめめさんの単独ライブの告知をしたあとで、なにか不満そうにぶつぶつ説教をいいはじめたことがあった。

どうやら誰かがアイドル部とアイドル部以外がコラボをすることにツイッターで不満を表明したらしく、それに対して馬Pが「そんなことネット上で表明しないでくれよ、受け入れろ、やってみて駄目だったら文句をいえよ、やるまえから文句いうなよ、おまえらモンペだよ」みたいなことを言ったのだ。
文脈的には、アイドル部を子供、リスナーを親に見立てて、子供が誰と遊ぶか口を挟むべきできないでしょ、みたいな感じだったと思う。

そもそも、そんなクレームがネットに上がっていたことは、そのときに知ったのだが、まあ、実際、だれとだれがコラボするかはリスナーが決めることじゃなくて、アップランドが決めることだし、そもそも企業案件なら向こうからの要望かもしれない。
しかし、生配信で全リスナーにモンペと言うのは無関係な誤爆が多すぎる。

キズナアイも1号が引退したわけでもなんでもないのにファンが動揺したりしているのも、好きになったものを無かったことにされてしまうかもしれない不安感なのだろうし、今回のファンのクレームも、アイドル部を馬鹿にした過去のあるVTunerとの共演だから、虐められるのではないかと親心として不安になったのかもしれない。(わからんけど)
(しかも、アイドル部は、みんな清楚(v)系だから、きちんと弄り返せる気もするけど。)
(めめめさんが「みんな知らないかもしれないけど、VTuberの世界って、あったかいんだよ」みたいなことをいっていたのは、この件と関係していたのかもしれない。)

だから、ヘイトを自分に向けるとかではなく、そうゆうファンの不安をケアする言葉を言ってほしかったような感じはある。ただ、馬P自身もリスナーが相手先に迷惑をかけたり、アイドル部たちのコメント欄が荒れたりしないかという不安をもっていて、それで、ああゆう発言になったらしいので、馬Pも不安を抱えているVTuber当事者の一人なのだな…、とは思った。

とはいえ、まあ、結局は、これもコップの中の嵐なんですけどね…。

不穏なのは、にじさんじのひまちゃんの配信中にもあって「自分のサムネは、みんなに使っていいよ、って言ってあるから、他の人の配信で使われていても許可とっているのかとか言わなくてもいいよ」みたいなことを言っていて、なんのことやら?とおもったら、どうやら、にじさんじ内で他人のサムネを使ってからかう配信があったらしく、使われた側が文句をいったら逆にリスナーたちに、そんなことで文句言うからおまえは底辺なのだ、みたいに煽られてコメント欄が荒れて閉鎖した、というイジメ(?)があったらしい。(実際のものは見てないけれど。)

にじさんじは、所帯が大きくてVTuberの年齢の中央値も若そうだし、アイドル部とちがって相互コラボが許可されているので、みんなで「わいわい・がちゃがちゃ・いちゃいちゃ」やっている感が強い。
だから雪山人狼 とか、マイクラとかの相互配信 *2 (まとめ)とかが、すごく面白い。
(たぶん、ファン層もVTuberと同世代の若い子たちが多いだろう。)

しかし、だからこそ、いつイジメのようなものも発生してもおかしくないとは思っていた。

このあと、月ノ美兎さんがひまちゃんとの百物語の耐久配信後半、眠くなってリアクションが薄くなっていたことを「降霊術によりアバターに一般女性の魂が入ってしまい、かわりに自分が記憶喪失になった」というネタにした動画を作っていたが、その中で、いろんなメンバーのサムネを使っていたのは、このあたりの流れだったのかな、と思ってみたり。

まあ、これもコップの中の嵐ですね。一歩引いたら全くの無風なのだよね。

というか、残念なことに、キズナアイの件もふくめて、VTuber界隈の嵐は、全部、コップの中の嵐なのだよね…。

今はシロちゃんやアイドル部、にじさんじの方々を知ってしまったから関心あるけれど、3ヶ月前の自分にとっては、そんなことは、どうでもいい話だったと思う。

最近、知り合いに、VTuberがすごく面白いよ、といっても、ふーん?みたいな反応で、ぜんぜん食いついてこない。
VTuberは、一般人はもとよりオタク層にさえ届いていないのだよね。

だから、テレビ朝日の番組ガリベンガーVに出演したり、書籍としてピノラボや、たまーじゃん、といった本を出してアプローチしたり、企業とコラボしたり、リアルイベントに積極的に出ようとするアップランドのやり方は、真っ当だと思う。
まずは、いろんな人に知ってもらわないと始まらない。

コラボする企業としても、広告効果を最大にしたいわけだからファン数の多い人に出てもらいたいというのは当たり前で、その上で、特定のVTuberに偏ると客層が偏る恐れがあるから、系統の違う人も呼ぼう、というのは分かる。

また、日本での購読者数が伸び悩んでいるのはVTuber界隈全体の課題だから、海外に出るというのは普通に有りだと思う。工場建設とか必要ないわけだから、プラットフォームさえあれば日本という枠を出ることは、それほどハードルは高くないような気がする。アニメも漫画も輸出に力を入れているのに、VTuberはやらない、という選択肢はありえないだろう。むしろ、物理的に人が移動しなくても世界の裏側でも理屈上はライブできるのがVTuberではないか。(まあ、技術的には遅延とかあるから違和感があるかもだけど。)

海外でVTuberという普及できるかどうかは分からないけれど、電脳コスプレみたいなものだとすれば、普及の下地はあるかどうかは微妙なところか。
(日本だと、伝統芸能の歌舞伎がコスプレみたいなものだし、コスプレ文化がVTuberにつながったのではないか、と思う。)

また、もし私も、シロちゃんを見ることなく、キズナアイやミライアカリあたりを見ていたら、たぶん、数本だけVTuber動画をみて、そのまま終わっていたと思う。
アイドル部や、にじさんじを見ようと思うこともなかったと思う。

私には、シロちゃんがハマったけれど、他の人には違うタイプのVTuberがはまるかもしれない。だから、ちがう系統のVTuberを混ぜて出演させる、というのは、結構、VTuber界隈全体にとっては大事なことなのかもしれない。

シロ生誕祭イベントを読み違えたことについて

8/24には東京の豊洲ピットという、「東日本大震災復興のためのチャリティーイベントの活動拠点として建てられたコンサートホール」で、テレ朝のガリベンガーV公開収録と合同開催となったシロ生誕祭があった。

このイベントには、アナウンスがあったときから参加する気はまったくなくて、テレ朝動画のネット配信も金額が高すぎて視聴するつもりもなかった。(期限付きネット配信が2番組5時間分だとしても16000円は普通に考えて高いから、一部の太客向けコンテンツだと思うでしょ?)

こうゆう、リアルイベントは、本当にシロちゃんが好きで好きでたまらない熱心な太客さんがゆくべきだし、そうゆうイベントだと思っていた。ライブ配信のスーパーチャットで万札を投げ入れるような人たちのことだ。

熱心なファンへのファンサービスの場として誕生祭があるのだろう、という認識だった。

そうゆう熱心なファンを、わたしは尊敬していて、かれらのおかげでアイドルやアーティストの活動が支えられるのなら、あまりお金を出すことのできない他のファンにとっても頼もしい存在だからである。(たとえていえば、寺社仏閣の造営費は一般参拝客の賽銭だけで賄えるものではなく、篤志家からの寄進が必要なことに似ている。)

今回のチケット代金は16000円で、単体のイベントとしては高いと思うが、2つのイベントの抱き合わせだから、各8000円のチケットとすれば妥当な金額に見える。
よって、2つのイベントをはしごするような、太客さん相手のイベントであれば、まあ、そうゆう価格設定もあるか、という感じだった。

しかし、これは完全に読み違えだった。

8/24当日は家でたまっていた事務関係のパソコン作業をしていた。

ガリベンガーV祭りは見るつもりはなかったのだけれど、冒頭部分だけ無料で見られるというのでテレ朝動画で見て、なかなか凝った導入部だなぁ、と思って、そのあと気になってしまったのでツイッターでハッシュタグ#ガリベンガーV夏祭りを流すように開いていた。

流れてくるツイッターの流速が速くて、みんな、ものすごい盛り上がって楽しそうだなぁ、とか思って眺めてた。とくに「兄貴」が歌ったあたりは、音声は聞こえないのにどんどん流れてゆくツイッターから、みんなの興奮が伝わってくるんだよね。
たくさんの人が「これは16000円の価値があった」と満足していて、思っていた以上にすごいイベントなのでは?と思い始める。

ガリベンガーVの開場時にもスムーズに客が入れず開演が伸びる不手際があったようだが、シロ生誕祭との客の入れ替え時にも時間がかかっているようだった。ただ、シロ生誕祭は開場内にはいると、クセになるような「為音頭(?)」がながれていていたらしく、みんなが話題にしていて、いったいどんな音頭なのか、とても興味を引かれた。

また、ガリベンガー&シロ生誕祭は抱き合わせ販売だが、チケットは別々で、どうやらガリベンガーVとシロ生誕祭で席順を逆にすることで、ガリベンガーVが後方だった人は生誕祭では前方にこられるように、といった配慮がされていたようだ。(本当かどうかはしらないが、何人かが、そんなことを指摘していたような気がする。)

で、シロ生誕祭の冒頭部分も、テレ朝動画で無料で見られるということで、こちらも見てみた。

シロ生誕祭は、冒頭からシロの新曲「叩ケ 叩ケ 手ェ叩ケ」が公開されて、これは生誕祭に行けず配信のお金も払えない白組さんたちへの救済策か…?、という考えが思い浮かぶ。そのあと、すぐに有料配信に切り替わったので、これもツイッターのハッシュタグ#電脳少女シロ生誕祭で現地民・ライブ視聴勢の動向を眺め続けることにした。

やはりツイッターからは、シロちゃん自身が企画したらしい「為企画」がつぎつぎと紹介されてきて、シロちゃんが本気で、このイベントのためにいろいろ準備してきたことが伝わってくる。

そのときの、ようやく、「しまった…。これは読み違えていた、太客イベントなんかじゃない。シロちゃんから白組全員へのメッセージではないのか?これは白組全員が見るべきイベントだった!」と思い至ってしまう。

そのあたりから、今からでも期限付き配信を16000円で買うべきか、このまま見ないでもいいものだろうか、という気持ちが膨れ上がって悶々としてしまう。

“買えないことはない…。だが決して安くはない。現地に行けなかった太客さんたちなら、この動画は絶対に満足するだろう。太客でない白組さんでも、ぜったいに見て後悔するような内容じゃない。でも…16000円は間違いなく高い。どうゆうことだ、これは白組であることを試されているのか?俺は白組なのか?、やはりただのニワカとして傍観しているのが正解なのか?”という思いがグルグルしはじめて、パソコン作業がぜんぜん進まなくなってしまう。

もちろん、リスナーを選んでステージにあげるという、太客さんたちへの接待らしい企画もいくつかあったようで、一部の人は「お金を払って見に来ているステージに素人をあげるなよ」みたいな意見もあったようだが、どんなコンテンツだったのかはよくわからないのだが、白組さんがシロちゃんの企画に直接参加するようなもので、結構盛り上がっていたようだ。

ツイッターで流れてくる、そうゆう企画を読みながら思ったことは、「シロちゃんパリピじゃん…。パリピが嫌いなんじゃなくて、本当はパリピになりたかったんだね…。」という感慨にも似た納得感だった。本当はパーティが嫌いなおなごはいないよね。

途中機材トラブルかなにかで舞台切り替えがうまくゆかず、エビフライ型着る毛布(?)でスヤピーしているシロちゃんの映像のまま、結構の時間、待ちが発生していたようだ。休憩なのかなんなのか分からず、トイレ休憩にいってもいいのかどうか迷っているというツイートが流れてきたり、そのうち、何もないのに集団でサイリュームを振り始めるニキたちがでてきたりして、しかし、それで祭りの高揚感みたいなものが伝わってくる。

最後にはシロちゃんの新曲2つも追加でお披露目されてフィナーレとなり、終盤にかけては、会場やネット視聴民の盛り上がりがすさまじくてツイッターの流速が速すぎて追うのが大変だった。片手間に、ちらちらツイートを見るようなものではなくて、何が起きているのか片時も目が離せない感じになっていた。

現地参加も視聴参加もしていないのに、ただツイッターを見ていただけなのに、皆の感動が伝わってきて、終わった後には、なぜか祭りの後の感傷的な余韻に巻き込まれてしまった。
結局、昼過ぎから22時近くまでツイッターを眺めるだけでパソコン作業は、ほとんど進まず、気持ちが揺れるだけの時間になってしまった。

今更、ああ、これは駄目なやつだ。やっては駄目なやつだった、と思う。
この感覚は「お祭りの日、近くから祭り囃子が聞こえるのに家から出してもらえない子供」みたいなやつだ。

まず、生誕祭の趣旨を読み違えていたということ。この生誕祭は、白組さんなら全員見るべき、シロちゃんの曲が4曲も発表された、シロちゃんから白組さんへの想いの詰まったイベントだったということ。白組さんなら全員見た方がいい、と断言できそうな内容だったこと。シロちゃんは白組全員に見てほしいと思っているだろう、ということ。
(そして参加、視聴できた方は、すごく満足しているはずだろう、ということ。)

だから「白組であることを試されたのか?」という気持ちが拭えない。
だが、アップランドやシロちゃんが「白組さんなら16000円払えるよねぇ?」みたいな踏み絵を踏ませるようなことをするだろうか?
そんなことは、しないだろう。

終わってみてからの、まったくの想像だが、これは2つの掛け違いがあったのではないか。

そもそも、2.5時間イベントでサイリュームを振り続けて、つづけて更に2.5時間サイリュームを振り続けろ、というのはイベントとしてハードすぎる。
ツイッターを見ていたら、実際、最初のガリベンガーVが終わった時点で疲労困憊して帰らざるをえなかった人も何名かはいたようだ。(生誕祭に参加できずに悔しかったはず)
なので、おそらく、もともとの企画段階では、会場は押さえていても、イベントは分離していたのではないか?
だが、なんらかの事情であって、抱き合わせ販売になって高額になり、その高額を負担する現地組の不満がでないようにネット配信も抱き合わせの同額販売になったのかもしれない。

もう1つの齟齬は、シロちゃんがかんばりすぎたことだろうか。
「いつもと内容はあまりかわらないけど、せっかくのリアルイベントだから、ちょっとだけ趣向を凝らしてみたから、都合のあう人はぜひ来てみてね」ぐらいのノリだったら、ファンとしての不参加の罪悪感はなかっただろう。

しかし、来てくれた人にいっぱい楽しんでもらいたい、という気持ちがあったのかもしれないが、「特別な日に、ファンのみなさんと一緒にお祝いして、いっぱい楽しんでもらえるように、すごいサプライズも用意したよ!」みたいなイベントだと、お誕生日会に参加しないことの罪悪感、疎外感がすごい。

例えて言えば「お姫様の誕生祝いにゆきたかったのに、お皿が12枚しかなくて呼ばれなかった13番目の魔女」みたいな感じだろうか。
「あれ、どうして俺、参加していないんだ…?。おかしいな…。俺に金がないから?仕事が忙しいから?」みたいなことを想わせてしまったのなら、闇落ちしそうである。

シロちゃんのファンの学生が、バイト終わってチケット買おうとおもったら既にSOLD OUTしていて、意気消沈して、もう何もやる気が起きない、みたいなことをツイートしていたが、現地にいきたくてもいけなかった人は大勢いるはず。

じゃあ、しかたないから期限つき有料ネット配信を16000円でみるかー、と軽く払えるお大尽さんが、どれだけいるか。高いけれどシロちゃんを祝いたいからお金を払ったのだろう。
だから、これは白組さんの踏み絵みたいなものになってしまった。

(アイドル部のファンは年齢層が高そうだけど、シロちゃんにかぎっていえば高校生、大学生ぐらいが多いようなイメージがある。ネット配信に気軽に払える金額ではないはずだ。)

もちろん、シロちゃんにもアップランドにもテレ朝にも、そんな意図はないだろう。

人は勝手に自分の中で踏み絵をはじめてしまうもので、ソシャゲの推しのイベントのあと、ぷっつり消息不明になるギルマス、「爆死した」と書き残して二度とゲームに戻ってこないフレンドのように、たぶん、自分の中で踏み絵を踏んでしまったのだと思う。俺の信仰心は折れてしまった…、みたいな感じで去って行ったのだろう。

運営からすれば、勝手に爆死して嫌いにならないで…、と思うだろうが、勝手に自分で踏み絵をつくるニキはどうやっても出てくるだろうね。

つまり、そうゆうことだ。これは完全に自分の問題なのだよね。
私がもやもやした気持ちになってしまったのは、勝手に踏み絵のように思ってしまったこと、初志貫徹できず、見ないと決めたのに見たいと思ってしまった自分の弱さだ。
(率直にいって、テレ朝のさわり無料映像にまんまと乗せられてしまった、ということかな。)

それでも、一週間後のシロ生放送で、現地にゆけなかった白組、ネット配信を視聴できなかった白組さんへのフォローもあって、まだファンでいてもいいといわれた感じがして、これには救われた。

あと、たまさんが描いた、ドットライブ集合イラストの大きめのアクリル精細絵 が46000円で予約受注発売された。これについて高すぎるという意見が散見されて、これに対してなのか「アイドル部は応援しているけど最近のドットライブのやり方は気に入らない」みたいなことを言っている人もいて、たぶん、最近の出来事といえば高額チケットや高額商品のことをいっているのではないか、と勝手に推測するが、絵の値段は材質と大きさで決まるから、このアクリル精細絵については、この大きさなら4万円台は妥当な水準だと思う。
私にとって、これは踏み絵ではなく、単に予算範囲外、というだけのことである。
(たまさんも、もし余裕があってお迎えしてもよいと思うのなら、と念を押していたし。)
これはお金に余裕があって、良く映える場所、人に見てもらえる場所に飾ることのできる人に買ってほしいものである。(いまみたら、すでに売り切れていたけど。しかるべき太客さんのところにいったものと思われる。)

以上、1ヶ月間の感想終わり。

カテゴリー: 未分類 タグ: , パーマリンク

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください